東京池袋のサンシャインシティの中にある『サンシャイン水族館』をご紹介します。
サンシャイン水族館は
- 2011年8月に大規模リニューアル
- 2017年7月12日に第二弾リニューアル
- 2020年7月9日にクラゲ展示を大幅リニューアル
と、頻繁なリニューアルで常に新しい楽しさを感じられる水族館です。
都心でアクセスもよく、限られたスペースの中でコンパクトながらも充実した内容で年齢を問わず誰もが楽しめる水族館となっています。
Contents
サンシャイン水族館の見どころレビューと所要時間
サンシャイン水族館の館内はそれほど広くないですが、一階と二階、さらに屋外展示まであるため、所要時間は1時間〜1時間半くらいです。
また、土日には混雑しやすいため、全部をじっくり見たい場合には2時間近く見込んでおくことをオススメします!
(水族館までのエレベーターで30分以上並ぶこともありますので、公式ツイッターなどで混雑状況を確認することをオススメします!)
サンシャイン水族館は、主に以下のような見どころがあります。
- 圧巻のパノラマ大水槽“サンシャインラグーン”
- 都会の空を飛ぶペンギン!カワウソのエンリッチメントも
- 広い空に漂うクラゲを感じる”海月空感”
見どころその1:圧巻のパノラマ大水槽“サンシャインラグーン”
サンシャイン水族館には様々な展示がありますが、中でも代表的な水槽が、一階の中央付近にある大水槽”サンシャインラグーン”です。
池袋のビルの中にいることを忘れてしまうような美しい水槽の中では、パタパタと翼を広げるように泳ぐ”トビエイ”の仲間や、群れで泳ぐ綺麗な黄色い尾が特徴的な”ユメウメイロ”などが出迎えてくれます。
十分な広さを確保することが難しい館内を最大限活用するために、砂、壁、光などの全てを工夫してどこまでも続くような水槽を作り上げています。
目を凝らして、壁はどこまで続いているのか?など、その秘密を探ってみるのも面白いですよ(^ ^)
また、特に注目したいのが、ひらひらと優雅に伸びる長い尾が特徴の”トラフザメ”です!
さらに、このサンシャインラグーンでは、1日のうちに数回、ダイバーによるパフォーマンスタイムがあります。
餌付けをする場面では、どんどんと餌をもらいに集まってくる魚たちの勢いに、ガラス越しにも関わらず圧倒されます。。
このパフォーマンスでは、魚の特徴や身体能力を学べる解説付きなので、大人から子供まで十分に楽しめる時間となっています。
なお、サンシャインラグーンの正面の大きなアクリルガラスの手前にある小窓では、たくさんの種類の”チョウチョウウオ”の仲間が密集しています(遠くへ泳いで行ってしまわないような工夫がされているで、近くでじっくり見ることができます!)。
様々な模様を見比べるのも楽しいのでぜひお気に入りを見つけてみてくださいね!
見どころその2:都会を飛ぶ天空のペンギン!カワウソのエンリッチメントも
2011年の大幅リニューアルで魅力が倍増したのが屋外広場”マリンガーデン”です。
この時の目玉だったのが、都会の風景に浮かぶアシカ達(オタリア、カリフォルニアアシカ)が珍しいこちらの「アクアリング」でした。
ドーナツ型のアクリルガラスを泳ぐアシカ達は好奇心旺盛なので、逆に上からこちらが見られるかもしれません。
アシカ達が泳ぐ姿を頭上で観る経験は滅多にできないので、ぜひ下から見上げてみてくださいね!
また、アシカ達はパフォーマンス(アシカショー)でも数々の演技で私たちを驚かせてくれます。
※パフォーマンスの内容は時期によって異なる場合があります
特に夏になると、アシカが水鉄砲のような道具で水を飛ばしてくるイベントが開催され、噴水なども動かしながら、お客さんまで水浸しになる気分爽快なイベントとなっています!
サンシャインを背景にアシカが水を撒くという、ここでしか見られない光景をお楽しみ頂けます!
パフォーマンスの時間を見逃さないように気をつけてくださいね。
2017年のリニューアルでは、マリンガーデンの展示がさらに強化されました!広々として緑が生い茂る空間はまさに都会のオアシス!
夜にはライトアップなどもあり、昼の開放的な雰囲気とはガラッと印象が変わり、ロマンティックで大人な雰囲気になります。
そんなサンシャイン水族館の”マリンガーデン”で目玉の一つでもあるのが、都会のど真ん中でビルに囲まれた立地を活かし、ビル群を背景にペンギンがまるで空を飛んでいるかのように見える「天空のペンギン」です!
