日本全国にたくさんの水族館がありますが、全国でも唯一「ペンギン」を冠する長崎ペンギン水族館。
その名の通りペンギンの展示にこだわり、世界一多くの種類のペンギンを飼育・展示する水族館となっています。
今回は、そんな長崎ペンギン水族館の見どころをご紹介します!
Contents
長崎ペンギン水族館の見どころレビューと所要時間
施設の面積自体はそれほど広くなく、所要時間は1時間~1時間半程度です。ただし、建物の中だけでなく、施設内に広がるビオトープやビーチも含めてじっくり楽しむ場合には、所要時間は2時間ほど想定しておくことをオススメします!
長崎ペンギン水族館は、主に以下のような見どころがあります。
- 見どころその1:水中を飛び回る5種類の亜南極のペンギンたち
- 見どころその2:その姿から多様性を学べる4種類の温帯のペンギンたち
- 見どころその3:日本有数の海の恵みが溢れる長崎の海
見どころその1:水中を飛び回る5種類の亜南極のペンギンたち
「亜南極」のエリアで飼育・展示される5種類のペンギンたちは、寒い地域に生息するペンギンであるため、快適に過ごすことができるように室内でしっかりと温度管理をされています。
地元の方でなければ、長崎でなぜペンギン?と思うかもしれませんが、このエリアで観ることのできるペンギンと非常に深い繋がりがあります。
長崎市は、かつて「捕鯨の街」として栄え、その捕鯨船が南氷洋からペンギンを連れ帰ったことから、長崎とペンギンの歴史が始まりました。
その時の最初にやってきたペンギンが、このヒゲペンギンという種類のペンギンでした。
いまや9種類ものペンギンを飼育する長崎ペンギン水族館ですが、そんな歴史に思いを馳せながら眺めると、違った楽しみ方ができるかもしれません。
なお、その頃の第27興南丸・湘南丸といった捕鯨船で使われていたスクリューやイカリは、第二駐車場に飾られていますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
そんな亜南極のペンギンコーナーですが、室内には大きなプールもあるため、ペンギンたちが陸上を歩く姿だけでなく、水面に浮かぶ姿も楽しむことができます。
さらにここ長崎ペンギン水族館の特徴は、何と4mもの大きなアクリルパネルを通して水中の様子を観察できるところにあります。
水量200トンの水中では、水中で餌に食いつく様子や、陸上と水面とで印象の違うペンギンの素早い動きなどを観ることができます。
例えばこのジェンツーペンギンは、ペンギンの仲間の中で最も速く泳ぐことができるといわれており、気泡をなびかせながらスピード感のある動きが魅力です。
また、こちらのキングペンギンは、その大きな身体からゆっくりとした動きを想像しがちですが、水中で素早く泳ぐ姿からその魅力を再発見できます。
このキングペンギン、長崎ペンギン水族館では国内最高齢となる飼育の歴史もあり、世代を超えて皆さんに愛された個体もいます。
「ぎん吉」や「ペペ」の名を聞くと、特に地域に住む年配の方々にとっては、若い頃にデートやお子様を連れて水族館を訪れたときの記憶を思い出すかもしれません。
このようなペンギンとの関係を築くことができるのも、水族館が大切に生き物を飼育し、また、生き物に対する親しみなどを伝えているからこそだと感じられます。
皆さんもぜひ長崎ペンギン水族館のペンギンたちを通じて生き物や自然を大切にする気持ちを育み、新しい歴史を作っていって頂きたいです!
なお、ご紹介した3種類のペンギン以外にも、この亜南極のペンギンコーナーでは、キタイワトビペンギンとミナミイワトビペンギンが展示されています。
非常によく似た二種類ですので、ぜひ冠羽と呼ばれる頭の黄色い羽根の部分に注目して見分けに挑戦してみてください!
