東海大学海洋科学博物館完全ガイド|レビュー・見どころ・お土産・アクセス




東海大学海洋科学博物館は、東海大学の海洋学部に付属しており、研究や調査活動をしながら一般の皆さんにも海や生き物のことを知っていただくため、1970年にオープンしました。

博物館という名称ですが、一階部分は皆さんがイメージするままの水族館で、二階部分が海の科学をテーマにした博物館となっています。

「大学付属の水族館なんて、小さくてすぐに見終わってしまうのでは?」と思っている方がいたら、大きな誤解です!

大人気のクマノミの仲間が日本一と言えるほど充実しており、また、展示や水槽にも工夫がいっぱいで、見どころ満載です。

それでは早速、東海大学海洋科学博物館の魅力をたっぷりご紹介します!

東海大学海洋科学博物館の見どころレビューと所要時間

東海大学海洋科学博物館は、全国でも珍しくなった大学付属の水族館ですが、大水槽も備えた本格的な水族館となっています。

ショーなどはありませんが、二階部分は科学をテーマにした体験がたくさんあるフロアになっており、所要時間としては1時間半〜2時間程度を見込んでおくことをオススメします。

また、今回のご紹介には含まれませんが、すぐ隣には、皆さんがイメージする博物館により近い「東海大学自然史博物館」が隣接しており、併せてお楽しみ頂ければ、3時間近くの滞在ができます。

東海大学海洋科学博物館は、主に以下のような見どころがあります。

  1. たくさんの種類に会えるクマノミパラダイス!
  2. 東洋一を誇った巨大水槽と工夫あふれる展示がすごい
  3. 水槽が綺麗で個性豊かな魚たちの横顔もバッチリ!

見どころその1:たくさんの種類に会えるクマノミパラダイス!

映画“ファインディング・ニモ”で注目を集め、今でも老若男女問わず水族館の人気者となっているクマノミ

ここ東海大学海洋科学博物館では、順路の最後に、そんなクマノミの仲間に特化した展示エリアがあります。

その前に、そもそも映画でお馴染みのクマノミ、正式には「クマノミ」ではなく「カクレクマノミ」という種類だというのはご存知でしたか?!

「クマノミ」はこういう姿をしています。

水族館にいると、クマノミを見て「ニモだ!」と言うお客さんが多いのですが、この記事を読んだ皆さんは、心の中で間違いを訂正してあげてください。笑

クマノミの仲間は、実にたくさんの種類がいますが、東海大学海洋科学博物館では、おそらく日本一多くの種類のクマノミが展示されており、この記事ではその一部をご紹介してその奥深さを知っていただきたいと思います!

まずはこちらのハナビラクマノミ

はっきりした白い線と、「ハナビラ」の名の通り淡いピンク色の身体が綺麗なので、多くの水族館でも展示されています。

また、こちらのハマクマノミも色々な水族館でよく目にします。

目の横を通る白い線は深い古傷のような模様ですし、ちょっと怖い顔と合わさると、カタギには思えない顔をしています・・。

ここから先は、多くの方にとってはおそらく名前もほとんど聞いたことがない、珍しい種類の数々をご紹介します!

まずはスパインチークアネモネフィッシュ

名前はもちろん、こうしてみると、やはりクマノミやカクレクマノミとはかなり違った姿をしていますよね。

ちょっと角度が悪いですが、こちらのマックローキーズアネモノフィッシュは色もかなり違います。

また、こちらのバリアリーフアネモネフィッシュも、やはりちょっと違った姿・模様をしています。

これらだけでも珍しいなあと思うのですが、東海大学海洋科学博物館があえて「珍しいです」と謳っているのがこちらのティレズアアネモネフィッシュ

極端に珍しい模様ではないですが、言われてみれば今まで紹介したどのクマノミの仲間とも違った感じですね。

この他にもまだまだ色々な種類のクマノミの仲間がいますので、ぜひチェックしてみてください!

なお、カクレクマノミにエサをあげられる体験コーナーもあります。

有料ではありますが、特にお子様にとっては貴重な思い出になると思いますので、ぜひご検討ください!

