志摩マリンランドの見どころ徹底解説!|所要時間・お土産・レストラン




【志摩マリンランドは2021年3月31日をもって閉館しました。以下は過去のアーカイブとして残しています。】

 

「マンボウの泳ぐ水族館」という別名を持つ志摩マリンランド

今でもあまり多くの水族館では観られないマンボウですが、マンボウの飼育を始めた1981年当時はさらに貴重な存在でした!

最寄りの大都市である名古屋からもかなり距離がありますが、周りには「スペイン村」などもあり、風光明媚な観光スポットとして人気のある地域です。

なお、三重県にはこの志摩マリンランドから車で30分以内の範囲に三つの水族館があります!

お目当ての水族館を間違えないことはもちろん、比較もしながら行きたいところを考えてみてくださいね!

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志摩マリンランドの見どころレビューと所要時間

昔ながらの展示スタイルではありますが、その中でも工夫を凝らした独自の展示が展開されています。

そのため、所要時間は1時間程度で、イベントなどをじっくり楽しんだとしても1時間半くらいの所要時間となります。

他の観光地とも合わせて、ちょっと水族館にも行きたい、というときにはぴったりですね。

志摩マリンランドは、主に以下のような見どころがあります。

  1. 歴史を感じる伝統のマンボウ展示やネーミング
  2. 海女さんの展示?!伊勢・志摩らしい展示の数々
  3. 海の世界サミット!!キスする魚やフンボルトペンギン

見どころその1:歴史を感じる伝統のマンボウ展示やネーミング

1970年の開館で歴史ある志摩マリンランドでは、展示にもその歴史の長さを感じるような要素もたくさんあります。

一方で、歴史を感じさせないくらい水槽の管理などもしっかり行われていて、水槽の中がハッキリと観ることができるのも魅力の一つです!

館内に入ってすぐは、暗い道の左右に水槽のあるタイプの順路が続いています。

姿や形の様々な魚たちが、岩礁やサンゴの海を再現した水槽の中で泳いでいます。

見どころの一つが、このキンメモドキの群れ!

たくさんのキンメモドキが、まるで一つの生き物のようにまとまって泳いでいます。

透き通るような身体がとても美しく、つい長く観ていたくなるような光景を体験できます。

また、透き通ると言えば、ふわふわとした動きと綺麗な姿が人気のクラゲ水槽もあります。

それほどたくさんの種類がいるわけではないですが、暗い館内では特にその綺麗な姿を堪能することができますよ。

また、水槽が綺麗なので、コバンザメのように特徴的な身体をしている魚も、じっくり楽しむことができます!

こうしてみると、ぜひ触ってみたくなりますね。。

他にも、アカメフグの鋭い顔つきなど、普段は気にならないような一面にもぜひご注目ください(^^)

観ているつもりが、逆にキンメダイからじーっとこちらが観られているかもしれませんよ・・!

さて、そんな水槽展示から、歴史の古さが感じられることもあります。

例えば、チンアナゴの仲間で、よく一緒に展示されているのがこのニシキアナゴ

なんと、この名前を名付けたのが、ここ志摩マリンランドだそうです!

長い歴史のある水族館だからこそのエピソードですね。

また、志摩マリンランドの歴史といえば、欠かすことができないのがこのマンボウ展示!

全国的にもマンボウの展示が珍しかった1981年に、周辺でマンボウが多く生息することなどから、マンボウの展示を開始したそうです。

道路に面した水族館の入口には大きなマンボウのモニュメントも飾られ「マンボウの泳ぐ水族館」がキャッチフレーズになるほど、マンボウとは切っても切れない関係にある水族館です^^

ただし、このモニュメントは2016年のリニューアル時に設置されたもので、こちらはあまり歴史はありません。笑

志摩マリンランドが誇るマンボウ展示は順路の終盤にありますので、お楽しみに!

見どころその2:海女さんの展示?!伊勢・志摩らしい展示の数々

風光明美な観光地としても有名な伊勢・志摩地域

志摩マリンランドでは、そんな地域の特徴を感じられるような展示がたくさんあります!

まず欠かせないのは、伊勢といえば伊勢エビ

もちろん志摩マリンランドでは生きた伊勢エビの姿を観ることができます。

また、最寄り駅の名称にもなっている「賢島」にちなんで作られたのがこの「賢島神社」。

賢くなれるご利益のため、「学力を上向きに」にしてくれる、アオギハゼやオオウミウマなどの「上向き」の生き物たちが祀られて(?)います。

特にアオギハゼは小さいので、よーく観てみてくださいね!

