伊勢神宮からも近い伊勢シーパラダイスは、二見浦にある「夫婦岩(めおといわ)」と隣接していることもあり、以前は「二見シーパラダイス」という名前でした。
2015年に名称変更をして「伊勢夫婦岩ふれあい水族館 伊勢シーパラダイス」となったため、このサイトでは「伊勢シーパラダイス」と表記しています。
なお、三重県にはこの伊勢シーパラダイスから車で30分以内の範囲に三つの水族館があります!
お目当ての水族館を間違えないことはもちろん、比較もしながら行きたいところを考えてみてくださいね!
Contents
伊勢シーパラダイスの見どころレビューと所要時間
建物や展示自体は昔ながらのタイプの水族館ではありますが、セイウチやカワウソなどとの触れ合いイベントが豊富で、手書きの展示POPなどは創意工夫がたっぷりです。
そのため、単に展示を眺めるだけであれば一時間半程度の所要時間となりますが、イベントなどをじっくり楽しむのであれば、二時間以上の所要時間は見込まれます。
伊勢シーパラダイスは、主に以下のような見どころがあります。
- 息まで感じるセイウチの接近やカワウソと握手!
- 空間丸ごと楽しめる!洞窟展示やペンギン広場
- アイディアいっぱい!紹介POPが面白い
見どころその1:息まで感じるセイウチの接近やカワウソと握手!
伊勢シーパラダイスといえば、館内のパフォーマンス会場で行われる、セイウチやカワウソとの触れ合いです。
1種類のカワウソを飼育・展示する水族館も多いのですが、ここではコツメカワウソやツメナシカワウソといった複数の種類のカワウソに出会えます。

元気よく動き回る姿はもちろん、タイミング次第では、スヤスヤと寝ている姿を観られます。

無防備な姿で横になっている姿はなんとも可愛らしいですね。
また、意外に鋭い牙があるので、餌の時間などには、ちょっと怖いような意外な素顔も観られるかもしれません(O_O)

さらに、伊勢シーパラダイスでは、カワウソと握手ができます!

ぷにぷにした指先が気持ち良く、カワウソに対する感情も高まり、もっと好きになること間違いなしです(^ ^)
常に握手ができるわけではないので、パフォーマンスのタイムスケジュールをしっかり確認してからお越しくださいね!
小さなカワウソとの触れ合いに続いて、伊勢シーパラダイスのメインイベントといえば、大きな巨体が特徴的なセイウチのパフォーマンスです!

柵もない会場でお客さんの前に現れますが、その巨体を器用に動かしてお客さんにぶつからないように、触れる位置までやってきてくれます。

本当にすぐ目の前までやってくるので、セイウチの吐く息や声が迫力満点です。


セイウチは見た目以上に多彩で、身体を起こしたまま地面に座ったり、

ヒレを叩いて大きな音を出したり、見事なパフォーマンスを繰り広げてくれます。

何と言っても盛り上がるのは、選ばれたお客さん一人が前に出て、セイウチからの激しいどつきを食らうこのシーン!

巨体の繰り出す強力なツッコミですが、安全には十分に注意して行われますので、女性の方でも選ばれることがありますよ。
セイウチやカワウソ達の体調次第で開催されないこともありますが、ぜひ実際に体験してみて下さいね!
見どころその2:空間丸ごと楽しめる!洞窟展示やペンギン広場
伊勢シーパラダイスでは、展示エリアの装飾などに工夫がされています。
館内に入るとすぐに、まるでジャングルの岩陰のような雰囲気が漂っています。

水槽展示も洞窟風で、岩の隙間に溜まった湖に魚が泳ぐような、少し神秘的な雰囲気も感じられます。

展示されている生き物もそれに合わせて少し不思議な雰囲気があります。

中には、ワニガメやピラニアなど、池やジャングルの雰囲気たっぷりな生き物達も展示されています。


順路を少し進むと現れる広場は、熱帯地域に生息する植物などが生い茂り、まさに森の中を歩いているような雰囲気です。

そこには、「ペンギンの森」と呼ばれるフンボルトペンギンのコーナーとなっています。

南米ペルーの暖かい地域に生息する種類なので、展示エリアの雰囲気にぴったりです。
地面も土になっており、リアルなペンギンの姿が観られます。

リアルすぎてちょっと臭いが気になることもありますが・・、可愛らしいペンギンの姿をすぐ近くで観られるので、ぜひチェックして下さい!

また、建物に入ったところにある水槽展示の一部も、洞窟のような雰囲気になっています。
中でも、洞窟の雰囲気にぴったりなのがこちらのノコギリエイ。

なんと1987年からずっと飼育されている水族館で日本一長く暮らしているノコギリエイですので、じっくりご覧になって下さいね!