ちなみに、こちらの写真スポットは無料です!可愛いクマノミコスプレをお楽しみください(^ ^)

見どころその2:東洋一を誇った巨大水槽と工夫あふれる展示がすごい

東海大学海洋科学博物館を代表する展示の一つが、順路の途中で現れるこちらの大水槽!

この大水槽、建設された当時には「東洋一」とも呼ばれた伝統ある展示なのです。

高さ6mの水槽は今でも迫力が感じられ、少し暗い室内の雰囲気の効果もあって、大きなエイが悠々と泳ぐ姿をじっくり眺めていたくなるような展示となっています。

また、鋭い歯が光るシロワニ(ワニと名前が付いていますがサメです)を間近で見られるのも見どころの一つとなっています!

そんな大水槽も魅力的ですが、逆に、こんな小さな「水槽」もあるんです。

とても小さな生き物や、大人になる前の子供の姿が、細長い小さな水槽で展示されています。

大きい生き物のインパクトも大事ですが、こうして小さな生き物達に注目することも、生物の多様性を知り、心を動かすきっかけになること間違いありません(^ ^)

また、水槽の大きさだけでなく、展示方法の工夫にも特徴があります。

例えばこちらの水槽では、巣の断面がガラス越しに見えるようになっており、巣穴を通じて2匹の生き物がお互いを支え合う「共生」の様子を展示しています。

ここでは、ニシキテッポウエビが、巣穴から石などを運び出すことに集中しています。

自然界では、巣穴作りに集中していると敵に襲われる危険があり、巣穴の入口でヒメダテハゼが周囲を見張っています。

実際に敵がきたときには、ヒメダテハゼの合図を受けてニシキテッポウエビは作業を中断、すぐに巣穴へ逃げ込みます。

目の前で生きた見本を観ることは、本などで情報を知るのとは違ったリアリティがありとても勉強になりますね。

他にも、下から覗くことで隠れた魚の姿を観られる展示や、

水槽同士がパイプ状のアクリルガラスで繋がれていて、白い身体が美しいニシゴイシウツボのうねうねとした動きを観られる展示なども見どころです。

バリエーション豊富な展示の数々をぜひお楽しみください!

見どころその3:水槽が綺麗で個性豊かな魚たちの横顔もバッチリ!

展示の工夫にも面白さがありますが、水槽自体がとても綺麗で、個別の水槽においては生き物達の姿や模様をじっくりと観られるのも印象的です。

以下では、ちょっと変わった姿形をした生き物を続けてご紹介していきます!

まずはこちらのツマリテングハギ、初っ端からインパクト抜群の登場です。

次に、大きな身体と水玉模様が特徴的なアラレフグに、少しレインボーがかったヒブダイ

どちらも前歯がハッキリしていて、チャーミングな表情をしていますね。

さらに、鋭い顔つきのオニカマスや、思わず二度見してしまいそうなほどヒレがヒラヒラとなびいているイトヒキアジなど、銀色の魚たちの美しさも際立ちます。

他にも、よく見るけど実際の構造が気になるコバンザメや、

名前の由来にもなっているオジサンのヒゲ状のセンサーなど、特徴的な身体のパーツを知りたいときにもぴったりです。

なお、綺麗と言えば、多くの水族館で人気の高いクラゲの展示も綺麗な姿で観ることができます。

照明を活かして幻想的な雰囲気が楽しめるミズクラゲの他、

思わず掴んでみたくなる形をしたブルージェリーや、長い触手が怪しく漂うアカクラゲなど、魚以外の生き物にもぜひご注目ください!

東海大学海洋科学博物館のここがスゴイ!おすすめ注目ポイント!

(1)巨大な標本と繁殖を通じて水族館の裏側を魅せる!