なお、ここのお賽銭は、日本動物園水族館協会の「野生動物保護基金」として有効に活用されるそうです。

賢くなれなかったとしても、野生生物の保護にも繋がるなら嬉しいですね!

また、この地域ではアクセサリーとして根強い人気の「真珠」の養殖地としても有名です。

志摩マリンランドでは、真珠を生産するアコヤガイの展示もあります。

この中にあの綺麗な真珠が入っていると思うと、ちょっと意外な感じもしますね!

そして、中でも特に変わった展示(?)が、こちらも三重の名物である「海女さん」の展示です!

海女さんのパフォーマンスが観られるのは、順路の中盤にある広い回遊水槽のコーナー。

パフォーマンスの時間になると、どこからともなく海女さんが水槽に飛び込んできます。

そのまま魚たちの横を泳ぎ進んで・・・適当なところで止まります。

そこで餌やりを始めるのですが、大小様々な魚が海女さんめがけて飛びつく姿が強烈です!

泳いでいる最中には、お客さんに向かって手を振ったりしてくれるので、ぜひ時間を調べてお見逃し無いようにお楽しみください^^

(写真では魚を掴んでいるように見えますが、目の錯覚です。笑)

なお、そんな海女さんが海で捕まえるものの代表がウニ

志摩マリンランドには、ナガウニ、パイプウニ、ノコギリウニなど、様々な種類のウニが展示されています。

普段見慣れたウニとはずいぶん姿の違うウニも観られますので、ぜひ注目してみてくださいね!

見どころその3:海の世界サミット!キスする魚やフンボルトペンギン

伊勢・志摩地域の魅力が詰まった志摩マリンランドですが、もちろん、世界の生き物たちを楽しむこともできます!

まるでサミットのように、様々な地域の生き物が集まっています!

まず、マンボウに次ぐシンボルとなっているのが、入館後、建物の中に入る前の屋外で観ることができるペンギンのコーナー。

ここでは、地上と水中の両方でのペンギン達の姿を観ることができ、巣穴でくつろぐ姿も見どころです。

一羽で佇んでいたり、

集団で集まっていたり、

ぷかぷかと水面を浮いていたり、

落ちそうになったり・・!

様々なペンギンの一面が楽しめますので、ぜひゆっくりお過ごし頂くことをオススメします!

順路が終わるとまたこのコーナーに戻ってきますので、混雑具合などを様子見ながら、お楽しみくださいね。

建物に入ると、水槽の中での様々な魚たちとの出会いがあります。

身体が透けていて骨まで見えるグラスフィッシュや、

口を尖らすような表情が、まるでキスしているように見えるキッシンググラミーなど、

アジアの熱帯地域などで観られる魚をはじめ、様々な地域の生き物が目白押しです。

さらに、冷たい海に漂う「妖精」と名高いクリオネも!

結構たくさんいます。笑

こうした比較的小さな生き物も多いですが、逆に、大きなピラルクも!

たくさんのピラルクを目の前にすると圧巻です。

アフリカの湖を再現したコーナーには、様々な種類のカラフルな淡水魚たちがいます。

オススメは、こちらのアマゾンをイメージした大きな水槽

観賞用として自宅でもお馴染みの魚なども、こうして大きな水槽で環境が整うとまた違った印象になりますね。

ペンギンから小さな熱帯魚まで、志摩マリンランドで世界の様々な生き物と出会ってみませんか?(^ ^)

志摩マリンランドのここがスゴイ!おすすめ注目ポイント!

(1)水族館生まれのベビーたちが可愛い!

これは訪れるタイミング次第で観られない場合もあるかもしれませんが、志摩マリンランドでは、生き物たちの赤ちゃん・小さな姿に出会える機会が豊富です!

例えば、こちらの有名なウーパールーパー(アホロートル)

大きくなった姿を観ることが多いですが、生まれたての時には、幼体が展示されています。

とっても小さな姿でも、身体のパーツはすでに大人の姿に近く、可愛らしい様子が観られます。

また、こちらも水族館の人気者タツノオトシゴ

タツノオトシゴは、オスのお腹にある袋にメスが卵を産むという変わった子育てをしますが、そんなタツノオトシゴの赤ちゃんにも出会えるかもしれません!

