城崎温泉で有名な兵庫県豊岡市、日本海に面した城崎マリンワールドをご紹介します。
様々な種類の海獣達を中心としたパフォーマンスショーがとっても充実していて、アイディア展示もいっぱいです。
ショーだけでなく、もちろん通常展示にも魅力がたくさんありますよ!
Contents
城崎マリンワールドの見どころレビューと所要時間
城崎マリンワールドは複数の施設で構成されており、魚はもちろんのこと、「海獣」と呼ばれる海に住む哺乳類や鳥類などの種類が豊富です。
そのため、所要時間としては2時間は過ごすことができます。たくさんのパフォーマンスを全て観るのであれば、ゆっくりと3時間程度の滞在も十分に可能です!
城崎マリンワールドの見どころを3つにまとめてご紹介します。
- トドが飛び込む!アザラシが集まる!海獣達のオンパレード
- 静と動のイルカショーパフォーマンス!
- アイディアいっぱいで、魚もダンス?!
見どころその1:トドが飛び込む!アザラシが集まる!海獣達のオンパレード
広い敷地の中でたくさんの海獣達が生活しているここ城崎マリンワールドでは、“チューブ”というエリアで、海獣達の身体能力や賢さを間近に感じられるパフォーマンスがたくさん行われています。
後ほどご紹介するイルカに関するものを除いても、
- トドのダイビング(約7分)
- アザラシのロッククライミング(約7分)
- アシカのスイミング(約7分)
- ペンギンの散歩(約7分)
など、たくさんのパフォーマンスが用意されています。
このうち今回は、水槽同士が隣り合っていて、連続して観られるように時間帯が設定されている、トド⇒アザラシ⇒ペンギンの3連コンボをご紹介します。
まず、トドのダイブでは、トドの基本的な特徴を説明した後に、大きな身体を揺らしながらトドが水槽内に設置された崖を登っていきます。
そして、そのまま崖から水面へジャンプ!
大きな水しぶきをあげながら、悠々と泳ぎを再開します。
人懐っこいトド達は、水槽の外側にいる私たちにも興味津々なので、ぜひガラス越しに手を振って呼んでみましょう(^-^)
続いては、ゴマフアザラシ達によるロッククライミング!
短い手足を器用に使いながら、身体をうねうねと動かしながら、段々になった陸地を登っていきます。
たくさんのゴマフアザラシ達が、エサをもらおうとして一生懸命な姿が何ともいえない可愛さです!
目をつぶって気持ちよさそうだったり、
口を大きく開けて美味しいごはんをもらっていたり、
ゴロゴロと転がりながら水の中へ戻っていく姿にも特に注目です!
最後に、一番奥のペンギン達は、水槽から出て、私たちのすぐ目の前をお散歩します。
ペンギンの独特な歩き方がとってもキュートで、それもたくさんのペンギン達が一斉に歩いているから引き立ちます。
通り過ぎたら今度は後ろから。鳥であることを思い出させてくれる尾っぽを揺らしながら、一生懸命歩く姿を眺めることができます。
ケープペンギンとフンボルトペンギンの二種類のペンギンがいますので、その違いなどにも注目してみてくださいね。
パフォーマンスの最中は、こうした可愛らしい姿がどういう身体の仕組みによるものかを、スタッフの方々が解説してくれています。
生態が分かるともっと楽しく、海獣達との距離が縮まること間違いなしなので、よーく耳を傾けて、新たな魅力を発見しちゃいましょう!
見どころその2:静と動のイルカパフォーマンス!
海獣のパフォーマンスショーがたくさんある城崎マリンワールドでは、
- イルカ&アシカショー(約25分)
- イルカのライブステージ(約15分)
- イルカと間近で写真撮影
と、イルカに関するコンテンツもたくさんあります。
代表的なのは、イルカ&アシカショー!
屋外の“シーランドスタジアム”では、日本海の荒波を背景に、バンドウイルカやカマイルカ達が得意のジャンプを披露します。
最大の見せ場は三頭が互い違いに飛ぶジャンプで、イルカとトレーナーだけでなく、イルカ同士の息も合わせなければならないハイレベルなパフォーマンスとなっています。
また、最高到達点は6m!カマイルカのスーパージャンプをお見逃しなく!
さらに、アシカのパフォーマンスでは、他の水族館ではあまり目にすることが無いような大仕掛けもあり、コミカルな演出が目を引きます。
どちらもお客さん巻き込み型なので、運が良ければ一緒にパフォーマンスに参加できちゃうかもしれません!