見どころその2:その姿から多様性を学べる4種類の温帯のペンギンたち
「温帯」エリアは半屋外のような環境で、4種類のペンギンたちを観ることができます。
このうち3種類は非常によく似ていて、かなりペンギン好きな方でないと見分けるのも難しいかもしれません。
まずは国内でも最も多くの水族館で飼育されているフンボルトペンギンです。
長崎ペンギン水族館の中でも数が多いことから一番広いスペースで飼育されており、後ほどご紹介するビーチでのイベントなどをはじめ、様々な場面で活躍しています。
続いて真ん中はマゼランペンギンです。
正面から見ると二本の線が走っているように見えるので、他の種類に比べると比較的区別しやすいかもしれません。
水面に浮かんでいることも多いので、陸地と水面との二つの側面から観察してみてください。
最後に、ケープペンギンです。
他の二種類と比べると、顔から首にかけての白い部分が厚くなっているのが特徴です。
ケープペンギンが飼育されている場所では、巣穴が洞窟のようになっている部分が見やすいので、ペンギンたちが出入りする様子をぜひ眺めてみてください。
なお、この洞窟のような巣穴も構成している大きな擬岩は、種類の異なるペンギンたちの展示エリアを横断するように設置されていますが、高い部分にはサボテンが見られるなど、立体感をもって眺めるとさらに没入感を得ることができるのでオススメです。
こちらの三種類、このように見た目がよく似ているため、インターネットなどでもその見分け方がたびたび紹介されています。
ここ長崎ペンギン水族館では、この三種類を一度に見比べることができますので、色々な角度からペンギンたちの魅力を感じてください!
少し先に進んだところで展示される残りの1種類が、コガタペンギンです。
その名の通り、他の種類のペンギンと比べて小さな身体が特徴となっています。
その小柄さもあって、可愛らしい見た目をしていますが、近くで見ると眼光鋭く、小さくても迫力を感じられますので、ぜひじっくり観察してみてくださいね。
長崎ペンギン水族館では、こうしたペンギンたちのことをもっとよく知って頂くための「鳥人(ペンギン)情報室」というコーナーがあります。
ここでは、様々な種類のペンギンの生態や繁殖に関する詳しい情報が紹介されています。
最近特に問題となっているプラスティックゴミの問題などにも触れられていますので、ぜひ私たちの生活とペンギンとの関係について学ぶきっかけにしてください。
館内の色々な場所でペンギンの種類ごとに詳しい情報が分かりやすく紹介されていますので、展示を見る際には展示パネルにも注目してみてくださいね。
見どころその3:日本有数の海の恵みが溢れる長崎の海
長崎ペンギン水族館は長崎市が所有する水族館で、ペンギンに関する展示だけでなく、もちろん魚なども展示されています。
水揚げされる魚の種類が全国1位で、漁獲量も毎年2位・3位を争う「水産の街」である長崎に立地する水族館として、長崎周辺の海の恵みを紹介する展示が多く見られます。
例えば、入口から入って最初に観られるのが、カタクチイワシです。
こうして円柱型の水槽でたくさんの「イワシ」が泳ぐ姿は全国的にもお馴染みになっていますが、その多くは「マイワシ」で、この「カタクチイワシ」の展示からはこだわりが感じられます。
また、ペンギンの餌としても使われるカタクチイワシは、ペンギンの歴史、水産の街としての長崎市が所有する水族館にとって象徴的な生き物なのです。
長崎はダシとしてもお馴染みの「煮干し」の生産量が全国1位で、その主原料として使われるのもこのカタクチイワシなんですよ。
順路を進むと、同じフロアにあるのが「長崎の海」と銘打った大きな水槽です。
ギンガメアジやツバメウオなど、地元で採ることのできる様々な魚が展示されています。
他にも、天然の漁獲量は長崎県が第一位となっているマダイなど、食卓でもお馴染みの魚もいるのでぜひじっくり探してみてくださいね。
