おたる水族館徹底ガイド|見どころ・所要時間・お土産・アクセス




レトロな街並みが観光地として人気な小樽。

おたる水族館は、1960年頃からの歴史があり、北海道の中では有数の規模の水族館です。

特に、3つの見どころの後にご紹介する、全国的にも珍しいおたる水族館ならではの海獣広場は必見です!

おたる水族館の見どころレビューと所要時間

二階建てのエリア構造に、イルカショーのスタジアムやアザラシなどがたくさんの海獣広場などがあり、所要時間として1時間半程度は必要です。

海獣広場でもたくさんのパフォーマンスが行われるため、じっくり観るのであれば2時間以上は滞在するように予定しておくことをオススメします。

おたる水族館は、主に以下のような見どころがあります。

  1. 北海道の美味しい海の幸も集合!冷たい海の生き物たち
  2. 暖かい海の生き物たちで、北海道でも常夏気分?
  3. トレーナーとの息の合った演出で魅せるオタリア・イルカショー

見どころその1:北海道の美味しい海の幸も集合!冷たい海の生き物たち

海の幸が豊富な北海道の水族館だけあって、冷たい海に生息している生き物たちが多く飼育・展示されています。

まずご紹介するのは、北の海を代表する魚のホッケ

焼き魚や煮付けなどとして、ご家庭でもお馴染みですね!

同じく馴染みが深いニシンも。

また、北海道に限りませんが、湖の魚として有名なのがこのワカサギ

「ワカサギ釣り」で分厚い氷の下にいるイメージもあるため冷水魚と思われがちですが、成魚になれば比較的高い温度の水中でも生きることができるそうですよ。

北海道を代表する淡水魚としては、このイトウが有名です。

体長は1mを超えるほど巨大な魚ですが、実は絶滅危惧種にも指定されるほど数が減っています。

生き物たちが豊富なイメージのある北海道でも、大切にしていかなければいけないことを思い起こさせてくれますね。

おたる水族館では、海の幸が豊富である土地柄も踏まえて、食をテーマにした展示が色々あります。

お寿司のネタなどでもよく観るウニも、キタムラサキウニやエゾバフンウニなど複数の種類が観られます。

また、あまり食べ物としては馴染みのない方も多いかもしれませんが、珍味として楽しまれるナマコも紹介されています。

珍味と言えば、世界三大珍味の一つキャビアは、このようなチョウザメの仲間の卵から作られています。

光の差し込みが綺麗な水槽で、様々な種類のチョウザメを観ることができます。

さらに、オホーツク海やベーリング海の展示は、このような360度の全方位を囲う特殊な水槽で楽しむことができます!

止まることなく泳げる回遊水槽なので、ニジマスやギンザケなどの比較的大きな魚たちがぐんぐん泳ぎ続けます。

特に、3m近い個体も捕獲されたことがあるという巨大なオヒョウは特に注目です!

二階へ上がると、北海道の海を個別に特集するエリアも。

小さくて愛嬌のある見た目が人気のフウセンウオなど見どころたくさんですので、お見逃しなく!

見どころその2:暖かい海の生き物たちで、北海道でも常夏気分?

冷たい北の海に関する展示の豊富なおたる水族館ですが、暖かい海の生き物たちも飼育・展示されています。

建物に入るとすぐに現れるのが、熱帯や亜熱帯地域を中心に生息するアカウミガメとアオウミガメ。

竜宮城の壁紙が、レトロな雰囲気で印象に残ります!

また、展示でもカラフルなサンゴをイメージした装飾が施されています。

色の使い方も様々で、水槽ごとに違った印象を感じることができます。

そんな熱帯の海をテーマにした展示で特に存在感を発揮しているのが、こちらのメガネモチノウオ

別名ナポレオンフィッシュとも呼ばれるこの魚は、非常に大きな顔と身体が目立ちます。

年齢の異なる個体が飼育・展示されていると、成長の違いも楽しめるので、ぜひ探してみてくださいね。

また、逆に細長い身体が特徴的なのが、こちらのクダヤガラ

細かく見るほど様々な部位が変わっている様子がわかり、しばらく眺めていても飽きないですね。

さらに飽きさせない仕掛けとして、餌やりの様子を楽しめるイベントがあります。

野菜に飛びつく魚たちの様子をぜひお楽しみください(^ ^)

もちろん、海の生き物達だけでなく、淡水魚の中でも特に大型で見応えのあるピラルクなども。

古代の生き物を思わせるようなピラルクの硬そうな身体や、ゆったりと泳ぐ様子を観ながら、熱帯の世界をご堪能ください!

