東京都品川区のしながわ区民公園の中にある、しながわ水族館をご紹介します!
品川区が所有する公営(区営)の水族館ですが、運営については池袋にあるサンシャイン水族館を運営する株式会社サンシャインエンタプライズが行っています。
こちらの「しながわ水族館」の最寄り駅は大森海岸駅・大森駅で、品川駅から徒歩すぐの「アクアパーク品川」とは全く別の水族館ですのでお間違えないようご注意ください!
二つの水族館の違いについてはこちらの記事もご参考にしてください(^ ^)
Contents
しながわ水族館の見どころ
しながわ水族館は、それほど大きな水族館ではないため、所要時間は1時間程度で気軽に楽しむことができます。
ただし、人気のイルカショーを待ったり、じっくりと回ったりするのであれば、1時間半程度は見ておいたほうが良いかもしれません。
しながわ水族館の主な見どころとして、以下の内容をご紹介します。
- しながわ水族館名物のトンネル水槽と巨大サメ
- 品川から地球の裏側まで!生き物の生態を感じる展示
- アットホームなイルカショーや人気のペンギン・アザラシ
見どころその1:しながわ水族館名物のトンネル水槽と巨大サメ
(1)海中を味わえるトンネル水槽!
しながわ水族館の名物といえば、このトンネル水槽!
様々な角度から魚たちの泳ぐ姿を眺めることができます。
とりわけ、頭上をエイやウミガメなどが悠々と進む様子は、まさに海の中に潜ったような感覚となること間違いなしです。
トンネル水槽では、生き物たちにエサをあげる「フィーディングタイム」が行われ、エサに向かって勢いよく泳いでいく姿も楽しみの一つです。
オススメは、まるで顔のようなエイの姿(目のように見える部分は鼻です)。ぜひともカメラに収められるよう挑戦してみましょう!
(2)迫力のサメ展示!
しながわ水族館で特徴的なもう一つの目玉が、順路の最後に現れるサメです!
大きな水槽の中をゆったりと泳ぐシロワニ(ワニという名前ですがサメ)は、表情がとっても怖いので迫力満点です・・。
歯の生え方や構造もよく分かるので、ぜひ目の前でじっくり確認してみてくださいね。
なお、近くにはサメの歯について詳しく紹介した紹介パネルもあるので、サメの魅力をじっくりお楽しみください!
見どころその2:品川から地球の裏側まで!生き物の生態を感じる展示
(1)生息地域から楽しむ
しながわ水族館は、東京湾に面した品川区に立地する水族館として、館内に入るとすぐに東京湾をテーマにした展示が出迎えてくれます。
大木を模したモニュメントが存在感たっぷりで、東京湾を育む森の役割など、自然のつながりを身体で感じることができます。
東京湾の干潟を表現したエリアでは、波が打ち寄せる様子も再現されるなど、細部にも工夫が見られる展示となっています。
特に面白いのが、工業地帯としての東京湾の様子が分かるように、港の雰囲気を再現したコーナーで、ビル群を背景に、普段は見ることのできない「海目線」での都市や港を知ることができます!
もちろん、個別の生き物に注目した展示もたくさんあります。
お魚だけでなく、イボヤギのようなイソギンチャクの仲間の鮮やかな様子や、
ムギワラエビなんていうちょっと変わった姿をした生き物もいます。
実はこのエビ、明治時代に東京湾で発見されて以来ずっと東京湾では確認されていなかったのですが、2015年には135年ぶりに東京湾で生息が確認され、話題となりました。
さらに、世界の様々な地域をテーマにした展示も見逃せません。
例えば、熱帯のアマゾンからは、特にその大きな身体が有名なピラルクを始め、大型の生き物たちが紹介されています。
冷たい海の代表的な例としては、人気のクリオネ展示もあります。
じっと見ていると、話題の「バッカルコーン」も観られるかもしれませんよ!
さらに、生息地域という観点では、どこの水族館でも人気の高い深海に関する展示もあります!
深海地域に住む生き物の展示だけでなく、水圧によって物体がどのように変化するか、という様子がカップラーメンの容器を使って紹介されており、水圧の威力を目でも感じることができます。
深海に住むカニが、こんな風に敬礼で迎えてくれるかもしれないので、ぜひお越しください!笑
(2)生態から楽しむ
①群れで泳ぐ生き物
水族館では、様々なタイプの生き物に出会うことができますが、同じ種類の魚たちが一斉に群れで動く様子は、自然の神秘を感じることのできる展示の一つです。
例えばこのマイワシ。
注目ポイントは口元。
口をパクパクしながらひたすら前へ進み続ける様子は、けなげでいて、力強さも感じる素敵な展示となっています。
また、イワシに比べると数は少ないですが、ネンブツダイも群れで泳ぐ様子がとっても綺麗。
ちなみにこのネンブツダイ、クロホシイシモチという魚と姿形がそっくりなんです。
よく見ると、目の上の模様が微妙に違う2種類の魚が泳いでいますので、ぜひそんな違いなどにも注目してお楽しみください!