さらに、口の中に卵を抱えるプテラボゴン・カウデルニィ

水族館生まれの子供達はもちろん、大人たちの集合する姿も見どころです。

中には、虫眼鏡で見ないとわからないような小さな赤ちゃんも(写真では分かりにくいですが!)。

こうした繁殖の取り組みは、絶滅が危惧される生き物を守るためにも大切な水族館の役割となります。

志摩マリンランドでは、1980年にミズダコを繁殖したことで日本で初めての無脊椎動物の繁殖賞を受賞しており、ここにも歴史を感じる実績があります。

ベビーたちの可愛さを感じつつ、自然の生き物の大切さも感じたいですね(^_^)

(2)古代水族館で生命の神秘を体験!

志摩マリンランドの建物に入ると、大きく二つの道に分かれます。

これまでご紹介したのは通常の順路となりますが、その逆側には「古代水族館」が広がっています!

ここでは、その名の通り古代をテーマにした博物館のような展示がされていますが、メインとなるのは古代から姿がほとんど変わらない生き物たちです。

例えば、これはガーという名前の魚。

同じ仲間のアリゲーターガーなどが、生態系を乱す外来生物として紹介されることがよくありますが、生き物としてはかなり長い歴史を重ねています。

なんと、水中だけでなく空気呼吸もできるんですね。

また、こちらはポリプテルス

まるでドラゴンのような姿が特徴的で、たくさんのヒレを持っていることが特徴となっています。

このポリプテルスも空気呼吸ができます。

他にも、湖や川に生息するアミアなど、生きた化石、古代魚などと呼ばれる魚達が多数展示されています。

さらに、魚以外にも、こちらも有名なカブトガニなど、ひたすら古代を感じる生き物達の宝庫となっています!

この古代水族館は、それほど広くなく、一つのコーナーといった形ですが、まさに博物館のような化石を飾った棚もあります。

ここでは、手前の水槽で紹介されているガーなどの生き物が本当に昔から同じような姿をしていたことを紹介するため、実際に古代において化石として閉じ込められた状態で展示されています!

こうして見ると、時代を超えて展示されていることをより体感することができますね。。

生きた生き物の姿はもちろん、ぜひ古代水族館で新たな発見をしてみてください!

志摩マリンランドのグッズとお土産

志摩マリンランドには、出入り口にお土産の買えるギフトショップがあります。

このギフトショップは、水族館の入館チケットを買わなくてもお買い物をお楽しみいただくことが可能です。

お店の中は比較的広々としていて、ゆっくり商品を選ぶことができます。

見どころでご紹介の通り、水族館でもペンギンが最初に出迎えてくれましたが、ギフトショップでも、ペンギンのぬいぐるみが印象的です。

また、志摩マリンランドといえばマンボウ!

マンボウに関するグッズも取り揃えられています。

その他にも、チンアナゴ・ニシキアナゴに関する文房具などがとても充実しています!

ニシキアナゴを命名したという自負がこの充実のラインナップを実現させたのでしょうか・・!

また、お菓子は一般的に販売している商品も多く、伊勢・志摩という地域ならではの商品が多いです。

真珠の産地ということもあり、真珠をモチーフにしたパールパウダー入りのタオルなど、水族館ではあまり目にしない商品も見られます。

さらに、食べ物については伊勢海老や松阪牛など、地域性豊かな商品がたくさんありますので、旅の思い出にぜひお買い求めください!

志摩マリンランドのレストラン・飲食店

志摩マリンランドでは、ギフトショップと同じ建物の中に、水族館とは直接関係の無い一般のレストランがあります。

こちらも同様に、入館チケットを買わなくても入れるので、お食事だけをお求めの場合でもご利用いただけます。

メニューは、柔らかい食感が特徴の伊勢うどん&てこね寿司や、海老フライが目立つマリン定食など、この地域ならびに水族館らしさの表れたメニューが用意されています。

食事には全てドリンクバーがついており、特に夏にはかき氷まで食べ放題ですので、水族館にお越しの際にはぜひお食事も楽しんでいってください!(^ ^)

志摩マリンランドの入館料とお得な割引情報

志摩マリンランドの入館料金は下記の通りとなっています。

  • 大人(高校生以上):1,500円
  • 中学生:1,000円
  • 小学生:600
  • 幼児(3歳以上):300円
  • 3歳未満:無料

(1)団体割引

多くの水族館では、一定の人数を境目として、1種類の団体割引しかありませんが、志摩マリンランドでは、以下のように3つの段階に分かれています。

  • 15名以上:1割引
  • 100名以上:2割引
  • 300名以上:3割引

100名以上の団体利用に該当することはあまり無いかもしれませんが、ご参考にしてください。

この他にも、学校での利用の場合には、15名以上でなんと4割引になりますので、併せてチェックしてみてくださいね!

