海遊館完全ガイド|ジンベエザメ以外の見どころも!レビュー・お土産・レストラン情報




奇抜なデザインの外観に、大きなジンベエザメが海遊する巨大水槽。

今回は、全国的にも有名な水族館、大阪”海遊館”の見どころをご紹介します!

館内に入るとすぐに長いエスカレーターを上がっていき、大きな大水槽を中心に、世界中の海をテーマにしたたくさんの水槽を眺めながら進んでいく仕組みになっています。

今回は、イルカショーなどが無いにも関わらず、日本国内で第2位(2017年度)の来館者数を誇る水族館、海遊館の魅力に迫ります。

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2018年8月12日

海遊館の見どころレビューと所要時間

広い館内は、小さな水槽が並んでいるというよりもひとつひとつが大きい展示コーナーが多く、通常の混雑具合であれば、1時間半程度でも楽しめますが、じっくり楽しもうとすると2時間は十分に楽しむことができると思います。

海遊館の見どころを3つに分けてご紹介します。

  • 海遊館の大黒柱”太平洋大水槽”
  • 大阪で世界一周を体験?!アシカやイルカが暮らす海
  • 世界を超え、最後は宇宙に!クラゲ銀河がすごい

見どころその1:海遊館の大黒柱”太平洋大水槽”

海遊館最大のポイントは、何と言っても館内のど真ん中を貫く大黒柱である大水槽です。

太平洋をテーマとしており、大小さまざまな生き物たちが、悠々と泳ぐ姿は圧巻です!

人気は何と言ってもジンベエザメ。写真に収めるのに苦労するほど大きいです!

しかし、今回オススメするのはジンベエザメだけではありません。

海遊館の大水槽の中で、隠れた見どころがイトマキエイマダラトビエイなどのエイの仲間達です!

大きい水槽で泳ぐエイ達は、まるで大空を羽ばたく鳥のように優雅で、ついつい時間を忘れて眺めていたくなります。

海遊館では様々な種類のエイの仲間達がいるので、ぜひ模様や泳ぎ方の違いなどにも注目してみてくださいね。

また、大水槽にはこのナポレオンフィッシュ(メガネモチノウオ)やトラフザメ、シノノメサカタザメなど、ユニークな生き物がたくさんいます。

底の方でじっとしている姿も様々なので、ぜひ海の底までお楽しみください!

見どころその2:大阪で世界一周を体験?!アシカやイルカが暮らす海

あまり知られていませんが、海遊館には展示テーマ全体として「リング・オブ・ファイア(環太平洋火山帯)」というコンセプトがあり、各水槽にテーマを持たせながら、水族館全体で日本列島を含む太平洋をぐるりと囲む地球の構造を表しています。

太平洋大水槽がど真ん中にある理由には、こうしたコンセプトも背景にあるんですね。

(1)様々な国や地域をテーマにした展示

例えば、アメリカはカリフォルニア州にあるモンタレー湾(モントレー湾)をテーマにしたこの展示。

カリフォルニアアシカ達がイカダの上でのんびりしている姿を観察できます。

アシカとの距離も近いため、泳いでいる表情などもじっくり観ることができます。

また、ニュージーランドのタスマン海をモチーフにしたエリアにはカマイルカがいます。

海遊館にはイルカショーがありませんが、水面や水中など様々なところでカマイルカを見られる場所があり、こんな感じで近寄ってコミュニケーションをとってくれることもあるので、ぜひ手を振ってあげてみてください!

ちなみに、海遊館の特徴的な色と形の外壁も

  • ブルーのタイルが海
  • 透明なガラスの部分が空
  • そして赤色のガラスは火

を表しており、これもリング・オブ・ファイアがモチーフになっているんですよ(^_^)

この点、南米エクアドルの熱帯雨林エリアでは、自宅や学校でもお馴染みのネオンテトラの美しい青と赤のコントラストが水族館ならではの環境で楽しめます。

よく考えると海遊館カラーですね!

このエクアドルのエリアでは、巨大な身体が人気のピラルクや、ちょっとのんびりな雰囲気が可愛らしいカピバラなども展示されています。

また、アンデス山脈がそびえるチリの岩礁地域では、カタクチイワシやマイワシの大群が回遊する姿が見られます!

