世界的にも珍しいマグロが回遊する大水槽の展示や、楽しく学べる展示がいっぱいの葛西臨海水族園をご紹介します!
東京都が運営する公営の水族館で、リーズナブルな入園料でありながら、イルカショーなどが無くても存分に楽しむことができる東京を代表する水族館です。
遠くからでも一目でわかる特徴的なドーム型のガラスで作られた外観で、地上から見えるのは3階部分。
エスカレーターを降りると海の世界が始まります。
それでは、さっそく葛西臨海水族園の見どころをご紹介します!
[最終更新日2018.04.24]Contents
葛西臨海水族園の見どころ
葛西臨海水族園の広い館内をゆっくり回るには、2時間ほどの所要時間が目安です。
楽しく学べる展示パネルも多く、これを全て読もうとする場合にはかなり時間を要するため、2時間半程度は見込んでおきましょう。
- 東京から世界へ!マグロの回遊大水槽
- じっくり楽しめる美しい水槽の数々
- 楽しさ倍増!展示の裏側を覗いちゃおう!
東京から世界へ!マグロの回遊大水槽
葛西臨海水族園では、東京都が運営するため、東京湾や小笠原諸島といった東京の海をテーマにした展示が行われています。
もちろん!東京の海だけでなく、北極・南極といった極地から、熱帯の鮮やかな魚達まで、世界中の海の生き物達が展示される「世界の海」も展開されています。
コーナーごとにどの海域をコンセプトにしているのか、どんな生き物が展示されているか、などがとても分かりやすく表示されています。
北極・南極のコーナーでは、とても珍しい種類の生き物に注目です。
変わった見た目はもちろんのこと、全国様々な水族館を巡っている筆者でも全く聞いたことが無いような生き物がたくさんです・・・!
世界中の海での収集活動や研究にかける情熱が凄いです。
さらに、世界の様々な海域をテーマにした展示の中でも特にオススメなのが、アメリカのカリフォルニア州にあるモントレー湾を再現したこの水槽。
ケルプと呼ばれる大きな海藻が波に揺れる姿は、つい腰をかけてゆっくりと眺めていたくなるような美しさです。
大きく成長していくケルプは、何度も足を運んでその成長を見届けたくなるような展示となっています。
海藻を楽しむ、というちょっと珍しい体験をぜひお試しください^^
最後に、葛西臨海水族園で有名なのがこのアカシュモクザメ!
シュモクとは「木づち」のことで、英語読みのハンマーヘッドシャークの方が馴染みがあるかもしれませんね。
とっても特徴的な頭の形が魅力的です。
なお、館内に入るとすぐに現れるのがこのアカシュモクザメがメインとなる水槽です。
角度によって様々な表情が見られるので、ぜひその目でお確かめください!
じっくり楽しめる美しい水槽の数々
葛西臨海水族園は、とにかく水槽がとっても綺麗!
どの展示水槽も澄んでいるので、生き物の姿をじっくり楽しむことができます。
飼育スタッフの皆さんが日々努力しているおかげですね。
そんな綺麗な魚たちの様子をいくつか厳選してご紹介します!
まずはお馴染みのハリセンボン!
トゲの一本一本までハッキリ観察することができます。
お次は綺麗な模様が特徴的なキングエンゼルフィッシュ。
網目模様はもちろん、鮮やかな背びれやお化粧のような顔の色合いにも注目です。
こちらの変わった魚はランプフィッシュ(ランプサッカーとも)。
お腹の部分には、腹ビレが変化した吸盤があり、岩やガラスに張り付く様子がとっても不思議。
卵は高級食材のキャビアに似ているということで、代用品としても使われているんですよ!
さらに、ちょっと怖い顔をしたドクウツボや、
とっても変わった形をしたリーフィシードラゴンなど、実に様々な種類の生き物が展示されています。
こうした魚たちはもちろんのこと、イソギンチャクなども綺麗に展示されており、名前までしっかり書かれているので、海の生き物の奥深さを改めて感じることができます。
なお、葛西臨海水族園にはイルカの展示や「イルカショー」などはありません。
綺麗な水槽の数々から新たな発見をたくさん見つけて、水族館の魅力をじっくり楽しんでくださいね!