(2)障害者等割引

障害者手帳をお持ちの場合、ご本人と付き添いの方1名までが半額でご利用いただけます。

身体障害者手帳、障害者手帳、戦傷病者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳など、具体的な対象範囲については、公式サイトなどからお問い合わせください。

(3)賢島マリンセット

周辺の観光施設とセットでお得になるチケットもあります。

それが、志摩マリンランドの入館券と賢島エスパーニャクルーズ乗車券とがセットになった「賢島マリンセット券です!

以下のような価格でご利用できますので、併せて観光利用される場合にはぜひセット券をお求めください。

  • 大人(大学生以上):2,500円
  • 中学生・高校生:2,100円
  • 小学生:1,100円

アクセスの項目にも記載していますが、車で約2分程度ですのでぜひご検討ください。

志摩マリンランドの営業時間と閉館日

志摩マリンランドの基本的な営業時間は9時00分〜17時00分です。

閉館時間の30分前には入館できなくなりますのでご注意ください。

また、志摩マリンランドは年中無休で営業していますので、曜日についてはあまり気にせずご利用いただけますよ。 

ただし、季節によって異なることがありますので、利用の前には念のため公式サイトをご確認いただくことをオススメします。

志摩マリンランドのアクセスと駐車場

志摩マリンランドは、伊勢志摩地域の中でも特に南側に位置しています。

以下では、電車と車の場合とでアクセスをご紹介します!

(1)電車の場合

電車の場合には、最寄駅は「賢島」という駅になります。

駅からは200m程度ですので、徒歩で5分もあれば到着することができます。

ただし、多くの方は志摩マリンランド以外の観光にも訪れると思いますので、電車の後にレンタカーをご利用の際にはご注意ください。

まず、賢島駅の近くにはレンタカー屋さんが限られており、また、帰りのことを考えると賢島に戻ってくるのが少し手間になるため、賢島よりも手前の駅でレンタカーを借りて行動することをオススメします!

大手のレンタカーだと「乗り捨て」ができるため、例えば伊勢神宮や鳥羽の観光地を回ってから「鳥羽駅」や「宇治山田駅」の近くで乗り捨てると、名古屋・京都・大阪方面に帰る際にも便利です。

ただし、これらの駅では、賢島までの往復がやや時間を取られてしまうため、電車でできるだけ志摩マリンランドに近づくのであれば「鵜方駅」がオススメです!

(2)車の場合

お車で向かう場合には、それほど複雑な行程はありません。

伊勢自動車道を南に向かって進み、伊勢インターチェンジから伊勢道路・国道167号線を40分ほど辿ると、到着します。

大きなマンボウのモニュメントがありますので道路からもすぐに気が付きます!

また、駐車場は乗用車120台のスペースがあり、よほどの混雑がない限り、駐車スペースについては心配の必要はありません。

たまに水族館前のスペースでイベントが行われていることがあるので、そういうときには少しご注意くださいね。

近隣には、

  • 賢島エスパーニャクルーズ(遊覧船):車で約2分
  • 志摩スペイン村:車で約15分

などの観光施設もありますので、ぜひ併せてお楽しみください!

詳しい内容は公式サイトもご確認ください!

まとめと感想

マンボウに代表される歴史のある水族館ながら、管理が行き届いた水槽で色々な国や地域の生き物に出会うことができます。

特に、生まれたての小さな生き物たちの展示も充実しており、何度訪れても成長の様子を楽しめます。

また、「海女さんの展示」という珍しい演出で、伊勢・志摩地域らしさを感じることもできるのも、観光地ならではの魅力です。

人気のペンギンや古代魚など、幅広い魅力の溢れる志摩マリンランドにぜひお越しください!(^ ^)

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