連日大人気で、特に土日祝日には、空飛ぶペンギンの写真を撮ろうとする人たちで溢れかえっています。
半分だけのトンネルのような、せり出した水槽からは、ペンギンたちがぷかぷかと水面に浮かぶ様子が見えます。
この背景に見えるのがまさに池袋のオフィスビルやマンションの数々で、ここサンシャイン水族館だからこそできた究極の展示と言えます。
合わせて、ありそうでなかった展示が「草原のペンギン」。
どこの水族館でも、ペンギンの足元は少し殺風景なことが多いですが、ここサンシャイン水族館では、青々とした草原の丘にいるペンギンを眺めることができます。
マリンガーデンには他にも色々な生き物がいますが、大きなペリカンは下から眺めると足の裏まで見えてしまうので要チェックです!
その他にも、人気のコツメカワウソはちょっと変わった動きを見られる点にぜひご注目ください。
この道具の中には餌が入っており、器用に手先を使って中の餌を取り出すために「一苦労」がかかるようになっています。
自然界では逃げる獲物を追ったり、隠れた獲物を探したりするコツメカワウソにとって、ただ決まった時間に餌が与えられるだけだと、生活に刺激が少なくストレスを感じることも。
そこで、こうした「一苦労」が自然本来の動きを引き出し、日々の生活に刺激が生まれます。
サンシャイン水族館では、「エンリッチメント」と呼ばれるこうした取り組みにも力を入れていますので、可愛いだけじゃ無い生き物の魅力をぜひ感じて頂きたいです。
見どころその3:広い空に漂うクラゲを感じる”海月空感”
都市型の水族館では、「癒し」がテーマになることが多く、ここサンシャイン水族館でも様々な形で癒しを追求してきました。
それは、生き物の「可愛さ」だけでなく、神秘的な様子や空間演出からも感じることができます。
そんな背景もあり、2020年7月のリニューアルで、広い空にクラゲが漂うような「海月空感」がオープンしました。
国内最大級となる横幅約14mの巨大な水槽は湾曲しており、また、水槽の上下には鏡が設置されているので、まるでクラゲが漂う空間に包み込まれるような感覚を味わうことができます。
暗い背景にクラゲがポツポツと漂う様子を眺めると、まるで宇宙のような印象も受けます。
展示全体の見栄えはもちろんのこと、ミズクラゲを細部まで観察できるのも魅力の一つですので、ぜひじっくり眺めて頂きたいです。
また、その隣には横幅約4mのクラゲ水槽は「クラゲスクリーン」です。
長い触手が目を引くアカクラゲは、優雅に漂う姿が見どころとなっています。
特に、触手が真っ直ぐになびく様子は、まるで彗星が尾を引くような神々しさすら感じます。
リニューアル以前からある「クラゲトンネル」などもパワーアップして健在。
足元に反射するクラゲの様子も綺麗なので、ぜひ注目してみてくださいね。
サンシャイン水族館のここがスゴイ!おすすめ注目ポイント!
(1)フロアでガラッと印象が変わる展示構成その1
サンシャイン水族館は二階建ての構造になっており、1階は「大海の旅」、2階は「水辺の旅」がコンセプトとなっています。
1階は、すでにご紹介したサンシャインラグーンや海月空感などが中心ですが、その他にも注目ポイントがたくさんです。
イワシの群れがぐるぐると回遊する水槽では、キラキラと輝く姿とても綺麗で、生命の躍動を感じられます。
見どころでご紹介した「海月空感」の少し先には様々なイカの仲間が展示されたエリアが。
イカなんて珍しくない・・とあなどってはいけません。
アオリイカの透き通るような透明な身体は、普段の以下のイメージを超える美しさを感じられます。
ヒメコウイカやハナイカなど、小さな種類も展示されていますので、その違いなどにもぜひ着目してください!
また、深海エリアには、国内で初展示となった珍しいゾウギンザメなどが展示されています。
ゾウギンザメは象の鼻のように伸びた「吻端」という部分が特徴的で、魚などが発する微弱な電気を察知し、砂に隠れた獲物を見つけることもできます。
サンシャイン水族館では日本で初めて卵の孵化にも成功していますが、この卵もかなり変わった形をしていることで話題にもなりました。
卵は普段から見られるわけではありませんが、ゾウギンザメは常設で展示されていますのでぜひお見逃しなく!
(2)フロアでガラッと印象が変わる展示構成その2
2階へ上がると、ガラッと印象が変わります!
