マリンピア日本海完全ガイド|所要時間・見どころ・アクセス・お土産




今回ご紹介する新潟市水族館マリンピア日本海は、2017年に50周年を迎えた伝統ある水族館ですが、2013年のリニューアルによって大きく生まれ変わりました。

展示エリアが広がり、魚類だけでなく海獣と呼ばれる海の哺乳類も見やすくなった他、木々に囲まれて自然の雰囲気をたっぷり感じられる素敵な水族館です。

それではさっそくご紹介します!

マリンピア日本海の見どころレビューと所要時間

マリンピア日本海は、それほどたくさんの展示水槽があるわけではありませんが、館内は広くゆったりとしており所要時間は1時間半〜2時間くらいです。

また、イルカをはじめ様々な生き物のパフォーマンスなどがあるため、しっかりと楽しむためには2時間以上の滞在見込んでおくことをオススメします!

マリンピア日本海には、主に以下のような見どころがあります。

  1. 二種類のイルカの違いが分かる!迫力のイルカショー
  2. ペンギンの整列やトド・アザラシに会える屋外施設
  3. ビーバーやカワウソ、ラッコが泳ぐ水辺の展示

見どころその1:二種類のイルカの違いが分かる!迫力のイルカショー

マリンピア日本海を代表するイベントの一つが、迫力のイルカショーです。

パフォーマンスをしてくれるのは、カマイルカとバンドウイルカの二種類のイルカ。

並べてみると(上がバンドウイルカ、下がカマイルカ)、カマイルカの鎌のような背びれがハッキリ分かりますね。

パフォーマンスでは、迫力満点の連続ジャンプはもちろん、

高い位置のリングをくぐる姿に、力強さと器用さを併せ持つイルカの魅力を感じられます。

一番前の席(特にオレンジ色の席)は激しい水しぶきを浴びる可能性があるので、濡れたら困るという方は気を付けましょう。

また、マリンピア日本海のイルカショーでは、イルカのことを学べる情報がたくさん!

例えば、プールの壁面近くをゆっくり泳ぎ、それぞれのイルカの泳ぎ方、体つきをしっかり見ることができます。

プールサイドに上がった状態から、普段はあまり見ることのできないイルカの生態を詳しく説明もしてくれます。

会場のお客さんが指名され、ステージの上でイルカと触れ合えるチャンスもあるので、参加したい方は、ぜひ目立つ格好でアピールしてくださいね!

さらに、別の会場では、イルカのトレーニングや妊娠中の休息などの様子が見られる「屋内プール」もあります。

イルカに関することを学んだり、ゆったりとイルカを眺めたりしたい方は、こちらもぜひ覗いてみてくださいね。

見どころその2:ペンギンの整列やトド・アザラシに会える屋外施設

広い敷地のマリンピア日本海では、様々な種類の海獣達に出会えます。

入口近くにあるのが、フンボルトペンギンのたくさんいる「ペンギン海岸」です。

プールの中で泳いだり、プールサイドを歩くペンギンの姿が楽しめます。

陸上では、ペンギン達の巣があり、子育ての様子なども覗けるかもしれません。

そんなペンギン達、プールサイドにずらっと整列することがあります。

どれだけ長い列を見られるか、ぜひチェックしてみてください!

また、見逃せないポイントとして、よく見ると模様の違うペンギンが見られます。

実はこれ、どちらも同じフンボルトペンギンで、大人になると特徴的なお腹の一本縞模様が現れます。

たくさんいるペンギン達の中から、ぜひヒナを見つけてみてくださいね!

さらに屋外施設をそのまま先へ進むと、「マリンサファリ」が現れます。

ここでは、トドやカリフォルニアアシカ、ゴマフアザラシといった、ヒレアシのある海の哺乳類、海獣が見られます。

リニューアルで透明なガラス越しに見ることができるようになり、小さなお子様でも海獣達の動きをしっかり見ることができます。

また、どちらのプールでも餌をあげる様子が見られるパフォーマンスがあるのですが、特にトドは大きな身体を揺らしながら崖を登りたり、プールに飛び込んで出入りしたりする様子にぜひご注目ください!