他の水族館では、イワシが密集して同じところをグルグル回る様子が楽しめますが、海遊館では比較的広い水槽の中で岩場を中心に泳いでおり、差別化が光る魅力的な展示となっています。

(2)海遊館のペンギンの種類はたくさん!

たくさんの地域の中でも人気なのは、ペンギンのいる南極エリア。

ジェンツーペンギン、オウサマペンギン(キングペンギン)、アデリーペンギンなど、たくさんの種類のペンギンが一度に楽しめます。

地上の様子だけでなく、手前側にはプールもあるので、泳ぐ姿も併せて楽しむことができますよ。

海遊館の南極エリアで特徴的なのは、地上に雪を模した氷が降り注いでいるところです!

しかも、その氷が気持ち良いのか、ペンギンの背中に降り積もっていることも多く、とっても可愛らしいです。

もちろん、ペンギンの凛々しい顔つきもしっかり観られますので、ぜひペンギンの種類の違いや動きなどにも注目してみてくださいね!

なお、イワトビペンギンについては、ここではなくもう少し進んだタッチングプールの近くで展示されています。

なぜなら、彼らの生息地域はフォークランド諸島などで、一面が氷の世界ではありません。

ペンギンといえば寒い地域!と考えがちですが、水族館の展示を通じて、そんなペンギンの生態に関する学びもあるんですね(^_^)

見どころその3:世界を超え、最後は宇宙に!クラゲ銀河がすごい

リング・オブ・ファイアをコンセプトに、世界中の海をテーマにした展示をご紹介してきましたが、海遊館は地球の枠には収まりません!

それが、2018年(平成30年)に始まったこの海月銀河(クラゲ銀河)です。

真っ暗な空間の中に、丸い円柱形のクラゲ水槽がいくつも並び、音もなくふわふわとクラゲが漂う様子は、まるで宇宙空間のような静寂さです。

他の水族館でのクラゲ展示といえば、明るい照明を当てたり、カラフルな照明によるクラゲの幻想的な雰囲気が美しいですが、漆黒の背景でただようクラゲも魅力的です。

何より、SF映画などで描かれる宇宙人といえば、手足がたくさんあり、よく考えるとクラゲに似ているような・・・。

海月銀河の最後にはミズクラゲの大きな水槽もありますが、鏡の効果なども巧みに使った独特の展示となっていますのでぜひご堪能ください。

海遊館”限定”のここがすごい!

(1)来るたびに新しい!海遊館のイベント展示

ジンベエザメを始めとして、常設展示がしっかりとした海遊館ですが、何度来ても飽きないように、様々な企画展示イベントを大規模に実施しているのも見どころの一つです。

例えば、海遊館が海外の水族館などと連携し、北極圏で採集調査を行い、その採集した生き物や調査の様子を紹介する新体感エリアは、大きな氷のモニュメントを使って迫力の北極空間を演出しています。

日本初展示を含む他の水族館でも滅多に見られない、オリジナル採集調査ならではの珍しい生き物達を楽しむことができます。

ここの名物は、私たちの頭上に見えるワモンアザラシ。

まるで微笑みかけているような表情が、反則的な可愛さです!

海遊館スタッフの皆さんの努力が分かる北極エリア、水族館の裏側ではこんなことまでしているのかとよく分かって面白いので、ぜひ展示の隅々までお楽しみください!

他にも、映画でもお馴染みにのカクレクマノミやナンヨウハギといった「キュート」な生き物を中心とした展示など、季節や話題に合わせた魅力たっぷりの特別な企画展示イベントを開催しています。

さらに、平成29年3月17日から平成31年1月15日まで開催していたのがこの「顔博」。

生き物たちの「顔」という観点から様々な紹介をする特別展示となっています。

もちろん、単に面白い顔をしている、というだけでなく、その変わった見た目がどういう理由によるのか?などの豆知識をわかりやすく解説してくれています。

自分自身の「顔」と魚の顔を合成する「かおカメラ」なんていうサービスもあるので、家族や友達と一緒に撮って遊ぶこともできました。

このような特別展が内容を適宜に新しくしながら開催されていますので、お出掛けの際にはぜひチェックしてみてくださいね!