まるでジャングルに迷い込んだようなこの空間では、水草の緑が展示を華やかにするだけでなく、天井の装飾にも緑が使われ、1階とは違った雰囲気が表現されていますのでぜひ細部までご注目ください。
アフリカの川をイメージした展示では、コンゴテトラやサカサナマズなど、エキゾチックな雰囲気の魚たちに出会えます。
透明な魚として有名なトランスルーセントグラスキャットフィッシュが、赤と黒のコントラストが美しいラスボラなどと泳ぐ水槽があります。
特に二階部分では、魚以外にも猛毒のヤドクガエルの仲間やビルマホシガメなど、爬虫類・両生類が展示されています。
さらに、二階での注目ポイントの一つが、こちらのバイカルアザラシです。
2019年には子供も生まれ、親子で仲睦まじく泳ぐ姿は必見ですので、お見逃しないよう、ご注意ください!
二階の順路の最後には、日本の川をテーマに、水草の動きと底を照らす光のバランスが綺麗な最後の締めとして魅力的な展示がありますので、最後までぜひじっくりご覧頂きたいです。
サンシャイン水族館では、ゾウギンザメやバイカルアザラシの例のように生き物の繁殖にも力を入れており、中でも「サンゴ」の保護活動に積極的に取り組んでいます。
沖縄から借りてきたサンゴを育て、沖縄の海に戻す、というこの活動は2006年から長く続けられており、時期によって体験ツアーも企画されることがありますので、保全活動などに関心のある方はぜひ公式サイトなどをチェックしてみくださいね!
こうした自然保護の関係では、日本でも浸透してきたSDGsの活動として、出口付近にて、いらなくなったパンフレットなどを回収し、紙の再生にも取り組んでいます。
ぜひ水族館を通じて自然の生き物や地球環境について考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
サンシャイン水族館のグッズとお土産
2階の順路が終わったところにあるショップでは、可愛いぬいぐるみから本格的なグッズまで様々な商品を取り揃えており、常にお客さんで賑わっています。
お土産の定番であるぬいぐるみも、カワウソに関するものだけでこんなにたくさんの種類があります!
また、サンシャイン水族館限定のオリジナル商品もかなり充実しています。
カバンなどに着けられるキーホルダーや、
可愛いデザインが嬉しい小物入れなど、普段使いにもピッタリなグッズの数々が魅力です。
中には、オシャレなマリンアクセサリーも様々な種類がありますので、大人の方にもオススメです。
海月空感のリニューアルをきっかけに、クラゲ関係のグッズも新たに登場しています!
さらに、特に充実しているのがお菓子のお土産。
サンシャイン水族館の代名詞ともなっている草原・天空のペンギンをテーマにしたバウムや、
ラグーン水槽で優雅な姿を魅せてくれたトラフザメのイメージが可愛いチョコチップクッキーなど、サンシャイン水族館らしさの溢れるお菓子がいっぱいです。
お手軽な商品としては、アナゴチョコクランチがオススメです。
チンアナゴ(白)とニシキアナゴ(オレンジ)が可愛らしく描かれていて、特徴的なデザインとなっていますので、ぜひ両方ともゲットしてくださいね!
サンシャイン水族館のお得な割引情報
サンシャイン水族館へ行く前にチェックしたいお得な割引情報です。
サンシャイン水族館をお得に楽しむ方法を2つご紹介します。
- コンビニで事前割引購入
- JAFの会員割引
- 障害者等の割引
現在のサンシャイン水族館入館料は
- 大人(高校生以上):2,400円
- 子ども(小・中学生):1,200円
- 幼児(4歳以上):700円
となっています。
なお、年間パスポートは約2回分の料金で365日楽しめるので、何度も遊びに行きたい方にはとてもお得になっています。
繁忙期には、チケット購入窓口が長蛇の列となりますので、これを回避する為にもオススメです。
1:コンビニの前売り割引
サンシャイン水族館は前売り券をコンビニエンスストアで購入することができます。
前売り券を購入することで当日券を購入する長蛇の列を回避することができます。
更に、前売り券は100円の割引(大人)が適用されます。
サンシャイン水族館の前売り券を購入できるコンビニは以下の5つです。
- サークルK
- サンクス
- セブンイレブン
- ファミリーマート
- ローソン
各コンビニに設置されている端末で購入しましょう。
2:JAFの会員割引
自動車ロードサービスのJAFの会員証を持っていれば割引の適用を受けることができます。
割引金額は前売り券よりも少し安く入手できますが、
JAFの割引を受けるためには当日券の列に並ばなければなりません。
チケットを買い求める行列に並ぶことと比較して前売り券の利用と比較検討することをおすすめします。