ここマリンサファリでは、上から覗くだけでなく、プールの中の様子を横から見ることもできます。

大きな身体でスイスイ泳ぐ姿も見どころとなっています。

たまにはこんな風にガラス越しにこんな姿が見えることも。

なお、ここで観られるのはゴマフアザラシですが、この後の見どころ③でご紹介する「水辺のいきもの」のコーナーには、バイカルアザラシがいます。

大きな黒目が特徴的で、全く違った魅力がありますので、ぜひ見比べてみてくださいね。

色々な角度から生き物たちの姿を見て、ぜひ色々な発見をしてください!

見どころその3:ビーバーやカワウソ、ラッコなどが泳ぐ水辺の展示

マリンサファリのすぐ近くには、小型の生き物達が展示された「水辺のいきもの」のコーナーがあります。

全国的にもそれほど多くないアメリカビーバーの展示では、陸地や水中を縦横無尽に動き回るビーバーの様子が楽しめます。

一見するとカワウソやラッコにも似ているかもしれませんが、違う種類の仲間で、その丸いパドルのような尻尾が特徴的です。

また、人気のカワウソも、全国的に見られるコツメカワウソではなく、ユーラシアカワウソという種類のカワウソです。

特徴の一つである水かきを使って、スイスイと水中を泳ぐ姿は、目で追うのがやっとの早ワザです。

さらに、今やその数が減っているラッコの展示も観られます。

一時期は水族館の人気者として全国各地で見られたラッコですが、見かけによらないグルメな性格など、様々な飼育に関する大変さから、今や珍しくなっています。

エサのイカなどをスタッフから受け取る動作がとても可愛いので注目です!

ここの展示コーナーの見どころは、生き物たちの姿はもちろんですが、その後ろにある様々な仕掛けです。

ビーバーの展示近くには、その特徴である丸い尾のレプリカを触ってみることができます。

また、バイカルアザラシの模型は、なんと真っ二つ!

脂肪の厚みなど、アザラシの真ん丸な体型の秘密を知ることができます。

ビーバーやカワウソは、物陰に隠れてしまうことも多いので、色々な仕掛けを楽しみながら時を過ごして、楽しさと学びを両方味わってください!

マリンピア日本海 “限定”のここがすごい!

(1)川から海まで日本海を一覧できる!

マリンピア日本海では、その名の通り日本海に面した水族館として、日本海を中心としながらその周辺の海域や海に流れる川に生息する生き物が展示されています。

日本海の浅瀬などから始まり、

黒潮(日本海流)と対馬海流をテーマにした「暖流の旅」では、地魚として有名で、なんと世界で初めて人工ふ化と育成に成功したアカムツ(ノドグロ)もたくさん観られます。

また、ご注目頂きたいのは、新潟とは少し離れたサンゴ礁のエリアです。

なんだか同じ魚がたくさんいるように見えますが、よくよく観ると、多種多様な模様の仲間達であることがわかります。

ぜひ見比べてみて、名前の表示パネルと答え合わせをしてみてくださいね!

さらに、マリンピア日本海を代表する展示が、こちらのトンネルをくぐって眺められる日本海大水槽!

キラキラとした光の具合や、大きなエイが頭上を悠々と泳ぐ姿は迫力を感じます。

全身が水槽に囲まれ、映り込みも少ないので、ちょっとした記念撮影にぴったりなスポットになっています。

また、トンネルを抜けた広場から観た全景も素敵で、ゆったりとした時の流れを楽しむことができますよ。

ブリやイサキ、シイラなどたくさんの種類の魚達が泳いでおり、命の力強さを感じる展示となっています。

イワシの群れが、大きく姿を変えながら動き回る姿も必見です。

もう一つのポイントは、順路の最後に登場する「信濃川」のエリアです。

下流から徐々に上流へと向かっていくように設計された水槽、展示エリアの演出は、本当の川の中を歩いているようなリアリティーを感じます。

場所ごとに魚の種類や川の中の環境も違っていることを視覚的に感じられる素敵な展示です。

地域をテーマにした展示を通じて、新潟の魅力をもっともっと感じてください!