楽しさ倍増!展示の裏側を覗いちゃおう!
冒頭でご紹介の通り、葛西臨海水族園は東京都が運営する公営水族館で、教育活動にも力を入れています。
これを象徴するのが、展示と共に並ぶ数々の紹介パネル。いつもは読み飛ばしてしまっているというあなたは、水族館の楽しさが半減しているかもしれません!
パネルでは、ちょっと気になる生き物の生態について、簡単で分かりやすく解説されています。
水圧の高いところに住む深海生物の水槽には圧力をかけているのか?など、誰もが一度は疑問に思ったことがあるような質問にもしっかりと答えてくれています。
紹介パネルは、水族館にとって伝えたいことが書かれている、いわば「展示の裏側」。
しっかり読んでから展示を見ると、どんな風に展示を見るとさらに楽しむことができるかが分かり、展示の楽しさが何倍にもなること間違いなしです!
さらに、もっと詳しく勉強したい!というお子様向けのイベントなどを実施しているのが「情報資料室」。
イベントがないときでも、自由に書籍を読むことなどができます。
サメ肌を実際に触ってみることができるなど、大人でも楽しい空間となっているのでぜひ足を踏み入れてみてくださいね。
ちなみに、園内を歩く時には、生き物を見る際のポイントが書かれた「魚ッチングシート」を使えば、さらに楽しく生き物達の魅力を楽しむことができます!
事前にPDFをゲットすることができるので、公式サイトをご参考にしてください。
また、展示の後半では、展示水槽の二階部分を歩けるコーナーがあります。
上から水槽を眺めることができ、飼育に必要な設備など、水族館の裏側を少しだけ目にすることができるのでオススメです!
最後には、東京湾を例としたゴミ問題を投げかける展示もあります。
私たちの大切な海を守るため、一人ひとりの意識を改めて行きたいですね。
自然豊かな公園の中で、綺麗な水槽を見ながら、楽しく自然や生き物が学べる葛西臨海水族園にぜひ遊びに来てください(^o^)/
葛西臨海水族園”限定”のここがすごい!
葛西臨海水族園といえばマグロ!力強い泳ぎが圧巻!
葛西臨海水族園を代表する生き物といえば、このマグロ大水槽!
たくさんのクロマグロやスマなどが大きな回遊型の水槽で展示されているので、力強く泳ぎ回るマグロ達の姿を様々な角度から楽しむことができます。
大きなマグロがスイスイと泳ぐ様子から、その速さや大きさに注目されがちですが、特にオススメの見どころはマグロのヒレの部分なんです!
マグロは泳ぐ速度によって背びれや胸びれを開いたり畳んだりすることができるため、ヒレの動きをじっと眺めていると面白いですよ(^-^)
これだけたくさんのマグロを、迫力満点の水槽で楽しめるのは、ここ葛西臨海水族園だけです。
こうしたたくさんの飼育実績から、平成11年には、陸上の水槽としては世界で初めて産卵に成功しました。近年では絶滅の心配までされているクロマグロの繁殖のため、水族館が貢献しているんですね。
葛西臨海水族園のメイン水槽として、部屋全体が大きいので、近くだけでなく、高いところから全体を見渡すのもオススメです!
なお、ドーナツ型の回遊水槽ですが、マグロの展示としては一部の区間(概ねこの画像で見えている範囲)だけが使用されています。
さらにオマケですが、葛西臨海水族園のチケット購入場所では、マグロと背比べができるフォトスポットもあるので、ぜひ勝負してみてください!
とっても広い!ペンギンの生態を自然に観察!
葛西臨海水族園にはたくさんの種類の生き物が展示されていますが、人気のペンギンも、オウサマペンギン(キングペンギン)、フェアリーペンギン(コガタペンギン)、フンボルトペンギンと様々な種類がいます。
しかし、葛西臨海水族園ではペンギンの種類の多さも特徴的ですが、一番の凄さはこの広さ!