続く“ドルフィンタンク”では、ほの暗くて落ち着いた空間の中でイルカが泳いでおり、ステージ上でスタッフの方がイルカの生態などを分かりやすく解説します。
身体のパーツなどをカメラとスクリーンを使ってその場で解説してくれるので、映像を観るだけよりも臨場感があって楽しく学ぶことができます。
さらに、屋外にはパフォーマンス会場とは別にイルカのプールが設置されており、こちらも荒波を背景にしながら、記念撮影などを楽しむことができます。
イルカ達は自由に飛び跳ねていて、そばにいると水がかかることもあるので気を付けてくださいね。
運が良ければすぐ近くでゆっくりしている姿をじっくり眺めることもできますよ!
見どころその3:アイディアいっぱいで、魚もダンス?!
城崎マリンワールドの主役は海獣ばかりではありません。
もちろん、海や川で生活する魚達も魅力たっぷりです!
“シーズー”の館内を貫く大きな水槽は、約6mと国内最大級の深さを誇ります。
そんな魚達の魅力を引き立てるのが、城崎マリンワールドが力をいれている「どんどんお話」という解説パネルのシリーズ。
生息地や名前ではなく、よくある疑問や、ついつい「なるほど~」と言いたくなるようなプチ情報がいっぱいです。
また、誰もは一度は考えたことがあるハリセンボンやウニのトゲの数。こんな展示もあるので、正解はぜひその目で確かめに来てください(^_^)
ちなみに、山口県の”海響館”では、ハリセンボンの模型に一本一本ハリを刺した展示もあり、こちらも中々のオススメです。
館内には、こうしたパネルがたくさんあるので、残さずチェックすれば生き物博士になれちゃいますよ!
さらに、そんなアイディアの数々が、こんな驚きのパフォーマンスを生み出しました。
それが、フィッシュダンスです!
円形のドーム“ダイブ”の中では、壁全体がプロジェクションマッピングになっていて、軽快な音楽とともに、海の生き物達が生活の中で見せる「ダンス」の様子が次々と映し出されます。
建物の中央は、開演と同時に下に降りていくステージがある大仕掛けで、その周りにある円形型の水槽の中では、たくさんのブリが泳いでいます。
パフォーマンス自体は無料で楽しむことができますが、特別料金を払った人達だけがこのステージに進むことができ、手渡されるエサを投げ込んでブリの「ダンス」を目の前で観ることができます。
・・・と、ここまで写真無しでのご紹介でしたが、上映中は写真・ビデオ撮影はNG。「ダンス」の様子は、実際に訪れた人だけが観ることができるのです。
開演前の1枚を掲載しますので、あとはその目でお確かめください!
城崎マリンワールドのグッズとお土産
広い敷地の中には、二か所のお土産コーナーがあります。
一つは、さきほどご紹介した“シーランドスタジアム”の建物にある、「シーランドショップ」です。
ここは入園しないと入れないため、城崎マリンワールドのオリジナルグッズが所狭しと並んでいます。
中でも、城崎マリンワールドの世界観を飾るオシャレなイラストをあしらったオリジナルグッズは、特にここでしか手に入らない限定アイテムです!
もう一つは、入館しなくても入ることができる大きなお土産屋さんです。
城崎マリンワールドのオリジナルグッズもたくさん並んでいますが、ここでは、水族館以外の目的で訪れる方もいるため、水族館とは特に関係しない一般的なお土産も充実しているのが特徴です。
しかし、せっかくなら水族館も訪れて、水族館に関するお土産を買いたいですよね!
今回は、特にオリジナリティーの高いオススメの商品を2つご紹介します!
まずご紹介するのは「チョコインクッキー」です。
美味しいお菓子だけでなく、パッケージがそのまま可愛い絵柄のシールになっているから、思い出を長く残すことができるのがポイントです。
また、次のご紹介するのは、ウエハースとホワイトチョコの3層になった食感がたまらない「オリジナルクッキー」です。
小袋に入っていて分けやすく、城崎マリンワールドのオリジナルイラストはオシャレな雰囲気もあるので、職場へのお土産などにも選びやすいのがポイントです。
他にも王道のぬいぐるみから変わったグッズまで、様々な商品があるのでじっくり選んでくださいね!
城崎マリンワールドのレストラン
城崎マリンワールドでは、食事を楽しむことができる場所がいくつかあります。
そのうち代表的なのが、ここ「テラス(Terrace)」です。
こちらも、入館しなくても入れるカフェ&レストランで、しっかり食事をすることも、軽くお茶をすることもできます。
今回ご紹介するのは、海を感じることのできる「海鮮炒め」です!