見どころその3:アイディアいっぱい!紹介POPが面白い
伊勢シーパラダイスは、動物との触れ合いや展示エリアの雰囲気作りなどが素敵ですが、一般的な展示エリアの部分でも特徴があります。

展示の方法は小さな水槽を並べるのを主体とした形となっており、注目ポイントは水槽に添えられた生き物を紹介するためのPOPです!
生き物の特徴を分かりやすいイラスト付きで紹介したり、

似た特徴を持った生き物をまとめて企画コーナーのような展開をしたり、お客さんにとって理解しやすい展示の工夫があります。

さらに、例えばサメの展示コーナーでは、一般的に「怖い」イメージのあるサメにも色々な種類がいることを、一工夫した表現で紹介しています。


また、普段はあまり注目されないサンゴなども、興味を引くようなキャッチコピーで紹介されています。


こうした工夫は、紹介POPに限らず、水槽の中にもあります。
例えば、細長い身体が特報的な「ダツ」という魚を「ダーツ」に例えた水槽にしたり、
思わず笑ってしまうようなダジャレの水槽など、水槽の中にも工夫があります。

身体の成長などに合わせて背負う貝殻を交換するヤドカリの性質をテーマにした「シーパラ不動産」など、おもしろアイディアがたくさん!

このような展示の工夫は不定期に新しくなりますので、何度行っても楽しめます。
ぜひ、リピーターとなってお楽しみください!
伊勢シーパラダイス限定のここがスゴイ!おすすめ注目ポイント!
(1)イルカとキャッチボールができる?!
多くの水族館で人気者のイルカ。
伊勢シーパラダイスにもイルカがいますが、イルカショーはありません。

しかし、好奇心旺盛なイルカならではの体験ができるということで、密かな人気を集めています。
ここで展示されているイルカは、ボール遊びが大好きなようで、口でボールを咥えながら泳ぐ姿をよく目にします。

さらにすごいのは、咥えたボールを壁に向かって投げて、跳ね返ってくるボールをキャッチするんです!


イルカは知能が高いということはよく言われていますが、壁当てをしている姿を実際に目の当たりにすると、やはり感動します。。
これだけでも十分にすごいですが、お客さんがボールを投げると、キャッチしてくれ、運がよければさらにお客さんに向けて投げ返してくれることがあります!
まさにイルカとキャッチボールができる驚きの体験ができるかもしれません。

ただし、イルカが嫌がるときには無理にボールを投げたりするのは絶対にやめましょう。
イルカたちの気分が良いときにだけ、遊んでもらう、という気持ちで触れ合うことが大切です(^ ^)
(2)大水槽の前でゆっくりお昼寝
館内には大小様々な水槽が展示されていますが、一番大きい水槽がこちらの大水槽です。

大型の生き物を中心に、様々な種類の魚がゆったりと泳いでいます。
ここの特徴は、大水槽の目の前に、横になれるスペースがあるんです!

このスペースは「海底ごろりんホール」と呼ばれており、くつろぎながら大水槽を眺めたり、館内を歩き回って疲れた時などに重宝します。

暗くて少し見にくいかもしれませんが、身体が痛くならないようなマットが引いてあり、ファミリーやカップルを中心にゆったりとした時間を過ごすのに最適です。
大水槽との距離はこれくらいで、横になれるスペースのすぐそばには、小さいながらも綺麗な水槽があるので、こちらで生き物たちを眺めるのもオススメです。

なお、この場所には、順路を全て回らなくても、ペンギンの森がある広場の辺りから直接入れる道もありますのでご参考にして下さい!

伊勢シーパラダイスのグッズとお土産
伊勢シーパラダイスには、以下の2か所のお土産コーナーがあります。
- 出入り口:水族館の外
- ペンギン広場横:順路途中
以下では、それぞれご紹介します!
(1)出入り口:水族館の外
まずご紹介するのは、出入り口の建物内にあるギフトショップです。
伊勢シーパラダイスは、有名な観光地である「夫婦岩」からも近く、駐車場も併用となっています。
そのため、広いフロアは水族館のグッズだけでなく、通常の観光地としてのお土産も多数取り扱われています。
中には、地元が誇る有名企業として、ベビースターラーメンの専用コーナーまであります!

水族館のコーナーでは、たくさんの展示もあったカワウソに関するグッズがたくさん!

また、楽しいパフォーマンスを観せてくれるセイウチ関係のグッズも目立ちます。

ちょっと変わったところでは、こちらも展示の中で長寿記録を誇っていたノコギリザメのイラストが描かれたTシャツ。

ノコギリザメを飼育する水族館は全国的にも珍しいため、これはかなりレアな逸品となっています。
また、地元三重県産のヒノキを使ったオリジナルグッズも、ここでしか手に入らないアイテムとなっています。

最後に、お土産にぴったりのお菓子は、この辺りが一大産地となっている真珠をテーマにしたものも印象的です。

もちろん、伊勢シーパラダイスならではの、ツメナシカワウソのイラストが可愛いスイーツなどもあるので、要チェックです!