ペンギン達が伸び伸びと生活をしており、ペンギンの生態をより自然に近い形で観察することができます。
動物園や水族館で暮らす生き物達の生活の質を改善する活動を専門用語で「エンリッチメント」と呼びますが、ここ葛西臨海水族園のペンギン展示は、平成15年にエンリッチメント大賞(飼育施設部門)にも選ばれているんです!
広い展示スペースを上から眺めるのも楽しいですが、水中の目線で展示を楽しむことのできる場所もあるので、プカプカと浮かんだり、勢いよく泳ぎ回ったりするペンギンの姿を様々な角度からお楽しみください!
なお、ぜひご覧いただきたいのがこのペンギン・・・ではなく色や姿がペンギンにそっくりなウミガラス。
よく見ると翼の形などペンギンとの違いもたくさんあるので、ペンギンと比較をしてその違いをお楽しみください!
葛西臨海水族園のグッズとお土産
葛西臨海水族園には、お土産が買えるギフトショップが二箇所あります!
どちらも営業時間は閉園時間と一緒なので、閉園ギリギリまで展示を楽しもうと考えている方は、お土産を買う時間が無くならないようにご注意ください。
入り口手前のギフトショップ”アクアスケープ”
まず、正門をくぐってすぐ、園内に入る前に現れるギフトショップが”アクアスケープ”です!
内部はそれほど広くはないものの、魅力的なグッズが所狭しと並んでいます。
特に、ぬいぐるみが豊富で、あまり他の水族館でもみないような珍しい生き物をモチーフにしたものがたくさんあります。
そこまでリアルなのは・・という方には、しっかり可愛いぬいぐるみのシリーズもありますのでご安心ください!笑
Tシャツはおしゃれなデザインなので、大人にとっても普段から活躍できる水族館グッズとなっています。
もちろん定番のお菓子や文房具コーナーも充実しているので、お土産だけでなく自分用としても思い出作りに困ることはありませんよ。
ファミリーで利用されることも多いため、ちょっと渋いものから幼児向けまで、幅広いジャンルが揃っています。
入園しないでもお買い物が楽しめますので、葛西臨海公園に遊びに来たけど水族園に入る時間は無い、という方もお気軽にお土産などをお求めください!
順路の出口付近にあるギフトショップ”アクアマリン”
続いてご紹介するのが、園内を巡り終わった出口付近にあるギフトショップ”アクアマリン”です。
取り扱っている商品に多少の違いはありますが、主なものはどちらでも手に入るので、それほど気にしなくても問題ありません。
店内の天井部分には可愛いペーパークラフトなどが飾られているので、眺めているだけでも癒しの空間です。
やはりマグロの展示が有名な葛西臨海水族園なので、マグロに関する商品を一箇所に集中させたコーナーもあります。
また、見どころでご紹介したように、楽しく学ぶことも大切にしているため、生き物に関する本もたくさん並んでいます。
水族館で興味が高まったら、さらに深く学ぶにはちょうど良いですね!
さらに、中にはまるで写真をプリントしたようなリアルなぬいぐるみなど、ちょっと変わったお土産も楽しむことができます。
今回は、人気のお菓子から、2つオススメをご紹介します!
ほんのり塩味が美味しいマグロチップス
まずご紹介するのがこちらの「マグロチップス」です。
小分けされた袋が4つ入っているので、お土産に配ることはもちろん、少しずつ食べたいという方にもピッタリな商品です。
原材料にマグロを使用しており、まるでマグロの刺身を食べているような・・!とまではいきませんが、ほんのりと魚の風味を感じられる、塩味や油っぽさが控え目でついついもう一枚、と手が伸びてしまうおいしいチップスです。
新食感が美味しい!チョコおかき
続いてご紹介するのは、この「チョコおかき」です。
合計15個のチョコおかきは、一つ一つが小包装されていて、三種類の味(チョコ・ホワイトチョコ・イチゴ)が楽しめます。
単におかきの周りにチョコが塗ってあるのではなく、中までチョコがしっかり染みているので、サクサクだけでなくしっとりとした食感もあり、とっても美味しいです!