新鮮な海鮮が、あご醤油を使って炒められており、タコやエビのぷりぷりした歯ごたえに、香ばしい醤油の香りがベストマッチです。
ちょっと変わったところでは、自分で釣った魚を食べられるショップもあります。
城崎マリンワールド名物!アジの釣り堀
それが、“シーランドスタジアム”の手前にある“フィッシング”というエリアで、アジの釣り堀りを楽しんだ後、釣った魚をサクッと揚げ物にしてくれます。
お子様でも楽しめるので、ぜひチャレンジしてみてください!
その他にも、
やきイカやサザエのつぼやきが気軽に食べられる「グリルスタンド」、
海鮮丼や名物のいか天丼が食べられる「レストラン」、
“シーランドスタジアム”の会場では、マフィンや可愛いソフトクッキー、ペンギン型のあんまんが食べられる売店「カフェ」
など、随所で様々な食事が楽しめます。
お土産が買える「シーランドショップ」にも、オリジナルパフェが食べられる喫茶もあるので、こちらもお見逃しなく。
城崎マリンワールドのアクセスと駐車場
城崎マリンワールドは、最寄りの城崎温泉駅まで大阪からでも約3時間、また、城崎温泉駅からもさらにバスで10分ほど移動する必要があるなど、アクセスをよく検討してから向かうことが大切です。
以下では、移動手段ごとに注意点をご紹介します。
(1)電車の場合
神戸駅や姫路駅から向かうルートが一般的です。
いずれの場合にも、「こうのとり」や「はまかぜ」などの特急が出ており、少ない乗り換えでスムーズに行くことができます。
在来線を使うと、たくさんの乗り換えが必要にはなりますが、安価にゆっくりと向かうこともできます。
ここでの注意点は、全体スケジュールです!
城崎温泉駅から城崎マリンワールドまではバスを利用する必要がありますが、それほど頻繁に運行していません。
また、特急電車の運行本数はそれほど多くなく、移動時間も長いため、バスの接続次第では、城崎マリンワールドへの到着がかなり遅くなってしまいます。
さらに、帰りも同様で、バスと電車の接続を考えると選択肢が限られ、特に東京方面へ帰る場合には城崎温泉駅から乗り換え含めて6時間近くかかるため、日帰りの場合には城崎マリンワールドの滞在時間がとても短くなってしまう可能性あります。
そこで、行程表を作るために全体像をまとめたのがこの図です!
電車で行かれる方は、電車とバスの時刻をそれぞれチェックし、接続のタイミングを事前に綿密に検討しておくことをオススメします。
なお、平日と休日でバスのダイヤが異なるのでご注意ください。
バスの時刻は、全但バスのウェブサイトで確認できます。
表の一番上にある「1」の「時刻表」をクリックしてください。
(2)車の場合
電車・バスでの接続の問題を回避するため、車を利用という方法も一般的です。
ただ、神戸駅からは約160km、姫路駅からは約120kmあるため、スムーズでも2時間~3時間程度は覚悟する必要があります。
途中には山道も多いため車の運転に慣れていないと少し大変かもしれませんが、山道のドライブを楽しんだり、道中での食事などを楽しみたいという場合にはオススメの方法です!
とはいえ、いずれも方法でも、やはり一日で往復しようとすると気が休まらないため、城崎温泉で一泊することをオススメします!
町中に温泉旅館が立ち並び、名物のカニや但馬牛を使った料理店がたくさんあるため、美味しい料理や気持ち良い温泉を楽しみながら、2日以上の日程で城崎マリンワールドを目指すと兵庫県を満喫することができます。
また、播但線では、途中に「日本のマチュピチュ」として有名な「竹田城跡」などもあるため、ゆったりした日程であればこうした観光地も楽しむことができます。
アクセスの不便さを感じないようにしっかり計画を立てて、全力で城崎マリンワールドを楽しみましょう!
番外編:飛行機の場合
全く別のルートとして、お隣の鳥取県から向かうという方法があります。
鳥取駅・鳥取空港は日本海側に位置しており、城崎マリンワールドまで約80km程度で、スムーズにいけば1時間半~2時間くらいで到着できます。
途中、一部日本海の景色も楽しみながらドライブできるので、東京など遠隔地から向かう場合には、選択肢の一つとしてご検討ください!
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