②仲間と暮らす生き物
外敵の多い自然界では、生き物同士が助け合って暮らす「共生」という生態があります。
代表的な例が、映画“ファインディング・ニモ”で大人気となったカクレクマノミと、イソギンチャクとの関係です。
毒を持ち他の生き物を寄せ付けないイソギンチャクが生息や産卵の場所を提供し、カクレクマノミは自由に動き回ることで水や空気を循環させて良好な環境を提供する、というお互いにメリットのある関係を持っています。
可愛いカクレクマノミを楽しむ時には、ぜひそんなイソギンチャクとの関係も感じながら、写真撮影などしてみてくださいね!
見どころその3:アットホームなイルカショーと人気のペンギン・アザラシ
(1)東京で初めてのイルカショー
しながわ水族館は、1991年に東京都内で初めてイルカショーを開催する水族館として誕生し、それ以来イルカショーを行っています。
面積があまり広くないぶん、客席からステージまでの距離が近く、間近でイルカの身体能力を間近で体感することができます!
しっかりと大ジャンプを魅せる場面もあり、季節に合わせたテーマ設定など、様々な工夫がされています。
イルカの生態や水族館でどのような飼育を行なっているかなど、学びにも繋がるパネルを読むとさらに深くパフォーマンスを楽しむことができるのでオススメです!
ステージがない時には近寄ってくるイルカとコミュニケーションを取ることもできるので、ぜひ目の前でイルカの動きをお楽しみください。
なお、イルカプールは館内からも覗くことができ、順路の終盤で現れますので、こちらも合わせてチェックしてみてくださいね!
しながわ水族館では、イルカの繁殖にも力を入れており、出産前後にはイルカが落ち着いて出産・子育てができるように、イルカプールがお客さんから見えないように覆ってしまうほど徹底しています(その時には公式サイトなどで告知があるのでご安心ください)。
そんなしながわ水族館では2018年・2019年に続けて出産が続くなど、赤ちゃんイルカを都内で気軽に観ることのできる唯一の水族館です。
太陽の光が差し込む中、イルカの親子が連れ添うように泳ぐ姿はとても魅力的ですので、チャンスがあればぜひお越しくださいね。
(2)しながわ水族館のペンギン・アザラシ
人気者はイルカだけではありません!
半屋外のエリアで出会えるのは、まずはこのマゼランペンギン。
巣穴から顔だけ出す様子など、ペンギンの可愛らしい表情を見ることができます。
また、そこからさらに進むと現れるのがゴマフアザラシ。
プカプカと浮かぶ姿も可愛いですし、仲良くじゃれている姿も見逃せません。
なお、ゴマフアザラシのプールは様々な角度から楽しむことができますので、シャッターチャンスを見つけてみてください!
しながわ水族館“限定”のここがすごい!
(1)タコが魅せる驚きの身体能力
タコは、その生態からビンの蓋などを開けることもできる能力を持っており、映画“ファインディング・ドリー”では、知的なキャラクターとして描かれていました。
その柔らかい身体は変幻自在で、狭いところにも楽々と滑り込むことができます。
しながわ水族館では、そんなタコの身体能力をご紹介するコーナーがあります。
しながわ水族館のマダコ展示は、水槽と水槽の間に細い通路が設けられており、タコの身体比べると、かなり小さいように見えます。
そこにスルスルと身体を入れていく様子は、身体の構造が全くことなる我々にとっては驚きと楽しさを与えてくれる「パフォーマンス」となっています。
なお、たまたま訪れた時にタコが通路を通らなくても、VTR映像が流れていますのでご安心ください。
目の前でこの光景が見られた方はラッキー!タコの身体能力を通じて、海の生き物たちの神秘をぜひご体験ください。
(2)アクティビティ色々
しながわ水族館では、展示の数々はもちろん、体験できるアクティビティがたくさんあります!