なお、フロアは違いますが、二階フロアには生き物の生態などを学べる展示もあります。

カクレクマノミとイソギンチャクとの関係など、海の生き物たちの秘密をぜひ探ってみましょう!

見どころその3:トレーナーとの息の合った演出で魅せるオタリア・イルカショー

おたる水族館のメインコンテンツの一つが、特設のスタジアムで行われるオタリアショー&イルカショーです。

オタリアショーは、トレーナーが終始ステージ上にいて、掛け合いを行うタイプのパフォーマンスです。

おたる水族館のパフォーマンスがすごいのは、逆立ちや輪投げといった身体能力の凄さを感じる技だけでなく、算数の問題などを解いている様子は、その仕掛けが気になります。

また、楽器を使って簡単な音楽演奏までしてしまう辺りも凄技です。

オタリアのパフォーマンスで特に見どころなのが、飛び込み台からの回転飛び込み!

アクロバティックな動きに目を惹かれます!

また、忘れずにチェックしたいのが、同じ会場で行われるイルカショーです。

こちらは、トレーナーとの掛け合いというよりは、純粋にイルカの身体能力などを間近で感じられる内容となっています。

パフォーマンスでは、宙返りや空中での回転など、難易度の高い技も次々と繰り出されます。

すぐ近くで全身の姿を観ることができる機会もあるので、普段は水中で見えないバンドウイルカの姿をぜひチェックしてください!

スタジアムの入り口には、そんなイルカやオタリアのパフォーマンスの秘密などが紹介されたパネルもありますので、ショーを楽しみつつ、ぜひ生態についても学んでいってくださいね。

さらに、おたる水族館には、日本全国の水族館の中でここでしか観られない珍しいネズミイルカの飼育・展示をしています。

普段よく見るイルカとは模様や身体の形なども異なるので、プール水槽の側面から眺めたり、水面から眺めたり、ぜひ色々な角度から覗いてみてください。

なお、こちらでもイルカに関する様々な情報が紹介されていますので、合わせてチェックしてみてくださいね!

おたる水族館のここがスゴイ!おすすめ注目ポイント!

(1)海獣いっぱいの海獣広場

①アザラシだらけの海で激しい餌やり体験

おたる水族館でしか味わえない展示の一つが、アザラシやトドなどの「海獣」と呼ばれる生き物たちがたくさんいる「海獣広場」です。

海獣広場は、水族館の建物から崖をくだり、海の目の前に広がっています。

大自然をそのまま切り取ったような場所にあり、冬場には雪で覆われるなどの理由により利用できない時期がありますので、しっかり事前にチェックしてからお出かけすることをオススメします。

海獣広場では、海獣ごとにエリアが分かれているので、まずはお目当ての方向を目指しましょう。

何と言ってもメインとなるのが、たくさんのアザラシ達!

ゴマフアザラシやゼニガタアザラシが、何かを狙っているかのような眼差しでこちらを覗いています。

それもそのはず、ここではエサとなる生魚を購入して、自由にアザラシ達にあげることができるんです。

そのため、我先にゲットしようと、大きな声を出したり、水面を叩いてアピールするアザラシ達の姿が観られます。

魚に食らいつくアザラシの表情などをぜひ間近でご覧ください!

メインとなるアザラシのエリアと反対方向に行くと、セイウチやアゴヒゲアザラシなどを観ることができます。

特にアゴヒゲアザラシの立派なヒゲを蓄えたかっこいい顔つきはぜひご覧頂きたい見どころの一つです!

さらに、全国的にも限られた水族館でしか見ることのできないワモンアザラシという種類のアザラシを観ることができるのも、隠れた魅力です。

珍しいアザラシであることがあまり大きくは謳われていないので、お見逃しないようにご注意ください!

タイミングによっては、漂着してしまったアザラシの保護をしている様子を観られることも。

野生に近い水族館だからこそできる、大切な役割の一つですね。

②大迫力のトド連続飛び込み!

同じく海獣広場では、生き物達のパフォーマンスでも、おたる水族館ならではのコンテンツを体験することができます。

トドたちも、普段はアザラシ達と同様にエサやりをすることができ、大きな声でアピールする様子が観られます。

トドのショーでは、身体の大きなトドがすぐ目の前までやってきて多彩な技を繰り広げるパフォーマンスを体験できます。

特に絶対見逃せないのが、トドが階段で高い崖を登っていき・・・

様々な高さから勢いよく水中に飛び込んで行きます!