また、階段を上がると、1種類ずつ生き物が展示されている個別の小さな水槽が並んだコーナーが現れます。
食用としてよく目にするウニ(ムラサキウニなど)とは違って太いトゲが面白いノコギリウニや、
SNSで大きな話題となったこともあるオヨギピンノなどを観ることができます。
このオヨギピンノ、採集した個体の繁殖に成功するなど、話題性だけでなく研究という観点からも注目の生き物です。
また、コーナーを曲がると、もう少し大きな水槽が並びます。
ここでは時期によって異なるテーマの展示がされることもあり、例えばこのマサバは、秋の味覚としても食される長崎の美味しい食材の一つです。
長崎市では市のプロモーションとして「さしみシティ」を掲げるなど、美味しい海の味覚が楽しめる街として、水族館での情報発信がされています。
水族館に行った後は、地元のお魚をいただきながら、海の恵みに感謝するのも大切ですね。
他にも、全国的にも有名な干潟「有明海」を再現した展示があります。
運が良ければムツゴロウが姿を見せる姿が見られるかもしれませんので、ぜひじっくり探してみてください。
変わったところでは、大きな淡水魚メコンオオナマズ(通称プラー・ブック)です。
こちらのメコンナマズは、1992年7月に学術研究と国際親善を目的にタイ国政府から長崎市に寄贈されました。
現地タイでは「神の使い」などと呼ばれていながら、狩猟や生活環境の悪化などの影響から数を減らし、今や絶滅危惧種として保護されているそうです。
長崎ペンギン水族館では、そんなメコンオオナマズを大切に飼育しており、なんと30年を超えるような長期で飼育されている個体もいます。
この水槽ではこれ以上大きくなることは難しいようですが、十分に迫力あるサイズですので、ぜひ近くで観察してみてくださいね。
長崎の海をテーマに、食文化や世界との繋がりも感じる展示の数々、いつもペンギンしか見てなかった、という方もぜひ改めて全ての展示をじっくり楽しんでみてください!
長崎ペンギン水族館のここがスゴイ!おすすめ注目ポイント!
(1) ペンギンたちにとってもうれしいペンギンビーチ
長崎ペンギン水族館の敷地内には、建物の外にも見どころがたくさんあります。
例えばこちらのふれあいペンギンビーチ。
写真だけ見ると、海辺の砂浜のように見えるかもしれませんが、水族館の敷地内、建物のすぐ隣にあります。
岩場は擬岩と本物の岩とが組み合わさって作られており、自然の生き物が潮だまりに隠れている様子を楽しむこともできます。
干満の差を活かしたユニークな「展示」となっており、潮が引いて砂浜が現れているときには中を歩くことができるのですが、タイミングが合えばフンボルトペンギンたちが浜辺を楽しむ様子を観ることができます!
右側に見える区切られた部分まで近づくことができるので、半自然の中で自由に動き回るペンギンたちのリアルな姿を間近で楽しむことができるんです。
こうした環境づくりはペンギンたちにとっても大切で、飼育の工夫を通じて生き物の生活の質を高める「エンリッチメント」と呼ばれ、いま動物園や水族館の世界では非常に重要な取り組みとなりつつあります。
このペンギンビーチは、その優れた取り組みとして「エンリッチメント大賞」を受賞するなど、見た目の面白さや可愛らしさだけでなく、ペンギンたちのことも考えられた展示となっているんですね。
ビーチで遊び終えたペンギンたちが戻ってくる様子も近くで観ることができます。
かなりすぐ近くまで来てくれるので、いたずら厳禁はもちろんのこと、気になってクチバシで突かれたりしないよう、適度に距離を取って眺めるようにしてください。
日々の潮の満ち引きについては、公式サイトで紹介されていますので、長崎ペンギン水族館を100%楽しむためには、いつの時間であればビーチが楽しめるかも想定しておくことをオススメします!