①クラゲのフォトスポット
しながわ水族館で欠かせないのが、クラゲのフォトスポット。
クラゲの水槽越しに写真を撮ることができ、インスタグラムが話題になる何年も前から続く「インスタ映え」のスポットとなっています。
一緒に撮影できるのはミズクラゲ。定番ですが、水槽の中をぐるぐると漂っていて、眺めるだけでも癒しのひと時です。
なお、フォトスポットではないですが、クラゲの展示はミズクラゲ以外にもあります。
中でもオススメがこのサカサクラゲ。
逆さまの状態で水槽の底で触手を動かしていることも多く、ちょっと変わったクラゲの姿が魅力的です。
まるで髪の毛のような触手が特徴的なカミクラゲもいます。
また、こちらのタコクラゲなど、その時々で数種類のクラゲを楽しむことができますので、ぜひご堪能ください。
②真珠取り出し体験
ちょっと特殊なのがこちらの体験。
実際に自分で貝を開いて、本物の真珠を取り出すことができるんです!
手袋をつけて、特殊な器具を用いて貝をこじ開けていくのですが、しっかりとスタッフの方が立ち会ってくれるので、初めての方でも心配ありません。
真珠を手に入れることができるのも嬉しいですが、貝を開く作業をすることもあまりない機会ですので、コーナーが設けられている時にはぜひチャレンジしてみてくださいね!
③ドクターフィッシュ体験
その人気から、今や多くの方に知られていますが、ドクターフィッシュ(正式名称はガラ・ルファ)との触れ合いができるコーナーがあります。
水槽に手を入れると、ドクターフィッシュが近寄ってきて、角質などを口先でついばみます。
この時のなんとも言えないこそばゆい感覚がたまらない、とリピーターも多い体験コーナーです。
噛まれたりして痛いということは全くないので、安心して体験してみくださいね^^
しながわ水族館のグッズとお土産
しながわ水族館を出ると、お土産が購入できるギフトショップ“シーガル”があります!
※しながわ区民公園の改修工事に伴い、一時的に水族館から少し離れた位置に仮設店舗として営業していますのでご注意ください
持ち帰りやすく、家の中でも思い出として飾っておきやすい、可愛いぬいぐるみを中心に様々な水族館グッズが取り揃えられています。
特にチェックしておきたいのが、水族館らしさを感じられるグッズの数々。
可愛いデザインの食器や歯ブラシなど、普段から使える商品がたくさんあります。
お土産にちょうどいいお菓子も様々な種類があります。
ちょっとしたフォーマルなお土産にも使えるスッキリしたデザインのプクまるあざらし(シフォンケーキ)や、
しながわ水族館の名前の入ったオリジナル商品など、お出かけの思い出としてぜひチェックしてみてくださいね。
さらに、ショップの外にはガチャガチャがズラリと並んでおり、海の生き物たちをテーマにしたグッズがたくさん!
水族館の展示を楽しんだ後は、ギフトショップでもお気に入りの一つも見つけて、しながわ水族館の魅力を長〜くお楽しみください!
しながわ水族館のレストラン
館内にレストランはありませんが、水族館のすぐ近くにレストランや売店があります!
レストラン“ドルフィン”は、和食・洋食・中華と様々なジャンルの料理があるファミリーレストラン形式です。
天井からぶら下がったイルカやクジラが可愛い明るい店内となっています。
特にオススメしたいのがこちらの「しながわ丼」です!
アナゴやシャコ、アサリといった、かつて品川付近で獲られていた素材をふんだんに使った丼ぶりで、しながわ水族館に併設されたレストランならではのメニューとなっています。
他にもイルカをモチーフにした可愛らしいパフェなど、しながわ水族館を意識したメニューもあるので、ぜひお立ち寄りください!
あまりゆっくりしている時間がない・・という方には、軽食の売店があります!
アイスクリームやフランクフルトなど、ちょっとした軽食が楽しめますので、こちらもご参考にしてください^^
しながわ水族館の入館料とお得な割引情報
しながわ水族館へ行く前にぜひ参考にして頂きたいお得な割引情報です。
現在、しながわ水族館の入館料金は下記の通りとなっています。
- シルバー(65歳以上):1,200円
- 大人(高校生以上):1,350円
- 子供(小・中学生):600円
- 幼児(4歳以上):300円
- 3歳以下:無料
他の水族館と同様に、団体割引や福祉割引などが用意されています。
しながわ水族館の特徴としては、以下の方々が特別料金となっています!
- 品川区に在住している品川区民
- 品川区にオフィスや学校がある品川区在勤・在学者
住んでいなくても特別料金になるのはすごいですね!
以下は特別料金の割引料金です。
- シルバー(65歳以上):1,200円⇒700円(500円引き)
- 大人(高校生以上):1,350円⇒800円(550円引き)
- 子供(小・中学生):600円⇒400円(200円引き)
- 幼児(4歳以上):300円⇒200円(100円引き)
- 3歳以下:無料
最大で550円引きは、驚きの割引価格ですね!