東海大学海洋科学博物館でしか観られないインパクトのある展示に、深海生物を「標本」にして、壁一面にズラッと並べた展示コーナーがあります。

このピチッとした展示風景だけでも圧巻です。

駿河湾の深海生物を標本にしたもので、生きた姿を観ることは難しいものでも、その奇抜な姿をじっくりと眺めることができます。

単に標本があるだけでなく、その生態や能力を知るための展示パネルもあり、楽しいだけでなく学びにも繋がる素敵な展示となっています。

また、エリアは違いますが、数億年前の生き物と似た特徴を持っていて、『生きた化石』とも呼ばれる「ラブカ」の標本も印象的です。

水族館では、生き物達を展示するだけでなく、こうして捕獲した生き物の調査や研究にも力を入れています。

こうした研究の典型的なものとして、飼育している生き物の繁殖への取り組みがあります。

例えば、先ほどご紹介したクマノミエリアから繋がる二階部分では、様々な種類の生き物がバックヤードで飼育されている様子が紹介されています。

思わずゴミと見間違えるような小さな状態から(水の中にある小さな黒い粒です!)、

ある程度成長した状態まで、繁殖から飼育に至るまでのプロセスを知ることができます。

なお、水族館や動物園では、全国で初めて繁殖に成功した生き物について「繁殖賞」という表彰の仕組みがあり、東海大学海洋科学博物館での実績一覧も紹介されています。

普段見られないバックヤードの様子を知ることで、水族館が取り組む影の努力にぜひご注目ください!

(2)水族館で楽しい海のサイエンス!

大学付属の博物館としてのもう一つの特徴は、「海洋」をテーマに、科学などに興味を持ってもらうことを目的とした「マリンサイエンスホール」の存在です。

例えば、海は深く潜るほど水圧が高いことは多くの方もご存知だと思いますが、それがどれほどのものかは実感しにくいと思います。

そこで、東海大学海洋科学博物館では、カップヌードルのカップや空き缶を使って、水圧の高さによってどれくらい形が変わるのかを実物で紹介しています。

また、同様に深く潜ると水温が低くなるというのも一般的に知られていますが、1000mくらいを超えたあたりからあまり温度変化が無いということはご存知でしたか?

そんな知識と共に、実際に1000m地点での水温を体感することまでできます。

他にも、水族館に関連する展示としては、ピグミーシロナガスクジラの巨大な骨格がインパクト抜群です!

また、バンドウイルカの骨格もありますが、こうして尖った歯が並んでいる様子を見ると、普段の可愛らしい表情とのギャップで、ちょっと意外な感じもするかもしれません。

あまり注目されない海藻も、こうして綺麗に展示をすると、少し芸術作品のような感じすらするのでオススメです!

さらに、とりわけここでしか見られないものとして、生き物の動きをロボットで再現する「メカニマル」があります。

例えば、機械の姿をしたカニなどが、カチャカチャと複雑な動きをしている姿を見ると、とても不思議な感覚に惹かれます。

なお、その隣には、メカニマルのモデルになった生き物たちも展示されていますので、実際の生き物と比較することで、さらに生き物の生態などへの関心にも繋がると思いますのでお見逃しなく!

東海大学海洋科学博物館のグッズとお土産

東海大学海洋科学博物館には、出口を出てすぐのところにギフトショップがあります。

店内はそれほど広くありませんが、東海大学の施設として、また、水族館の展示などとも関連したグッズが並んでいます。

例えば、見どころでもご紹介したようにクマノミの展示が多いことから、ぬいぐるみやコップなどにもクマノミの仲間が描かれたものが比較的たくさんあります。

また、大学付属の施設というだけあって、書籍も充実!

お子様が楽しめる絵本から、研究者向けの難しい本まで多種多様です。

お菓子はオリジナル商品とはなっていませんが、お土産には個包装がオススメです(^ ^)

商品によっては、ここだけのオリジナル商品もありますので、いろいろな商品をぜひご覧下さい!