(2)好奇心をくすぐる学びがいっぱい!

どの展示についても、学びや楽しさを得られるマリンピア日本海ですが、特に学びに向いている展示がたくさんあります。

例えば、その名の通り「アクアラボ」では、ちょっと難易度の高い生き物塗り絵や、生き物達の標本が並んでいます。

ワークショップ型のイベントなども開催されますので、ぜひチェックしてみてください。

また、展示の中でも、順路の最後に「水族館のしくみ」というコーナーがあり、実際の造波装置が動く様子などを窓から眺めることができます。

綺麗な水槽を常に用意するための水族館の努力を感じられる場所となっています。

また、とても自然なつくりになっていて展示として見逃しがちなのが、こちらの「にいがたフィールド」です。

マリンピア日本海の屋外にある、新潟の自然環境を再現したエリアで、動物だけでなく、植物のことまで学ぶことができます。

水の中にはたくさんの生き物達が泳いでおり、ここでも生き物達の生命力を感じられます。

時期によっては、田んぼの稲が育つ様子なども水族館の中で観ることができ、海だけでない自然環境全体への理解を深めるきっかけとなっています。

また、このエリアで観られる動物、鳥、昆虫などの特徴を学べる図鑑のような資料も置いてあり、自由研究や特別授業などにぴったりな場所となっています。

自然に関する勉強をするときなどには、ぜひ自然に囲まれたところでチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

マリンピア日本海のお土産・ギフトショップ

マリンピア日本海のお土産・ギフトショップコーナーは、建物の入り口出前にあります。

そのため、帰りがけに買い物するのはもちろん、チケットを買わずに買い物だけ楽しむこともできます。

広い店内には、可愛い・オシャレな商品がたくさん並びます。

大小さまざまなぬいぐるみや、

大人の方が日常的にも使えるデザインが嬉しいトートバッグやハンカチが充実しています。

また、海の生き物をモチーフにした爪やすりやコンパクトミラーなど、主に女性向けのオシャレなアイテムが特徴的です。

お菓子のお土産も種類が豊富で、マリンピア日本海限定の「ちょこサブレ」や、

マリンピア日本海でもたくさん飼育されているフンボルトペンギンがデザインされたデコレーションクッキーなど、お土産にぴったりです。

たくさん選べて迷ってしまいそうですが、旅の思い出を求めてぜひお立ち寄りください!

マリンピア日本海のレストラン・飲食店

マリンピア日本海では、2階部分に「UMINONE~海の音~」というレストランがあります。

海の幸が豊富な新潟にふさわしく、新鮮な魚介類がふんだんに乗った海鮮丼や、のどぐろ(アカムツ)の天ぷらなどがオススメメニューとなっています。

もちろんその他にも、そば・うどんのセットや、こちらも新潟のご当地料理である「タレかつ丼」など、ご家族で一緒に楽しむことのできる豊富なメニューが揃っています。

今回特別にご紹介するのが、新潟を代表する魚である、のどぐろ(アカムツ)の天ぷらとお刺身がセットになったお得な定食です。

サクサクとした天ぷらの触感と、新鮮なお刺身を両方味わうことができます。

なお、こちらのレストラン、窓側の席に座ると、水族館に魚の搬入をしているところが見えることがあります。

ごはんを食べながらバックヤードツアー気分も味わえますので、運が良ければぜひ覗いてみてくださいね。

また、イルカショーの会場には、軽食の売店があります。

ちょっと小腹を満たしたいときには、ぜひご活用ください。

ただし、この売店は夏の期間限定ですので注意してくださいね!