さらに終盤で、5頭のトドが同時に飛び込む様子は特に圧巻で、おたる水族館でしか観ることのできない特別なパフォーマンスです。

ぜひお見逃しないよう、時間を確認して海獣広場を目指してくださいね。

同じく海獣広場では、ペンギンのパフォーマンスも楽しむことができます。

いろいろな装飾が施された会場は、言うことを聞かない自由なペンギン達の動きなどがSNSなどでも話題となりました。

なお、おたる水族館には、ショーでも活躍するフンボルトペンギンと、

ヘアバンドのような頭の白い部分が特徴的なジェンツーペンギンがいます。

他にも見どころ色々な海獣広場、ぜひお立ち寄りくださいね!

なお、建物の中にも淡水に生息する「海獣」のコツメカワウソがいます。

珍しい足元にあるトンネル型の通路を行ったり来たりする様子が観られればラッキーです(^ ^)

(2)解説いっぱいで楽しく学べる!

おたる水族館の展示を観ていると気になるのが、たくさんの解説パネル

事実が淡々と書かれているのではなく、思わず笑ってしまうような面白いアイディアで、自然と情報が頭に入ってきます。

特に、こうしたクイズ形式が多く、気がつけばついついクイズに集中してしまいます。

そんなパネルの数々ですが、展示をもっと面白く観られるような「ヒント」が詰まっています。

例えばこの見分け方に関するパネル。

普通にしていれば同じような魚に見える方も多いかと思いますが、見分け方を知ってから観ると、印象も違ってみえてきます。

また、ちょっと珍しいのが、いつ頃に仲間入りしたかが書かれた表示で、見かけた時にはぜひ水槽の中を探してみてくださいね!

生き物に直接触ることができる展示でも、解説が色々と書かれているので、どんな所に注目して触れ合うべきかが分かってオススメです。

中にはこんな生き物もいるので、見つけてみてくださいね・・・!

こうした表示の数々を見ていると、おたる水族館が希少な生き物を保護するための活動をしていることも分かります。

例えばこのエゾホトケドジョウは、北海道のみに生息しており、絶滅が危惧されていることが紹介されています。

館内には、全国で初めて繁殖に成功した水族館に贈られる「繁殖賞」の賞状も飾られているので、ぜひどんな生き物が対象になっているか確認してみてくださいね。

他にも、水槽を眺めるときのヒントが随所にあります。

例えばこの水槽、「小さな発見」を勧めています。

探しにくさに応じた難易度が星マークで表されているので、ぜひ難易度の高い生き物を発見する楽しさを味わってみてください!

最後に、こうした表示のこだわりの集大成として、一定の期間限定の「特別展」が行われます。

タコの特集をしていたこの時期には、大きなタコ壷の中に大きなタコが展示されているなど、面白い仕組みがいっぱいです。

表示はとってもたくさんあるので、何度も遊びに来て、全部制覇してみましょう(^ ^)

おたる水族館のグッズとお土産

おたる水族館のグッズ・お土産販売は、二箇所にあります。

(1)出入り口付近「all blue」

おたる水族館に入ってすぐのところに、お土産を販売するエリアがあります。

たくさんのぬいぐるみを中心にしながらも、文房具なども充実しています。

おしゃれで可愛いクリアファイルなども特にオススメです!

なお、こちらのギフトショップは、順路の途中からも合流できるようになっていますが、展示まだ続きますのでご注意くださいね!

(2)順路の途中

順路を進んで二階部分、触れ合いコーナーの手前にもお土産を売っているギフトショップがあります。

ここでも、中心にはぬいぐるみがたくさん!

お土産にピッタリなお菓子の種類も様々です。

こちらの特徴は、おたる水族館の限定商品が分かりやすいことです。

実際におたる水族館で飼育・展示されている生き物が描かれたミニタオルで、ペンギンのパフォーマンス会場まで再現されています。

また、ちょっと緩めの可愛いイラストが書かれたTシャツなど、日常的に使えるグッズが並んでいます。

ぜひ、旅の思い出にギフトショップもご利用くださいね(^ ^)

おたる水族館の飲食店・レストラン

おたる水族館で食事ができる場所は、3箇所あります。

以下では、それぞれご紹介します。

(1)館内のレストラン「おたる三幸」

順路を進んで、二階へ上がり、お土産コーナーの少し先に行くと、レストラン「おたる三幸」があります。

カレーやラーメン、オムライスなど、お子様にも嬉しいメニューが色々です。

中はかなり広々としていますので、繁忙期でなければ、お昼時でもほぼ確実に座ってお食事が楽しめます。

おたる水族館でしっかりと食事ができるのは、このレストランだけですので、うまくタイムスケジュールを組みながらお食事をお楽しみください!

