静岡駅から直結している「松坂屋」の7階に誕生したスマートアクアリウム。
商業施設内にありながら、「イベント」のような小規模なものではなくしっかりと見ごたえのある水族館となっています。
「暮らしに寄り添ったスタイリッシュな水族館」をテーマに、照明や装飾をはじめとした様々な観点からデザインにこだわった水族館です。
それでは早速スマートアクアリウムをご紹介します!
Contents
スマートアクアリウムの見どころレビューと所要時間
商業ビルの1フロアを活用した水族館なので、展示数自体はそれほど多くなく、所要時間は1時間程度です。立ち止まってじっくり読みたい解説パネルや体験型のコンテンツもゆっくり楽しむためには、所要時間は1時間半ほど想定しておくことをオススメします。
以下では、スマートアクアリウムの見どころを、3つのポイントを踏まえながらご紹介します!
- 見どころその1:工夫を凝らしたお洒落なデザインを楽しむ
- 見どころその2:個別水槽で生き物の生態が見えやすい
- 見どころその3:大きなパネルやラボでじっくり学べる
見どころその1:工夫を凝らしたお洒落なデザインを楽しむ
スマートアクアリウムは、展示のいたるところでデザインを重視した演出がされており、間接照明も多用することで水族館全体がお洒落な雰囲気となっています。
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壁の埋め込みだけでなく、独立した水槽も多数あり、色々な角度から楽しめるようになっています。
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普段は目立たない背景になりがちな擬岩や植物なども、ここではそれ自体が展示としての力強い存在感を放っています。
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フロア全体でこうした植物の演出が見られ、魚などの「動物」だけでなく、植物の魅力も感じることができる水族館です。
中には、パルダリウムのように植物そのものの観察を楽しむ展示もあります。
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植物の演出に目が引かれますが、もちろん水槽の中では多様な生き物が飼育・展示されていますので、ぜひ水中もじっくり覗き込んでください。
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デザインへのこだわりは空間全体に及んでいますが、「水族館」として水槽が視界に入るような工夫が随所に観られます。
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同じ水槽を観るときも、観る場所・角度によって違った雰囲気を楽しむことができます。
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イラストを用いた演出でも、水槽の背景を含めた色合いのバランスが絶妙で、落ち着いて水中を鑑賞できる空間となっています。
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水槽が置けない場合でも、水中の生き物をモチーフにすることで、全体の一体感が保たれています。
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なお、特に後半の演出では全体的に和の印象が強いですが、エリアによってはガラッと雰囲気の異なる「デザイン」を楽しめるのも見どころです!
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見どころその2:個別水槽で生き物の生態が見えやすい
商業施設の中にあるスマートアクアリウムは、巨大な水槽を置くことが難しいため、小型の個別水槽が多く展示されています。
小型水槽は様々な形状をしており、水槽そのものの違いによる視点の変化も面白さの一つとなっており、ドーム型の水槽は魚眼レンズのような役割を果たし、岩場を覗き込むような体験ができます。
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完全なドームではない半球型の水槽は、水面に葉を浮かべるタイプの植物を、上から横から眺めることができます。
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眺める角度によって水槽の見え方や印象が違うのが面白いですね。
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解説のパネルも分かりやすく、オシャレな空間ながら学びの場にもなっています。
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各エリアには展示する生き物に関するテーマが設定されているため、生き物の特徴などを理解しやすいですね。
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また、個別水槽では水中の生き物をハッキリと観察できるため、微妙な違いなどを感じるのにも適しています。
例えば、こちらの見た目のよく似た二匹の魚は、ノコギリハギとシマキンチャクハギというそれぞれ全く別の種類の魚です。
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よーくヒレの形状や身体の模様を見ると、その違いに気づくことができます。
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こうして並べて比較すると、微妙な違いもより分かりやすいですね。
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他にも、長いトゲが特徴的なガンガゼを裏側から見たり、
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水面を移動するアメンボの動きを観察したり、
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水中を泳ぐニホンウナギを眺めたりなど、普段じっくり見ることのないような生き物の様々な姿をぜひ楽しんでください。
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なお、個別水槽は水の中のばかりではありません。
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毒々しい鮮やか色が美しいコバルトヤドクガエルが緑の中で映える様子なども見どころです。
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鮮やかな色の秘密などは特別なパネルでも紹介されていますので、探してみてくださいね。
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見どころその3:大きなパネルやラボでじっくり学べる
お洒落でデザイン重視な印象のスマートアクアリウムですが、学びの要素も決して少なくありません。
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デザイン性と学びの要素を融合した特徴的な展示が、この巨大な「解説パネル」です。
