伊豆・三津シーパラダイスの見どころ徹底解説!|所要時間・お土産・レストラン・アクセス




伊豆三津シーパラダイスは、1930年に「中之島水族館」として誕生して以来の長い歴史があり、その昔は当時世界初とされるジンベエザメやミンククジラの飼育記録や、2007年まではシャチの飼育もしていました。

現在でも、イルカやセイウチ、アシカ、オットセイなどの海獣類を中心に、様々な生き物と出会うことができます。

なお、正式には「伊豆・三津シーパラダイス」と表記されますが、この記事では「伊豆三津シーパラダイス」と記載しますのでご留意ください。

伊豆三津シーパラダイスの見どころレビューと所要時間

水族館の建物内だけの所要時間であれば、30~45分程度ですが、広い屋外のプールや各種パフォーマンスイベントが充実していますので、所要時間は1時間半~2時間ほど想定しておくことをオススメします!

伊豆三津シーパラダイスは、主に以下のような見どころがあります。

  • 見どころその1:水中がよく見えるアシカやカマイルカのパフォーマンスショー
  • 見どころその2:寒さや深さを感じられる水槽展示の数々
  • 見どころその3:自然を切り抜いたような飼育場で海獣の迫力を感じる

見どころその1:水中がよく見えるアシカやカマイルカのパフォーマンスショー

伊豆三津シーパラダイスは日本で最初にイルカを飼育した水族館とされており、イルカ飼育の長い歴史があります。

そんな伊豆三津シーパラダイスでは、アシカやイルカが活躍するパフォーマンスショーを楽しむことができます。

最初に登場するのはカリフォルニアアシカたちです。

飼育員との息の合った掛け合いを通じて、アシカの身体能力を間近に感じることができます。

バランス感覚に優れたアシカは、よくあるボールを鼻先で持ち上げるだけでなく、

よりバランスを取りにくいテニスラケットを持ち上げることまでできてしまいます。

また、パフォーマンスの途中では身体の大きなトドも登場します。

観客席のすぐ近くまで近づいてくれるので、非常に迫力ある姿を目の前で見ることができます!

最後に登場するのがカマイルカたちです。

軽快なジャンプ力で様々なパフォーマンスを繰り広げます。

伊豆三津シーパラダイスの見どころの一つが、プールの観客席側のパネルが広い点にあります。

これによって水中がよく見えるため、ジャンプのパフォーマンスだけでなく、力強く水中を泳ぐ姿を見ることができます。

水族館によっては水中での様子を見ることができない場合も多いので、ぜひプールの横からもカマイルカのパフォーマンスをお楽しみください。

なお、カマイルカたちは呼吸をするための「鼻の穴」から空気を吐き出しリング状にする技を持っています。

空気の泡はすぐに消えてしまいますのでお見逃しないようにしてくださいね。

様々な海獣たちが活躍するパフォーマンスショー、お見逃しないようにしっかり事前に時間を確認してお越しください!

見どころその2:寒さや深さを感じられる水槽展示の数々

水族館の建物内では、大きなセイウチの水槽に続いて、川の遊び場を表現した「イズリバ!」のコーナーが最初に現れます。

駿河湾に向かって流れる伊豆半島の川の様子が再現されており、川の周辺に生息する生き物たちに出会えます。

中央には迫力の滝が流れ、この滝は後ろからも眺めることができるのでぜひ覗いてみてくださいね。

滝壺にあたる部分では、静岡を代表する農産物の一つ、なんとワサビが!

ワサビは綺麗な水でしかよく育たないと言われる繊細な農産物で、全国を見渡してもワサビを展示している水族館はここくらいではないでしょうか。

また、次に進むと現れるのが海に生える草、アマモの水槽です。

アマモは多様な生き物の住処となっていますので、じっくり観察してみましょう!

