桂浜水族館の見どころ徹底解説!|所要時間・お土産・グッズ・料金




日本の歴史上カリスマ的な人気の坂本龍馬が故郷の中でも特に愛したとされる桂浜。

風光明媚で観光名所としても有名な桂浜には、長い歴史を持つ桂浜水族館があります。

それでは早速、桂浜水族館についてご紹介します!

桂浜水族館の見どころレビューと所要時間

館内はそれほど広くありませんが、たくさんの水槽があり、所要時間は1時間程度です。特別イベントに参加したり、エサやりなどを含めると、所要時間は1時間半~2時間ほど想定しておくことをオススメします!

なお、桂浜水族館までは駐車場から少し坂道を昇り降りする必要があるため、お身体が不自由な方がいらっしゃる際にはご注意ください。

桂浜水族館は、主に以下のような見どころがあります。

  • 見どころその1:充実した情報で生き物の魅力や文化を学べる!
  • 見どころその2:動物達の主体性を大事にする屋外展示
  • 見どころその3:水族館の長い歴史を活かした展示

見どころその1:充実した情報で生き物の魅力や文化を学べる!

桂浜水族館の館内を見渡すと、水槽の周りにたくさんの解説があることにすぐ気が付きます。

水槽よりもスペースを取っているのでは?!と思うほどの充実した情報で、生き物のことや地域のことを深く知ることができます。

その内容も場所によって様々ですが、地域と生き物とが組み合わされることで、桂浜水族館ならではの視点やより興味を引く内容になっています。

また、例えばこのウツボ、土佐湾の代表的な生き物の一つですが、食文化という観点からも学びがあります。

分かりやすい解説が魅力ですのでぜひじっくり読んで頂きたいです。

水槽の目の前に調理された写真があるのはインパクトありますね!

高知県内の飲食店ではよくウツボ料理を目にするので、これを機会にぜひ試してみてくださいね。

また、この地ならではの展示の特徴として、言葉遣いなどにもご注目ください。

例えばこのオナガウツボの解説では、このような表現がされています。

他にも、カゴカキダイやカサゴはこのような解説になっています。

高知の言葉で、釣り方や食べ方などが書かれているのも面白いですね。

生き物の生態に関する情報にも色々な工夫があります。

普段はヒレの形にあまり注目しないことも多いかと思いますが、水槽の中の眺め方も違ってくるのでぜひお試しください。

こうした解説パネル、手書きで親しみやすいので何となく「簡単」に思えるかもしれませんが、その裏側ではたくさんの努力もあります。

専門的な話を噛み砕いて学べるのも水族館の魅力の一つですね。

解説の中には私たちが知っておくべき大切な情報もたくさんあるので、ぜひじっくりお楽しみください。

見どころその2:動物達の主体性を大事にする屋外海獣

水族館部分の建物を出ると、「トドプール」や「アシカプール」などの大きなプール水槽が現れます。

トドは、マスコットキャラクター「おとどちゃん」として、桂浜水族館の顔にもなっていますね。

それぞれのプールではパフォーマンスなどが行われることもありますが、決まった時間に必ず実施されるわけではなく、動物達の気分や状態次第で行われます。

桂浜水族館では、動物達の主体性を優先したコンセプトを打ち出しており、こうした考え方もお客さんが生き物を理解するための手段の一つとして考えられます。

また、すぐ隣にはコツメカワウソが飼育・展示されており、間近にその姿を観ることができます。

日々の生活で刺激を得るための様々な工夫の様子も観られますので、ぜひじっくりご覧ください。

他にも、地上部分にはケヅメリクガメがおり、食事の姿や歩き回る様子などぜひお近くでご覧ください。

水族館の中にはウミガメもいますので、ウミガメとリクガメとの違いなども楽しむことができます。

なお、建物に入る前の屋外エリアにもカメがいるので探してみてくださいね!

さらに奥へ進むとカピバラやミナミアメリカオットセイなど、水辺や海で生活する生き物たちが数多く観られます。

こちらは金網があって少し観にくいこともありますが、のんびりしている姿をすぐ近くで観られるかもしれません。

また、この屋外エリアにはフンボルトペンギンにも出会えます。

時期によっては「換羽」と呼ばれる状態が観られますので、訪れる時期によっても違った雰囲気が感じられます。

なお、ペンギンは多くの水族館で識別のために色のついたタグのようなものをつけていますが、桂浜水族館では名前まで入っているのが特徴的です。

「ペンギン」というだけでなく、個体ごとの違いなどにもぜひ注目してみてください。

見どころその3:水族館の長い歴史を活かした展示

桂浜水族館では、これまでの歴史を感じることのできる展示の数々も魅力の一つです。

1931年の創設(1984年に新館移転リニューアル)は、現存する全国の水族館の中では特に古い水族館の一つです。

そんな歴史もあり、展示スタイルは伝統的な汽車窓タイプが中心で、シンプルですが分かりやすい構造とも言えます。

「古さ」を逆に生かした工夫も多く、例えば、古い図鑑の解説を用いた「古典に挑戦」では、単に生き物の情報を知る、というだけでない面白さがあります。

桂浜水族館の特徴的な解説は新聞などでも紹介されており、古い新聞記事の切り抜きからも、水族館としての歴史を感じられます。

また、水族館としての歴史の古さだけでなく、地域に密着した「生き物の歴史」を学べる展示もあります。

例えば、その名の通り「土佐」で改良が始まり定着した「土佐錦魚(トサキン)」は、高知県の天然記念物にも指定されています。

名前は聞いたことがあっても、実際の姿形がイメージできないことはよくあるので、こうしてすぐ目の前で実物が見られると勉強になりますね。

さらに、桂浜水族館では、その長い歴史の中で色々な生き物の飼育・展示に挑戦してきました。

例えば1997年頃には「クジラ」の仲間であるオキゴンドウの飼育も行われていたそうです。

後ほどご紹介する展示エリア「ほねほねルーム」では、当時の様子が分かる写真や骨格・標本などがたくさん並んでいますので、ぜひじっくり説明を読みながらその歴史を感じてみてくださいね。

桂浜水族館のここがスゴイ!おすすめ注目ポイント!