葛西臨海水族園の名前が入っていて、可愛くて、お土産にも便利で、新食感、と良いとこ尽くしですので、ぜひお試しください(^_^)
葛西臨海水族園のレストラン
葛西臨海水族園には、食事ができるレストランもあります。
順路の最後、一階と二階を結ぶ階段の近くに「シーウィンド」というレストランがあります。
セルフサービス方式となっており、名物の「まぐろカツカレー」のほかにも、季節のメニューや魚介類を用いた様々な料理を堪能することができます。
素敵なスイーツもあるので、食事だけでなく、ちょっと小腹を満たすためにカフェ感覚でもぜひご利用ください!
なお、室内に280席、テラスには150席とたくさんの座席が用意されているので、特に混んでいる日でなければ、ほぼ確実にゆっくり座って食事を楽しむことができますよ。
葛西臨海水族園のお得な割引情報
葛西臨海水族園へ行く前に必ず見て欲しいお得な割引情報です。
現在、葛西臨海水族園の入館料金は下記の通りとなっています。
- 大人(高校生以上):700円
- 子供(中学生):250円
- 小学生以下:無料
なんと、小学生や都内在住・在学中の中学生は無料で入園することができます!
さらに、みどりの日(5/4)、都民の日(10/1)、開園記念日(10/10)はそれぞれ無料公開日となっており、こどもの日(5/5)には、居住地に関わらず全ての中学生が無料になります。
子供達を中心に、教育的な機会を提供したいという理念が現れているのだと思いますが、個人的には、これだけのコンテンツを支えるために、しっかり入園料を回収して欲しい気持ちです(>_<)
なお、団体割引や福祉割引などが用意されている他、4回分の入園料で1年間何度でも入園することのできる年間パスポートを購入することができます。
葛西臨海水族園の営業時間
葛西臨海水族園の基本的な営業時間は9時30分〜17時00分です。
閉館時間の1時間前には入園できなくなりますのでご注意ください。
また、毎週水曜日は休園日となっていますので気をつけましょう。
ただし、休園日や営業時間は変更されることもありますので、事前に公式サイトの開園情報をしっかりチェックしてくださいね!
葛西臨海水族園のアクセスと駐車場
葛西臨海水族園は葛西臨海公園の中にあり、最寄り駅はズバリ「葛西臨海公園駅」です!
JR京葉線で、東京ディズニーランドで有名な舞浜駅の一つ隣の駅となります。
この駅がすごいのは、ホームに降りた瞬間から駅全体が水族館ムード一色で、とっても可愛くて楽しい空間となっています!
駅を降りて公園に入り、約10分ほど歩くと、入口にたどり着くことが出来ます。
お車の場合には、葛西方面へ向かって首都高を走ると、大きな観覧車が目印になります。葛西ICを降りるとすぐに公園です!
なお、水族園としての駐車場がないため、葛西臨海公園の駐車場を利用することになることにご注意ください。
普通車の場合には1時間までが200円で、以後30分ごとに100円です。
駐車場には181台駐車することが可能で、混雑時には臨時駐車場も用意されますが、水族園だけでなく公園や観覧車など様々な目的の利用者がおり、行楽シーズンには駐車待ちになることもあるため、公共交通機関を利用することをオススメします。
詳しい内容は公式サイトもご確認ください!
公園の中にあり、すぐ近くに観覧車もあるため、特にデートなどにもぴったりです!
葛西臨海水族園のまとめ
世界的にも珍しいマグロの大きな回遊水槽をはじめ、世界中の海域をテーマとして美しく保たれた水槽の数々は、生き物達の生態を快適な環境で体験することができます。
また、教育的な要素も大切にしており、楽しみながら海や生き物について学べるコンテンツが充実しています。
東京が世界に誇る葛西臨海水族園に、ぜひ遊びに来てください!
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