続く水槽は、サンゴの海を再現した水槽です。

変わった見た目をしたイソギンチャクの仲間に、魚たちが集まる様子などが見られます。

また、運が良ければホンソメワケベラという魚が掃除をしている姿も見られるかもしれませんよ。

他にも、ウツボを間近で見られるドーム型の覗き水槽や、

水槽の魚たちや照明とマッチした美しい壁紙を背景に活かしたフォトスポットなど、色々な仕掛けがあります。

そんな中、特徴的な展示の一つが、深海よりもちょっとだけ浅い「ちょい底」の冷たい海を再現したエリアです。

冷たい海に生息する生き物などを中心にしつつ、冷たい水温の水槽に手を入れることで、生き物の生息環境をよりリアルに感じることができます。

ここでの展示では、水族館ではあまり目にすることのできないスミツキハナダイやドフラインイソギンチャクなど、その時々によって様々な生き物に出会うことができます。

また、ヒメコダイとホシヒメコダイのように、近い種類の仲間の違いなどを楽しむことができるのも魅力の一つです。

魚はもちろん、ハコエビのように、ちょっと変わった種類の生き物にも出会えると嬉しいですね。

さらに奥へ進むと、暗い深海の世界が現れます。

赤い光が届かない深海に生息する生き物の姿が見られるように使われている照明が、不気味な雰囲気を醸し出しています。

ここでは、巨大なタカアシガニや、

こちらも大型の魚オオクチイシナギなどの姿が見られます。

最後に続く小型水槽では、突起の先が光るヒメカンテンナマコや、

ツノのような突起が不思議なツノモチダコなど、ここでもその時々の珍しい生き物たちに出会うことができます。

水族館を出たところには、森をイメージした展示エリア「みとしーの森」があります。

コツメカワウソたちの機敏な動きや、シマフクロウの鋭い爪などをぜひ間近でご覧ください!

見どころその3:自然を切り抜いたような飼育場で海獣の迫力を感じる

伊豆三津シーパラダイスの見どころの一つが、水族館に入ってすぐのセイウチをはじめとしたたくさんの海獣たちです。

海獣とは、海に生息する大型の哺乳類などを中心とした生き物たちの総称で、アシカやオットセイ、アザラシなどが該当します。

そんな海獣たちがのびのびと飼育・展示される広い自然のプールがこちらの自然飼育場です。

プールといっても、実際の海を仕切ったような形となっており、たくさんの海獣たちが自由に泳ぎ回っています。

浅瀬の透き通った部分や、水面から顔を出した時にはその姿がよく見えます。

また、見どころが、イカダのような板の上に乗っている姿で、不定期にその全身を見ることのできる機会があります。

水中にいるときは見えにくいですが、小さな耳や長く伸びたヒゲなどをじっくり観察できます。

キョロキョロと辺りを見回す姿も良いですが、のんびり眠たそうにする姿も注目ポイントです!

この自然飼育場では、有料の餌やり体験を楽しむこともできます。

勢いよく餌に飛びつく姿は迫力ありますのでぜひチャレンジしてみてくださいね。

また、こうした餌やりは同じく屋外にある別のエリアでも楽しむことができます。

こちらでは、マダイなどの魚たちが泳いでおり、こちらも餌に食らいつく勢いが見どころとなっています。

なお、屋外エリアにはバンドウイルカなども泳いでおり、すぐ近くでちょっとしたコミュニケーションをとることができます。

イルカには餌は与えてはいけませんので、ルールはきちんと守ってお楽しみくださいね。

屋外エリアには、富士山や淡島を背景に写真が撮れるフォトスポットもあるので、お見逃しなく!

伊豆三津シーパラダイスのここがスゴイ!おすすめ注目ポイント!

(1)「日本一」の背景が見られるバンドウイルカのパフォーマンスショー

見どころその1では、カリフォルニアアシカやカマイルカの迫力のパフォーマンスショーをご紹介しましたが、伊豆三津シーパラダイスにはもう一つのパフォーマンスがあります。

それは、伊豆三津シーパラダイスの中央にあるこちらのショーステージで行われます。

一見すると、先ほどのステージの方が豪華な印象もあるかもしれませんが、別の角度から見るとこのように全く違った姿が見えてきます。

日本を代表する風景の一つである富士山が淡島の後ろにそびえる贅沢な背景でのパフォーマンスショーを見ることができます!

こちらの角度から見る場合には座席の無い通路側からとなりますが、富士山を背景に、先ほどご紹介したカマイルカよりも大型のバンドウイルカが力強いジャンプなどを繰り広げます。

パフォーマンスの途中では、バンドウイルカの全身の様子を見ることができたり、

トレーナーさんとのコミュニケーションの様子を見ることができます。

中には、トレーナーさんがそのままプールに飛び込んで、

一緒にパフォーマンスをする様子も。

なんといっても見せ場は、まるで富士山から飛び出すようなハイジャンプ!