なお、海遊館が時季によって替えているのは館内の展示だけではありません。

入館前の屋外でも、イルミネーションの設置など、季節ごとに異なる展示がありますので、こちらも是非チェックしてみてくださいね。

海遊館のレストラン

海遊館には大きなレストランが無く、深海展示の手前にある”カフェマーメイド”で、ソフトクリームやホットドッグなどが楽しめます(写真では深海エリアにあるように見えますが、カフェの入り口は別にあり、実際には海が見渡せる開放的なスペースです!)。

そのため、しっかりと食事をとるときには、海遊館のすぐ隣にある商業施設天保山マーケットプレイスをご利用ください!

ここには、なにわ食いしんぼ横丁というレストラン街があり、大阪らしさあふれる料理を楽しむことができます。

今回は、大阪の有名店を楽しめる二つのお店をご紹介します。

有名店までわざわざ回る時間が無い、という方にはお手軽でぴったりです!

まずは、明治43年に創業し、大阪初の西洋料理店とも名高い自由軒

名物カレーは、カレーのルーを混ぜ込んだご飯の上に生卵が乗っかったシンプルな料理ながら、スパイスの適度な辛さと卵のまろやかさが絡んで美味しいです。

ソースをかけると味が変わって美味しさも変化するので、ぜひお試しください!

お次は、大正14年にはオムライスの提供を始め、日本で初めてのオムライス専門店とも言われている元祖オムライスの店”北極星”です。

こちらは様々なオムライス料理が楽しめますが、大正時代の当時の味を再現した特別メニューがオススメです。

エビフライが三本乗った迫力もさることながら、時代を感じるメニューは雰囲気たっぷりです。

その他、タイムスリップしたようなレトロな雰囲気たっぷりの食いしんぼ横丁は、中を歩き回るだけでも楽しいので、海遊館に行かれる際にはぜひ一度はお立ち寄りください!

海遊館のグッズとお土産

海遊館では、出口付近に二つのギフトショップがあります。

(1)オフィシャルミュージアムショップ(2階)

海遊館のチケット売り場がある地上部分から、階段を使わずに入れるのがこちらのミュージアムショップ。

館内に入らなくてもお買い物を楽しめるので、海遊館に入る時間が無い、という方でもぜひお気軽にお立ち寄りください。

広い売り場には様々な商品がありますが、特に目立つのが食器のコーナー

カラフルな食器から、瀬戸染付焼水峰窯の本格的な食器まで、食卓を彩る水族館ならではの食器をゲットすることができます。

また、お土産にぴったりなお菓子も、海遊館ならではのオリジナルで、職場のお土産にも使えそうなオシャレなものから、お子様も喜ぶ可愛いパッケージまで、様々な目的別に選ぶことができます。

定番のぬいぐるみには、もちろんジンベエザメをモチーフにしたものを始め、人気のペンギンなども充実です。

最後に、ランチボックスやタンブラーには、ちょっと可愛くしすぎたようなジンベエザメのイラストもあり、特に女の子に人気がありそうですのでチェックしてみてくださいね!

(2)オフィシャルショップ(3階)

順路を終えて、地上に出る前に現れるのがこちらのショップ。

取扱商品は2階のショップと大きく違いませんが、可愛い文房具がたくさん並んでいるのが印象的です。

やや小規模なお店ですが、展示を楽しんだ流れでスッと入れるギフトショップですので、ぜひお立ち寄りください。

海遊館の料金と割引情報

海遊館の入館料金と割引情報をご紹介します。

海遊館の入館料金

海遊館の通常入館料は4つの区分に分類されています。

料金は以下の通りです。

  • 大人(高校生・16歳以上):2,300円
  • 子ども(小・中学生):1,200円
  • 幼児(4歳以上):600円
  • シニア(60歳以上):2,000円