最後に、マリンピア日本海の自販機の中には、「青い羽根募金」に繋がる自販機があります。

海にまつわる社会的な活動の資金になりますので、海や川の生き物が好きな皆さん、ぜひ狙ってご利用してみてくださいね。

マリンピア日本海の営業時間

マリンピア日本海の営業時間は9時00分〜17時00分です。

入館チケットの購入は16時30分までなのでご注意ください。

また、年末年始(12月29日〜1月2日)と、3月の第1木曜日・金曜日は定休日となっています。

冬休みや春休みの観光を考えている方はご注意ください。

マリンピア日本海のお得な割引情報

現在のマリンピア日本海の入館料は

  • 大人(高校生以上):1,500円
  • 小人(小・中学生):600円
  • 幼児(4歳以上):200円
  • 乳児(3歳以下):無料

となっており、コンビニ等での前売券は、通常料金と同じです。

なお、年間パスポートや回数券もあり、何度も遊びに行きたい方にはとてもお得になっています。

以下では、マリンピア日本海をお得に楽しむ方法を2つご紹介します。

  1. JAFの会員割引
  2. 新潟市観光循環バス1日乗車券

1:JAFの会員割引

自動車ロードサービスのJAFの会員証を持っていれば、割引の適用を受けることができます。

JAFの会員割引が適用された価格は以下の通りです。

    • 大人(高校生以上):1,500円 →1,200円
    • 小人(小・中学生):1600円  →480
    • 幼児(4歳以上)  :200円  →160円

JAFの会員証は、水族館以外にも様々な割引サービスを受けることができます。

自家用車を持っている人はこれを機械に加入を検討してみても良いかもしれません。

JAFへの加入はJAFロードサービス公式サイトへ

2:新潟市観光循環バス1日乗車券

レンタカーや自家用車の利用をされない方にオススメなのがこちら!

新潟市の観光循環バスの1日乗車券を提示すると、入館料が割引になります。

  • 大人(高校生以上):1,500円 →1,200円
  • 小人(小・中学生):1600円  →480
  • 幼児(4歳以上)  :200円  →160円

観光循環バスの1日乗車券は、

  • 大人(中学生以上):500円
  • 子供       :250円

となっています。

マリンピア日本海だけでなく、市内の美術館や一部飲食店でも割引になるため、

新潟市を思いっきり楽しむためには使わない手は無いですね!

ルートやお店の情報は新潟市のホームページへ

マリンピア日本海のアクセスと駐車場

マリンピア日本海は、最寄りの新潟駅から約4kmと少し距離があるため、車での移動がお薦めです。

1.乗用車・タクシーの利用

曜日や時間帯にもよりますが、駅前は少し混雑するため車で20分程度かかります。

なお、タクシーだと1,500円程度になる距離ですのでご参考にしてください。

2.バスの利用

新潟駅の「万代口」の出口を出ると、駅前から、水族館行きのバスが運行しています。

こちらも所要時間は20分程度です。

新潟駅前のバス乗り場は、行先と数字、列がハッキリと区別されているので、とても分かりやすいです。

このうち、7番(C22)に「新潟青陵大学・水族館」という行先のバスがあり、これに乗ると水族館まで真っすぐ向かうことができます。

同じCでも、20や21は水族館まで到着しないのでご注意ください。

ただし、C22のバスの本数が限られているので、良い時間のバスが無い場合、「水道町一丁目」まで乗って、降りてから15分程度歩く、という選択肢もあるかもしれません。

バスが到着して乗れるようになると、アナウンスがありますので注意して聞いてくださいね。

また、「新潟市観光循環バス」も運行しており、

  • 白山公園先回りコース(ピンク色のバス停):20分程度
  • 朱鷺メッセ先回りコース(黄色のバス停):40分程度

となっています。

バスはいずれも基本料金210円です。

水族館以外の日程とも合わせて、最適なコースをお選びください!

詳しい内容は公式サイトもご確認ください!

まとめ

イルカやヒレアシ、ペンギンに海辺の生き物達と、多種多様な海獣などが勢ぞろいしているマリンピア日本海。

リニューアルによって展示も綺麗で、繁殖に学びに、とてもバランスの良い水族館です。

施設の屋外では樹木が生い茂っており、とても気持ちの良い空間づくりがされているので、お子様連れのファミリーはもちろん、大人だけでの利用もオススメですので、ぜひお越しください!

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