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パネルの横では、こちらのブラックゴーストのように生物と解説が隣り合って展示されています。
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しかし、こちらの巨大パネルは単にそこで展示する生き物の解説を巨大にしただけではなく、水中で暮らす生き物の呼吸に関する仕組みなど、関連する情報に繋げた学びが得られます。
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とても分かりやすく、また、パネルが大きいので人の流れを止めずに多くの方が同時に利用できるのも嬉しいですね。
細長く伸びる不思議な形状の腹ビレが特徴的なパールグラミーなども、こうしたパネルを観る前と後とでは見方が変わって水族館をさらに楽しむことができるようになります。
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また、パネルでの解説だけでなく、海や川の生き物に関する様々な書籍や標本、剥製などが並べられたエリアもあります。
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テーマごとに分類されているので、興味に沿って参照できるのも面白さの一つです。
さらに、スマートアクアリウムにおける学びの象徴が、こちらの研究所のようなエリアです。
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ここでは、自ら手を動かすことで能動的に学びを楽しむことができます。
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対象を拡大して眺めることのできる顕微鏡のような装置では、生き物の形態などを詳しく眺めることができます。
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棚から見たいものを自由に持ち出して見ることができます。
中には昆虫などの標本もあり、子どもだけでなく大人でも知的好奇心を刺激される魅力的な場所となっています。
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スマートアクアリウムでは、こうした学びが生き物や自然環境への関心のきっかけになることを意識しており、大切なメッセージもパネルで紹介されていますのでぜひ読んでみてください。
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スマートアクアリウムのグッズとお土産
スマートアクアリウムの出口付近にギフトショップ「COCO AQUA」があります。
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ゲート外にあるため、スマートアクアリウムを利用しない場合でもお買い物だけ楽しむこともできます。
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広々とした売り場では、やはりグッズもオシャレなものが多数並んでいます。
アクセサリや、ピンバッジ、中には珍しいメガネピンなどもあります。
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ハンカチやガーゼの多くは、海や川の生き物をモチーフにしています。
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書籍や知育おもちゃなどの学びに直結するグッズも目立ちます。
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食器類やぬいぐるみは、展示された生き物とはあまり関係ありませんが、主に子供向けの商品が充実していますが、中にはリアルな造形のものなどもあり、大人にとっても楽しいかもしれません。
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スマートアクアリウムからのメッセージを受け止め、環境に対する意識の一歩として、エコバッグを利用してみることもオススメです。
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オリジナルキャラクター「オスカル」のモデルとなったイチドヤドクガエルのコーナーはスマートアクアリウムならではのラインナップとなっています。
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また、特徴的な商品として、すぐ隣では、展示にもあった「パルダリウム」を購入できるショップもあります。
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スマートアクアリウムでの出会いをきっかけに、生活の中に「生き物」を取り込むのも良いかもしれません。
なお、ギフトショップでは、塗り絵が動き出す「おえかきパラダイス」というコンテンツもあるので、大人が買い物に悩んでいる間などにぜひご活用ください。
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スマートアクアリウムのレストラン・飲食店
スマートアクアリウムには専用のレストラン・飲食店はありません。
ただし、松坂屋の一角にある水族館ですので、松坂屋のレストランを利用することができます。
レストランフロアは8階にあるため、エスカレーターを一つ上がればすぐですので、ご利用の時間を踏まえてぜひご一緒に昼食や夕食をお楽しみください!
スマートアクアリウムの入館料とお得な割引情報
スマートアクアリウムの入館料金は下記の通りとなっています。
- 大人(中学生以上):1,400円
- 子ども(小学生):800円
- 幼児(3歳以上):500円
- 3歳未満:無料
小学生以下だけでの入場はできませんので、保護者の方が同伴するようにしてください。
なお、2023年の4月から団体割引が新たに開始されました。
団体利用の申込書などは公式サイトに掲載されているので事前にご確認ください!
スマートアクアリウムの営業時間と休館日
スマートアクアリウムの営業時間は10時00分〜19時00分です。
※2023年2月1日から営業時間が20時までから19時までに変更されています。
少し早めの1時間前から入館できませんのでご注意ください。
また、休館日は松坂屋の営業日と連動しており、お正月などはお休みとなります。
夏休みやゴールデンウィークなどの長期休暇期間には営業時間が異なる場合もあるかもしれませんので、訪問の際には公式サイトをチェックすることをオススメします!
まとめ
「スマート」の名の通り、精錬されたデザインが特徴的で、スタイリッシュなデザインながらも、水槽や生き物との関係を大切にした工夫が魅力のスマートアクアリウム。
大きな図鑑のような解説パネルやラボを通じて、オシャレな雰囲気の中でも学びの機会がたくさんあります。
アクセスも抜群で様々な時間帯に大人から子供まで誰もが楽しめるので、ぜひお越しください!
なお、兵庫県にある「アトア」の運営会社が運営しているため、コンテンツは全く違うのですが、雰囲気に似たものを感じられます。アトアへ行ったことの無い方は、別の機会にぜひお楽しみください!
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