さらに、以下のように様々な割引の方法がありますので併せてチェックしてください。
- JAF割引
- アンケート
- Yahoo!デイリーPlus割引
- サンシャイン水族館の年間パスポート
- コンビニエンスストア前売り券
以下では、それぞれ詳細をご案内します。
1:JAF割引
自動車ロードサービスのJAFの会員証を提示すると、割引の適用を受けることができます。
しながわ水族館の割引金額は以下の通りです。
- 大人(高校生以上):100円割引
- 幼児・小中学生:50円割引
※本人を含めて最大5名まで利用可能です
JAFの会員証は、水族館以外にも様々な割引サービスを受けることができます!
自家用車を持っている人はこれを機会に加入を検討してみても良いかもしれません。
2:しながわ水族館のアンケート
ちょっと珍しい割引がこちら。
しながわ水族館の公式サイトにある「アンケート」に回答すると、割引券をゲットすることができます!
使用できる時期などに制限はありますが、割引券を印刷して持参すると、以下のような割引を受けることができます。
- 大人(高校生以上):100円割引
- 幼児・小中学生:50円割引
※本人を含めて最大5名まで利用可能です
アンケートにお答え頂けると、水族館のよりよいサービスにも繋がるので、ぜひアンケートに答えてお得に利用しちゃいましょう!
⇒公式サイトのアンケートページはこちら
3:Yahoo!デイリーPlus割引
デイリーPlusはヤフーが運営するチケットサービスです。
毎月の月額料金を支払うことで水族館だけでなく映画など様々なクーポン・割引を受け取ることができます。
毎月の利用料はワンコインの500円なので、便利かつかなりお得なサービスと言えます。
しながわ水族館の割引金額は以下の通りです。
- 大人(高校生以上):100円割引
- 幼児・小中学生:50円割引
※本人を含めて最大5名まで利用可能です
水族館以外にも様々な割引サービスを受けることができますので、この機会にぜひご検討ください!
4:サンシャイン水族館の年間パスポート
冒頭でご紹介の通り、しながわ水族館は、サンシャイン水族館と同じ会社が運営をしています。
そのため、サンシャイン水族館の年間パスポートを提示すると、しながわ水族館入場料が20%割引となります。
しながわ水族館の入館料で考えると、割引金額は以下の通りです。
- 大人(高校生以上):270円割引
- 小中学生:120円割引
- 幼児:60円割引
※本人を含めて最大5名まで利用可能です
サンシャイン水族館としながわ水族館をどちらも利用される方は、ぜひ年間パスポートをご検討ください!
5:コンビニエンスストア前売り券
セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、サークルKサンクスのコンビニにある店内端末を使うと、割引料金で前売券を購入することができます。
しながわ水族館での割引金額は以下の通りです。
- 大人(高校生以上):100円割引
- 幼児・小中学生:50円割引
なお、コンビニ前売り券は当日券の販売列で待つ必要が無く、便利かつお得になります。
手軽に購入できるので、ぜひ利用しましょう!
しながわ水族館の営業時間
しながわ水族館の基本的な営業時間は10時00分〜17時00分です。
閉館時間の30分前には入館できなくなりますのでご注意ください。
春休みや夏休みなどの大型連休シーズンを除き、毎週火曜日が休館となっていますので、こちらも十分にご注意ください。
また、夏季期間は営業時間が9時30分開始になっていたりなど、少し変則的な場合もありますので、事前に公式サイトを確認することをオススメします。
しながわ水族館のアクセスと駐車場
まず一番大切な情報は、しながわ水族館は品川駅にありません!
品川駅から少し南へ行った、京急線「大森海岸駅」が最も近い駅で、徒歩約10分程度で水族館に到着することができます。
また、少し西にある東海道本線「大森駅」からも徒歩約15分程度で到着します。
駅から水族館に向かって歩いていくと、大きなイルカのモニュメントが目印となって、しながわ水族館の入口を示してくれますよ。
JRをご利用の方は、京浜東北線「大井町駅」から、無料送迎バスをご利用いただけます!
乗車時間は約15分程度ですが、事前の予約ができないため、混雑時には何度か見送ることになる場合もあります。
車椅子スペースもありますので、最寄駅からでも歩くのが難しい、という方はぜひこちらをご利用ください。
お車でのアクセスなど、詳しい内容は公式サイトもご確認ください!
感想・まとめ
品川駅から一本とアクセスはよく、イルカショーからペンギン、アシカなど、人気の高い生き物も揃っていながら、
地元の海から深海、アマゾン、北極など様々な地域に生息する生き物に出会うことができます。
大きすぎないから気軽に利用できて、生き物の生態についても学ぶことができるテーマとパネルもたくさんあるので、お子様連れにもぴったり。
そんなしながわ水族館をぜひご利用ください(^_^)
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