3歳以下のお子さんは無料となっています。

シニア料金を利用する場合は証明書が必要になりますのでご注意ください。

海遊館の割引情報

海遊館をお得に利用できる割引情報をご紹介します。

なお、海遊館は割引チケットを販売していません。

1:周辺施設との共通チケット

そこでオススメするのが、周辺の施設を利用する共通チケットです。

  • 海遊館+大観覧車
  • 海遊館+サンタマリア
  • 海遊館+レゴランド大阪

などの共通販売チケットがあります。

今回は、このうち2つをご紹介します。

(1)海遊館と大観覧車

海遊館のすぐ近くには、地上高112.5mと世界最大級の天保山大観覧車があります。

大阪市内を見渡すことができるので、遠い場所にある大阪の観光スポットあべのハルカスまで見えちゃいます。

昼間には大阪を一望する景色が素晴らしいですが、夜にはライトアップがとても綺麗で、デートなどにオススメです!

大阪の夜景をぜひその目でお確かめください!

(2)海遊館とサンタマリア号

海遊館は海に面しており、外洋と繋がる大阪港にはたくさんの船が停泊しています。

中でも、コロンブスの旗艦をモチーフに客船として作られた「サンタマリア号」は、大阪ベイエリアにある名所の数々を海から眺めることができるクルーズ船です。

海遊館の裏側で少し分かりにくいかもしれませんが、サンタマリア号の近くにチケット売り場がありますので、ぜひ大阪の海を満喫してくださいね!

 

海遊館と併せてこうした施設を回ると一日中楽しめ、デートやファミリーでの利用にぴったりです。

詳細は海遊館の公式サイトをご覧ください。

2:電車の切符がついたお得なチケット

海遊館へアクセスする公共交通機関と入館チケットがセットになってお得なチケットがあります。

それが「OSAKA海遊きっぷ」です。

大阪市内や京都・奈良・兵庫エリアから来るための電車乗り放題チケットがついた商品となっています。

入館料が含まれているため、大変お得になっています。

大阪駅から利用する場合でも「大阪市営地下鉄きっぷ」を利用するとお得になります。

乗り放題切符が付いて来るため、大阪市内を周遊することもできます。

 

 

 

 

 

海遊館へのアクセスと駐車場情報

海遊館へのアクセスと駐車場の情報をご紹介します。

海遊館へのアクセス

海遊館の最寄駅は「大阪港駅」です!

大阪駅から出発した場合を例に、海遊館までのアクセスをご紹介します。

海遊館へは大阪市営地下鉄を利用します。

JR大阪駅にある大阪市営地下鉄御堂筋線「梅田駅」から乗車します。

「本町駅」で大阪市営地下鉄中央線へ乗り換えます。

コスモスクエア駅方面の電車に乗り「大阪港駅」で下車し、1番出口から出た後、徒歩約5分で海遊館へ到着します。

大きな観覧車と奇抜なデザインの外観が目立つので、少し距離はありますが人の流れについて進めば迷う心配はありません。

その他、関西国際空港からはリムジンバスが出ているため、直通で海遊館へアクセスできます。

なお、USJこと「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン®︎」からは船でアクセスが可能です。

海遊館の駐車場情報

海遊館には大型の専用駐車場が完備されています。

海遊館と併設する天保山プレイスマーケットと共用で地下に設置されています。

どちらにも直接出入りすることができます。

料金は下記の通りです。

  • 平日:200円/30分(最大料金:1,200円)
  • 休日:250円/30分(最大料金:2,000円)

駐車可能台数は臨時駐車場も含めると1,300台となっています。

営業時間は8:00〜23:00となっています。

休日は専用駐車場が満車になり、臨時駐車場へ誘導されることがあります。

臨時駐車場から海遊館へは専用のシャトルバスが無料で運行されています。

シャトルバスを利用して海遊館へ向かいましょう。

感想・まとめ

ジンベエザメを中心としながら、コンセプトがハッキリした魅力的な展示が並び見どころたっぷりの海遊館。

広い館内はゆったりと過ごすことができ、目の前には天保山マーケットプレイスや大きな大観覧車もあり、特にデートにオススメなスポットでもあります。

特別展示も多く開催され、何度行っても楽しめる海遊館にぜひお越しください(^_^)

※海遊と同じ運営会社の「ニフレル」についてはこちらの記事をご参考にしてください

ニフレル完全ガイド|レビュー・見どころ・所要時間・お土産・アクセス

2018年4月29日

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