東海大学海洋科学博物館の飲食・レストラン

東海大学海洋科学博物館には、ランチなどで飲食できるスペースがありません。

中庭に当たる部分では小さな屋台が出ており、軽食や飲み物を購入することはできますが、いわゆるレストランやカフェのような施設はありません。

しかし、水族館を出た敷地のすぐ近くには、お土産の購入もできる食堂があります。

ここでは、オムライスやハンバーグなどの洋食の他、海鮮焼きそばや桜エビのかき揚げ丼など、海を感じられるようなメニューもあります。

また、そのすぐ少し先には、さらに海鮮メニューを重視した食堂もあります。

せっかく静岡は清水に来たからには、もっと海産物を楽しみたい!という声もあると思います。

そんな時には、清水駅まで戻ることもオススメします。

清水駅周辺には海産物を扱う飲食店も多く、特に北側の港付近ではたくさんの海鮮料理屋さんが立ち並ぶエリアとなっています。

お店の数が多くて選ぶのも大変ですが、ぜひあなた好みのお店を見つけてみてください!

東海大学海洋科学博物館の入館料とお得な割引情報

東海大学海洋科学博物館の入館料金は下記の通りとなっています。

  • 65歳以上:750円
  • 大人(高校生以上):1,500円
  • 子供(4歳以上):750円
  • 3歳未満:無料

基本となる割引として、団体割引や学校等での利用、福祉割引などが用意されています。

また、隣の自然史博物館も利用する場合には、共通チケットだとかなりお得な値段になっていますので、要チェックです。

さらに、年間パスポートもあり、以下のような様々な特典があります。

  • 一緒に来た方の入館料も10%割引
  • 自然史博物館の入館料が10%割引(一緒に来た方も対象)
  • お土産屋(ミュージアムショップ)での商品を10%割引
  • 次回から駐車料金の200円引き

何回来られるか分からない、という方もぜひ検討してみてくださいね!

東海大学海洋科学博物館の営業時間と閉館日

東海大学海洋科学博物館の基本的な営業時間は9時00分〜17時00分です。

閉館時間の30分前には入館できなくなりますのでご注意ください。

また、毎週火曜日は休館日となっていますのでご注意ください。

ただし、火曜日でも以下のような時期には開館しています。

  • 火曜日が祝日の場合
  • お正月
  • ゴールデンウィーク
  • 7月及び8月(夏休み期間)

具体的な日程を踏まえて事前に公式サイトを確認することをオススメします!

東海大学海洋科学博物館のアクセスと駐車場

東海大学海洋科学博物館は静岡県清水市の三保半島という少し突き出した半島にあります。

以下では、電車の場合と車の場合とでアクセスをご紹介します。

(1)電車の場合

電車の場合には、最寄駅が「清水駅」となります。

清水駅からはかなり距離があるため、バスやタクシーを使うことが必須です!

バスは、駅前に乗り場があります。

乗り場の詳細は静鉄バスの公式サイトをご参考にしてください。

「東海大学三保水族館」行きのバスで約20分程度(約10km)が目安です。

終点に着くと、すぐ目の前に建物が見えていますので、すぐに館内へ入ることができますよ。

(2)車の場合

お車で向かう場合には、特段の注意点はありません。

東京や名古屋など主要な街から向かう場合でも、東名高速道路で清水インター又は静岡インターで降り、国道150号(いちご街道)の後に、県道199号(三保街道)を通ります。

なお、駐車場が500円と有料ですのでご注意ください。

詳しい内容は公式サイトもご確認ください!

東海大学海洋科学博物館での授乳室・オムツ替えなど

東海大学海洋科学博物館では、まだお子様がかなり小さいうちに嬉しいサービスが充実しています。

  • 中から鍵がかけられる授乳室
  • トイレ内のオムツ交換所(一階の男女トイレにそれぞれ設置されています)
  • 貸出用ベビーカー(車椅子もあります)

館内も静かで落ち着いており、サービスも充実しているので、子育てママにも安心してご利用頂けますよ(^ ^)

東海大学海洋科学博物館の感想・まとめ

大学付属の水族館としてたくさんの研究や繁殖活動に取り組みながら、工夫たっぷりの展示で見どころの多い東海大学海洋科学博物館。

クマノミの種類は日本一の水準で、大水槽に綺麗な水槽など、良い意味で期待を裏切る充実した展示っぷりです。

さらに水族館と繋がった博物館や、隣の施設にも博物館があるなど、長く楽しむことができますのでぜひお越しください!

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