(2)軽食コーナー

順路の途中、360度の回遊水槽があるオホーツク海・ベーリング海の展示の手前にあるのが、こちらの軽食コーナーです。

飲み物を中心に、パフェやアイスなどをお楽しみ頂けます。

また、ポップコーンマシンなどもあるので、ちょっと小腹が空いた時にぜひご利用ください。

(3)海獣広場「浜の屋食堂」

最後に、海獣広場にも食事ができる「浜の屋食堂」があります。

何と言ってもここのオススメは、香ばしい香りが漂うニシン焼きやイカ焼きです。

こうして並べてあると、つい食べたくなること間違いありません。

その他にも、丼ぶりや、ニシンが乗ったそばなどのメニューもありますので、ぜひお立ち寄りください!

おたる水族館の入館料とお得な割引情報

おたる水族館の通常営業の入館料金は下記の通りとなっています。

  • 人(高校生以上):1,400円
  • 子供(小・中学生):530円
  • 幼児(3歳以上):210円
  • 3歳未満:無料

(1)団体割引

20名以上の団体の場合、以下のように大人と子供は割引を受けられます。

  • 人(高校生以上):1,300円
  • 子供(小・中学生):470円
  • 幼児(3歳以上):210円

さらに、学校の行事としての利用の場合、さらに特別料金がありますので詳しくチェックしてみてくださいね。

(2)障害者等割引

身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの場合、大人料金と子供料金は介護者1名と共に入館料が半額になりますので、お忘れないようにご利用ください。

おたる水族館の営業時間と閉館日

おたる水族館は、かなり変則的な営業時間となっています。

まず、3月中旬〜10月中旬の、主な営業時間は9時00分〜17時00分となっています。

その後、10月から11月末頃までの営業時間は9時00分〜16時00分となります。

それ以外にも、夏には夜間延長(20時00分まで)、冬には冬季営業(16時00分まで)が一部あります。

どの時期にも閉館時間の30分前には入館できなくなります。

また、2月末〜3月中旬と、11月〜12月中旬は休館となっているのでご注意くださいね。

日付は毎年異なるため、お出かけの予定を立てる時、お出かけの際には、必ず公式サイトの営業予定を確認することをオススメします!

おたる水族館のアクセスと駐車場

おたる水族館は、札幌市内から約40kmの距離があります。

以下の方法でのアクセスをご紹介します。

(1)電車の場合

最寄駅は、ズバリ小樽駅です。

札幌駅からJRで約40分くらいかかります。

小樽駅に着いてからも約6kmの道のりがあるため、徒歩は現実的ではありません。

そこで、水族館前までも運行している路線バスがオススメです。

小樽駅前にあるバスターミナルの3番乗り場から、以下の2経路がご利用頂けます。

  • 海周り:約20分(路線は1時間に1本)
  • 山周り:約25分(路線は海周りより少し多め)

それほど多く運行されていませんので、電車の時間と合わせて、路線バスの時刻表はチェックして行動すると効率的に動けます。

バスの時刻表は公式サイトもご利用ください。

なお、季節によっては海上観光船(最寄りの港まで約20分)も運行していますので、ご都合次第ではぜひご検討ください!

(2)車の場合

車でおたる水族館へ向かう場合、ほとんど悩むポイントはありません。

各方面から、以下のルートにてほぼ一本道です。

  • 札幌市内方面から:札幌自動車道
  • 南西方面から:国道5号線

小樽といえば、港町のイメージで、海岸線を眺めながらのドライブを期待しますが、まっすぐ向かう場合には、基本的にはほとんど目にしないまま到着します。

お食事や眺めをじっくり楽しみたい場合には、アクセスとは別に予定を立てておくことをオススメします!

 

なお、おたる水族館のすぐ隣には、観覧車などがある小さな遊園地もありますので、小さなお子様もご一緒の際には合わせてご参考にしてください。

まとめ

北海道有数の水族館として、北の海を代表する生き物の数々を中心にしつつ、暖かい海や熱帯雨林の生き物にも出会うことのできるおたる水族館。

特に、アザラシやトドとの距離が近い「海獣広場」は、必ずチェックしたいポイントです。

さらに、オタリアやイルカのパフォーマンスに、珍しいネズミイルカまで、見どころたくさんです!

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