JAFの会員割引が適用された価格は以下の通りです。
-
- 大人:2,200円(200円引き)
- 子ども:1,100円(100円引き)
- 幼児:630円(70円引き)
JAFの会員証は全国で様々な割引サービスを受けることができます。
自家用車を持っている人は加入を検討してみても良いかもしれません。
3:障害者等の割引
サンシャイン水族館は次の証明書を提示することで割引価格で入館することができます。
- 障害者手帳
- 療育手帳等
- 特定疾病医療受給者証
割引価格は5割引となっており、それぞれの価格は次の通りです。
- 大人 :1,200円
- こども:600円
- 幼児 :350円
該当される方は、証明書等を忘れずに持参するようにしましょう。
サンシャイン水族館の休日混雑情報
サンシャイン水族館へ休日に行くとどれくらい混雑するか気になりますよね。
ここでは土曜日・日曜日の混雑情報をご紹介します。
1:エレベーターとチケット購入の待ち時間
日によって異なりますが、土日にはサンシャイン水族館へと上がるための直通エレベーターに乗るところから、約20分〜30分の待ち時間が発生することも多々あります。
筆者が訪れた時間帯が午後2時ごろと1日の中でも1番混雑する時間で上記の混雑具合でした。
サンシャイン水族館のTwitter公式アカウントでは混雑状況が発信されているので、ぜひチェックしてみてくださいね!
また、当日チケットを購入するためにも待ち時間が発生します。
こちらも長蛇の列になっており約15分〜30分の待ち時間が発生しています。
先ほど紹介したJAF会員割引を利用する場合は窓口での購入が必要になります。
混雑を避けたい場合は事前の前売りチケットや年間パスポートの購入をおすすめします。
2:ベビーカーで行っても大丈夫?
サンシャイン水族館はベビーカーでの来場もOK!問題ありません。
しかし。
休日の館内は非常に混雑しており、ベビーカーを押しての観覧は難しいと言えます。
サンシャイン水族館へ入館してからすぐにベビーカー預かり所があります。
こちらでベビーカーを預けてから館内を観て回ることをおすすめします。
館内が混雑していない場合はベビーカーを押しながら観て回ることができます。
サンシャイン水族館の館内専用のエレベーターもあるため、バリアフリーも安心です。
サンシャイン水族館のアクセスと駐車場
サンシャイン水族館へのアクセスと気になる駐車場の情報をまとめます。
サンシャイン水族館はサンシャインシティの中にあります。
サンシャインシティ及びサンシャイン水族館の場所はこちらの地図をご覧ください。
(1)サンシャイン水族館へのアクセス
サンシャイン水族館へは3つの駅からアクセスすることができます。
当サイトのおすすめは東池袋駅の利用です。
- 池袋駅(JR・東京メトロ・西武・東武)
- 東池袋駅(東京メトロ有楽町線)
- 東池袋4丁目停留所(都電荒川線)
池袋駅からは池袋駅東口を出た後、ビックカメラの前を通った後に左折し「サンシャイン60通り」を進みましょう。
右手に見えてくる東急ハンズの横にサンシャインシティへと通じる地下通路へ降りるエスカレーターがあります。
こちらを通ってサンシャイン水族館へアクセスします。
東池袋駅からは駅の改札を出た後、標識に従って地下通路を進むとサンシャインシティの地下1階へ入ることができます。
館内の表示に従い、直通エレベーターまで進みましょう。
(2)サンシャイン水族館の駐車場情報
サンシャイン水族館が入居するサンシャインシティには1,800台を収容する駐車場があります。
サンシャイン水族館の利用者は2時間の駐車場無料サービスを利用できます。
その他、サンシャインシティ館内で3,000円以上の買い物利用をした場合は追加で2時間の無料サービスが付きます。
サンシャインシティ駐車場の料金体系は以下の通りです。
- 入館〜4時 :30分ごとに300円
- 4〜8時間 :2,400円
- 8〜10時間 :2,400円+30分ごとに300円
- 10〜24時間 :3,600円
感想・まとめ
サンシャインラグーンやマリンガーデンの天空ペンギンなど、「サンシャイン」という制約・立地を活かした工夫あふれる展示の数々で大人気のサンシャイン水族館。
クラゲの巨大な水槽や定期的な特別展などで都会のニーズに応えながらも、エンリッチメントや繁殖、サンゴの保全活動などにも取り組む代表的な都市型水族館です。
アクセスの良さや、お買い物などで併せて楽しめますので、ぜひ生き物たちの魅力を身近にお楽しみください!
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