間近にそびえる富士山がクッキリと見えるこの景色は、日本一贅沢な背景のイルカパフォーマンスと言っても過言ではないかもしれません。

(2)ペンギンが間近で観られるペンパラ

2019年に新たに登場したエリアが、こちらの「ペンパラ」です。

観覧席を改造するような形でできたこの新エリアは、ペンギンたちの姿や匂いを間近に感じられる展示となっています。

入口はこのような扉で閉ざされており、ペンギンたちが逃げ出さないようになっています。

中に入ると、すぐ足元でフンボルトペンギンたちが生活する様子を見ることができます。

間近で見ることができるようにエリアはかなり狭い通路になっており、脱出防止のため高めの仕切りを跨ぎながら進む必要があるので、足を高くあげられないような状態・服装の方は気をつけるようにしてください。

とても近くで見ることができるので、普段とはまた違ったペンギンたちの魅力を発見できるかもしれません。

ただし、近づきすぎるとペンギンを怪我させたり、あなた自身が怪我をする危険もありますので、ペンパラに立ち入る前には必ず注意事項を確認してくださいね。

なお、伊豆三津シーパラダイスでは、他の場所にケープペンギンやチリフラミンゴが同居している展示もあります。

餌の時間には仲良くまとまって移動する姿なども見られますので、こちらもぜひお見逃しないようにチェックしてみてくださいね。

伊豆三津シーパラダイスのグッズとお土産

伊豆三津シーパラダイスのギフトショップは出口付近にあります。

広々とした売り場となっており、たくさんの商品を選ぶことができます。

特に目立つのが、水族館のシンボルにもなっているセイウチの「うちっちー」をモチーフにした商品で、たくさんのぬいぐるみが中央にそびえています。

うちっちーが描かれたTシャツやパーカーなど、普段の生活でも使えるようなオリジナルグッズもあります。

オリジナルTシャツは色々な種類もありますのでぜひご覧ください。

また、ぬいぐるみはうちっちー以外にも、ペンギンやアザラシなどたくさんの種類があります。

中には、うちっちーとは違うセイウチのぬいぐるみもありますよ。

小さなお子様向けの商品から、お洒落な事務用品まで、幅広く扱われています。

お土産に便利なお菓子類も様々で、水族館をイメージしたものもあれば、静岡の特産品を使ったご当地お菓子などもたくさんです。

選ぶのに迷ったら、壁にある「おみやげランキング」を見れば、その時々のトレンドなどもわかって便利ですよ!

なお、こちらのギフトショップの奥には、授乳室や小さなお子様が楽しめるキッズコーナー「みとしーminiパラダイス」が。

2019年には、アジの漁獲から食卓に並ぶまでを体験できる食育エリア「あじっこパラダイス」も登場していますので、ぜひお立ち寄りください。

なお、どちらも小学校4年生以上は入ることができませんので注意してくださいね。

伊豆三津シーパラダイスのレストラン・飲食店

伊豆三津シーパラダイスの中にはレストランや飲食店がほとんどありません。

一部には軽食などを楽しめる場所もありますが、本格的な飲食ができるわけではありません。

また、水族館周辺も民宿などの宿泊施設が中心で、飲食店が集中しているような場所もありません。

そのため、観光などでお車でお越しになり、食事を楽しむ場合には沼津の方まで移動することをオススメします。

伊豆三津シーパラダイスの入館料とお得な割引情報

伊豆三津シーパラダイスの入館料金は下記の通りとなっています。

  • 大人(中学生以上):2,200円
  • 子供(4歳以上~小学生):1,100円
  • 幼児(4歳未満):無料

2021年3月末までは、65歳以上向けにシニアプランが用意されており、1,800円(400円引き)でご利用頂けますよ。

以下では、各種割引制度についてご案内します。

(1)インターネット限定割引

公式サイトに掲載されたアンケートに答えると、「ウェブ限定入場割引」により、以下の通り割引が受けられます。

  • 大人(中学生以上):2,000円(200円引き)
  • 子供(4歳以上~小学生):1,000円(100円引き)

ウェブ限定入場割引となってはいますが、いわゆるオンラインチケットのような形ではなく、アンケートフォームに回答を記入し、そのページを印刷して当日にチケット窓口へ持っていく必要がありますのでご注意ください。

アンケートの内容は、伊豆三津シーパラダイスまでの交通手段、イベントや生き物に関する目的などの基本的な内容ですので、より良い水族館になるための貴重な意見としてぜひご回答ください!