(1) 大きなアカメのウェルカムサービス!

全国的に希少な魚として保護もされる「アカメ」ですが、高知県では四万十川をはじめとして様々な地域で生息が確認されており、高知県にとって特別な存在です。

桂浜水族館では、そんなアカメの魅力を伝えるため、建物に入った瞬間からインパクト抜群で登場します。

こちらのオブジェは化け物のような雰囲気がありますが、、、本物のアカメはつるっとした大きな魚です。

建物入ってすぐの大きな水槽で、たくさんのアカメに出会うことができます。

アカメは、その名の通り赤い目をしており、ここではこのようにしっかりと赤い目の様子が見られます。

アカメの目が赤く見える理由も解説されていますが、必ずしもよく分かっていないようです。

こんなにたくさんのアカメをじっくり見られる機会はそれほど多くないので、ぜひ近くで観察してみてくださいね。

見る角度によって色の様子は異なりますよ!

なお、アカメといえばついその赤い目ばかりに注目しがちですが、うろこの大きさなども特徴の一つですので、色々な観点からその魅力をお楽しみください!

(2)骨格・標本が楽しめるほねほねルーム

桂浜水族館の建物に入ってしばらく展示を進むと、屋外に出る扉の手前に、上り階段があります。

この階段の先にあるのが、様々な骨格や標本のある「ほねほねルーム」です。

今は生き物の展示としては観られないイルカ・クジラの仲間に関する骨格を中心に、様々な生き物の骨格・標本が展示されています。

大切な展示品ですので、決して触ったりしないようご注意ください!

サメの顎や歯を間近に観ると、骨格だけでも迫力がありますね。

サメ以外にも、様々な種類の魚の骨格があり、多様な形状が面白い展示となっています。

他にも、生きた姿を観ることの難しい深海魚サケガシラやリュウグウノツカイなどは標本でお楽しみください。

なお、こちらのエリアでは、その時々によって過去に開催されたイベントなどの展示を観ることもできます。

色々な立場から「理想の水族館」を考えるような企画は面白いですよね。

地元の方はもちろん、観光で訪れる方にとっても、地域で愛される水族館の展示の歴史をぜひ一緒に振り返ってみてくださいね。

桂浜水族館のグッズとお土産

桂浜水族館のギフトショップは、水族館出口にあります。

比較的大型のぬいぐるみが多く取り扱われています。

キーホルダーのようなグッズも多くあり、展示でも印象的なアカメに関するものが随所にあるのも特徴です。

コップやトートバッグなど日常使いできる商品もあります。

また、お土産にちょうどいいお菓子は、水族館グッズというよりは高知のお土産としてのラインナップが中心です。

桂浜水族館ならではのオリジナルグッズも豊富で、オリジナルキャラクターも含めた独自のグッズがたくさん並んでいますのでぜひお楽しみください!

桂浜水族館のレストラン・飲食店

桂浜水族館の中にはレストランや飲食店がありませんが、屋外エリアの一角にてフードメニューが提供されています。

うどんを中心に、カレーや焼きそばなど、しっかりめの食事メニューもあります。

飲み物や軽食もありますので、時間帯などに応じてぜひご利用ください。

なお、屋内の座席はありませんが、お店のすぐ隣にテラス席がありますので、座りながらお楽しみ頂けます。

桂浜水族館の入館料

桂浜水族館の入館料金は下記の通りとなっています。

  • 大人(高校生以上):1,600円
  • 子供(小・中学生):600円
  • 幼児(3歳以上):400円
  • 3歳未満:無料

(1)障害者等割引

障害者手帳や療育手帳をお持ちの場合には以下の通り半額の割引があります。

  • 大人(高校生以上):800円
  • 子供(小・中学生):300円
  • 幼児(3歳以上):200円

なお、介護者の方も1名まで100円割引で利用することができます。

桂浜水族館の営業時間と休館日

桂浜水族館の営業時間は9時00分〜17時00分です。

入館チケットを購入できるのは30分前までですので閉館直前にならないよう、入館チケットの購入はお早めにするようご注意くださいね。

また、年末年始を含めて年中無休で営業しています。

夏休みやゴールデンウィークなどの長期休暇期間には営業時間が異なる場合もあるかもしれませんので、訪問の際には公式サイトをチェックすることをオススメします!

まとめ

SNSなどで何かと話題になり、人気が高い桂浜水族館ですが、館内では面白さと学びのバランスの取れた「真面目」な展示がたくさんあります。

魚や海獣などの魅力はもちろん、数多くの解説や標本などからは、水槽を眺めるだけでは分からない様々な情報に触れることができます。

長い歴史を重んじながら、新しい価値観に向けて果敢に挑戦する桂浜水族館へぜひお越しください!

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