(2)ペンギン広場横:順路の途中
こちらは少し変則的ですが、水族館の中でもお土産・グッズを購入できる場所があります。
それが、見どころでもご紹介した「ペンギンの森」の真横にある売店コーナーです。

こちらでは、ぬいぐるみの販売が中心で、トドにペンギン、セイウチなど、伊勢シーパラダイスも代表する海獣たちが勢揃い!

中でも、カワウソについては特に充実しています。

旅の思い出に、ずっと家に置いておけるぬいぐるみをお求めの場合には、ぜひこちらのショップもお見逃しないように!
伊勢シーパラダイスのレストラン・飲食店
伊勢シーパラダイスには、レストランがありません。
そのため、飲食のためには、水族館の外にある建物(ギフトショップのある建物)をご利用していただく形になります。
「めおと横丁」には、海鮮丼や伊勢うどん、松坂牛ハンバーグの洋食屋さんなど、レストランが充実しています。
しかし今回は!伊勢シーパラダイスっぽいスイーツということで、あえてこちらの「かわうそくん焼き」をオススメします!

可愛いカワウソの顔がデザインされた今川焼きのようなおやつで、あんことクリームの二つの味が選べます。

美味しい伊勢茶とともに、ホッと一息してはいかがでしょうか(^ ^)

伊勢シーパラダイスの入館料金とお得な割引情報
伊勢シーパラダイスの入館料金は下記の通りとなっています。
- シニア(65歳以上):1,400円
- 大人(大学生以上) :1,600円
- 子供(小・中学生) :800円
- 幼児(3歳以上) :400円
- 2歳以下 :無料
基本となる割引として、団体割引や福祉割引などが用意されています。
(1)団体割引・障害者割引の注意点
団体割引は人数によって金額が異なり、大人の場合で最大の割引適用を受けられるのは、100名以上の場合で1,120円(280円引き)となっています。
障害者割引をご利用の場合には、障害者手帳を提示するか、減免申請書(ホームページ又は窓口で入手)の提出が必要です。
チケット料金が半額になり、同伴者の方が1名まで同様の割引が受けられます!
(2)お得な電子チケット
伊勢シーパラダイスでは、前日までに購入すると、シニアを除く入館チケットが1割引きになる「電子チケット」があります。
- 大人(大学生以上):1,600円→1,440円(160円引き)
- 子供(小・中学生):800円→720円(80円引き)
- 幼児(3歳以上) :400円→360円(40円引き)
購入の際には、公式サイトの専用ページからアクセスしてください!
伊勢シーパラダイスの営業時間と閉館日
伊勢シーパラダイスの基本的な営業時間は9時00分〜17時00分です。
また、基本的に年中無休ですが、12月など特定時期にメンテナンスのため休館することもありますので、具体的な日程を踏まえて事前に公式サイトを確認することをオススメします!
伊勢シーパラダイスのアクセスと駐車場
伊勢シーパラダイスは以下の場所に位置し、福島駅の中心地からは少し距離があるため、電車やバス、車などを使うことが必須となっています。
(1)電車の場合
電車の場合には、最寄駅は「二見浦駅」です。
しかし、駅からは約2kmあるため、徒歩で20〜30分ほどかかります。
そのため、雨の場合や長く歩くのが辛い方には少し厳しいかもしれません。
そこでオススメなのが、バスの利用です。
ただし、二見浦駅からはバスが出ていないため、伊勢市駅か鳥羽駅のご利用となります。
各駅からはいずれも三重交通バス(CANばす)が出ており、「夫婦岩東口」での下車となります。
各駅からの乗車時間は下記のような所要時間となっています。
- 伊勢市駅:約45分(大人460円、小人230円)
- 鳥羽駅 :約15分(大人400円、小人200円)
バスの時刻表などは、三重交通バスの公式サイトをご確認ください。
お越しになる方向や、電車・バスどちらがお好みかなどに合わせて、最適な方法をお選びください!
(2)車の場合
お車で向かう場合には、それほど複雑な行程はありません。
東京・名古屋・大阪など、いずれの主要な街からお越しの場合にも、伊勢関インターチェンジからは基本的に順路は同じです。
伊勢シーパラダイスは、伊勢地方の有名な観光地「夫婦岩」から徒歩5分ほどの距離にあるため、途中の順路では夫婦岩を目指すのもオススメです。
また、伊勢神宮からも渋滞がなければ15〜20分程度で行くことができます。
ぜひご一緒にお楽しみください!
詳しい内容は公式サイトもご確認ください!
感想・まとめ
カワウソやセイウチなど、直接触れ合えるパフォーマンスが大人気の伊勢シーパラダイス。
洞窟やジャングルをイメージした演出で、ピラニアやペンギンなどの魅力も引き立ちます。
風光明媚な島々や夫婦岩、伊勢神宮などの観光スポットからも距離が近いので、計画的にお楽しみください!
なお、車でわずか10分強くらいの場所には「鳥羽水族館」があり、合わせてオススメです(^ ^)
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