なお、1回のアンケート回答につき何名でも割引を受けられますよ。

(2)団体割引

基本となる割引として、15人以上の場合には団体割引があります。

  • 大人(中学生以上):1,700円(500円引き)
  • 子供(4歳以上~小学生):850円(250円引き)

団体で利用する際にはお得になりますのでぜひご活用ください。

(3)シーパラセット券(公共交通機関とのセット割引)

伊豆三津シーパラダイスは伊豆箱根鉄道が運営する水族館であるということもあり、鉄道料金とのセット割引があります。

伊豆三津シーパラダイスまで公共交通機関(鉄道・バス)を使う場合には、セットでお得な割引を活用することができます。

シーパラセット券には以下の内容が含まれています。

  • セット券の販売各駅から最寄駅「伊豆長岡駅」までの電車運賃(片道)
  • 「伊豆長岡駅」から伊豆三津シーパラダイスまでのバス運賃(片道)
  • 伊豆三津シーパラダイスの入館料

購入できる駅は伊豆箱根鉄道駿豆線の各駅のうち「三島・三島広小路、三島田町、大場、伊豆長岡、大仁、修善寺」のみとなっていますのでご注意ください。

また、伊豆長岡駅でもセット券が購入できますが、最寄駅ですので電車料金は含まれず、バス運賃と入館料のセット料金となります。

各駅での販売料金については公式サイトの料金表をご参考にしてください。

(4)西武プリンスクラブカード特典割引

伊豆三津シーパラダイスを運営する伊豆箱根鉄道は、西武鉄道が主要な株主となっている西武グループの鉄道会社です。

そのため、西武グループが展開する「西武プリンスクラブカード」を利用するとお得な割引を受けることができます。

  • 大人(中学生以上):1,800円(400円引き)
  • 子供(4歳以上~小学生):650円(200円引き)

団体利用やセット券など他の割引との併用はできませんのでご注意ください。

(5)障害者等割引

障害者手帳をお持ちの場合には割引があります。

  • ご本人:半額
  • 介護者:ご本人1名に対して1名まで半額

ご利用される場合には、手帳などお忘れないようお気を付けください。

伊豆三津シーパラダイスの営業時間と休館日

伊豆三津シーパラダイスの営業時間は9時00分〜17時00分です。

夏休みやゴールデンウィーク期間などの大型連休には営業時間が延長されることもありますので、お出かけ前に公式サイトを確認することをオススメします。

閉館時間の1時間前には入館できなくなりますのでご注意ください。

また、基本的には年末年始を含めて年中無休で営業していますが、冬の時期にはメンテナンスのための休館があったり、普段からもイベントの時間などが公開されていますので、出発前には公式サイトで営業日程の確認をオススメします。

伊豆三津シーパラダイスのアクセスと駐車場

伊豆三津シーパラダイスは、沼津市にあり、伊豆と静岡市内の中間に位置します。

以下では、乗用車と電車・バスでのアクセスをそれぞれご紹介します。

1.乗用車の利用

東京からのアクセスの場合、まずは伊豆方面を目指し、その後、沼津市を目指す形になります。

小田原を通ると山を大きく超えることになるため、箱根の北側から御殿場方面を回って南下する方法が一般的です。

東名・新東名高速道路から、伊豆縦貫自動車道などを通って伊豆長岡インターチェンジ(IC)又は長岡ICから一般道を海に向かって進むと、すぐに到着することができます。

熱海温泉や伊東温泉などからも30~40分程度で到着できるため、他の観光と一緒に楽しむこともオススメです。

道沿いからは、このような水族館の入口が見えますので、手前の駐車場をご利用ください(満車の場合、反対側に第二駐車場があります)。

2.電車の利用

最寄り駅は「伊豆長岡駅」で、駅からは伊豆三津シーパラダイスまでのバス(伊豆箱根バス)が出ています。

バスを利用すると、駅から20分程度で到着できます。

タクシーでも15分程度なので、バスの時間が合わない場合はタクシーも選択肢になるかもしれません。

レンタカーと組み合わせて利用される場合には、沼津駅や熱海駅まで電車で向かい、そこから車で向かうという方法もあります。

沼津駅からは20~30分程度とすぐに到着してしまいますが、熱海駅からでも1時間かからない程度ですので、ちょっとしたドライブ感覚で楽しむこともできますよ。

まとめ

たくさんの海獣やペンギンたちを様々な角度から楽しむことのできる伊豆三津シーパラダイス。

すぐ近くに大きくそびえる富士山を背景にしたイルカのパフォーマンスなども楽しめます。

冷たい海や深海など、水槽展示についても工夫を凝らした表現が見どころとなっています。

日本初のイルカ飼育をはじめとした歴史も感じながら、多種多様な生き物たちの姿をぜひお楽しみください!

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