ビーチのすぐ手前のペンギン広場にはフォトスポットもあり、晴れた日には気持ち良い写真が撮れますよ。
(2)自然をそのまま移植した広いビオトープ
第一駐車場から建物までを結ぶ長い道には、自然体験ゾーンが広がっています。
これは「ビオトープ」と呼ばれるエリアで、湿地や森、川など様々な長崎近郊の里山の環境が再現されています。
「里山」は、手つかずの純粋な自然というイメージを持たれる場合もありますが、単に自然が広がっているだけでなく、人間の営みを前提とした環境であることが特徴で、人と自然との絶妙なバランスによって植物を含む多様な生き物の命が育まれています。
こちらのビオトープも、長崎ペンギン水族館のスタッフの方が日々丁寧に管理しており、まさに里山としての魅力ある「展示」の一つとなっています。
このエリアは、何となく自然な雰囲気を再現しているのではなく、土や植物などをそっくりそのまま移動して本物の環境を再現するというこだわりぶりで、目にする全てにリアリティがあります。
駐車場側から向かうと、まず目の前に現れるのが、長崎高菜や長崎赤かぶといった長崎の伝統野菜です。
農業も人間の管理が前提となった植物の姿の代表的なものですが、農地と食卓との距離が離れてしまう現代では、野菜が育つ姿を目にすることはとても大事な食育の一環ですね。
その隣には水田・棚田も再現されており、季節によっては田植えや稲刈り、脱穀などを体験できるイベントが開催されますので、参加されたい方はぜひ公式サイトやSNSでの発信にご注目ください!
途中の果樹園には、ウメやビワといったお馴染みの果物の他にも、随所には川が流れる様子を観ることもできます。
道端や土手に草花が生えている様子を眺めていると、ふと懐かしい気持ちになる方も多いのではないでしょうか。
小川の環境づくりでは、近くの日見川から汲み上げた本物の川の水を循環させるなど、ここでもこだわりが徹底されています。
また、木々も、落葉樹林(クヌギやヤマザクラなど)と常緑樹林(シイ、カシなど)がそれぞれ用意されており、季節によっての移ろいの違いなども体験することができます。
日が沈む頃のうっそうとした雰囲気がとても魅力的です。
最後には橋のかかった池があり、葉が水面に浮かぶスイレンの様子などを見ると、水辺の中にも様々な顔があることが分かります。
このように、草地から水辺まで多様な「自然」の姿が見られるビオトープの世界では、植物の魅力を存分に感じることができます。
一方で、この中ではたくさんの昆虫をはじめ、カニやカエル、鳥類など多種多様な生き物たちも息づいており、その自然での営み自体がリアリティのある「展示」になっています。
水族館の中だけでも楽しめる長崎ペンギン水族館ですが、こうしてて建物の外にも見どころがたくさんですので、普段行き慣れた方も、ぜひ一度立ち止まって景色を見渡してみてください。
なお、第一駐車場からビオトープに入る手前にある「長崎総合科学大学附属高等高校」は旧長崎水族館のあった場所で、建物が今でも現存しています。
水族館好きの方や当時を知る地元の方は、ぜひその痕跡なども楽しんでみてくださいね!
長崎ペンギン水族館のキッズルーム
さきほどご紹介した温帯のペンギンコーナーの、コガタペンギンの展示があるすぐ隣には、2021年に新たに誕生したキッズルームがあります。
靴をぬいで上がるスペースでは、ペンギンを題材にした絵本やおもちゃなどがたくさん並んでいます。
こちらの本棚やくつ箱は長崎市の間伐材を使用しており、雰囲気が良いことはもちろんのこと、地産地消、環境問題などにも配慮された空間となっています。
小さなお子様を連れたファミリーでご利用の場合、こうしてふと休める場所があると嬉しいですね。
この場所はリニューアルでキッズルームになる前は永井憲三氏のペンギンコレクションなどが飾られており、展示の一部は引き継がれています。
こちらはガラスのショーケースで飾られているので、小さなお子様が触ってしまう心配も無いのでご安心ください。
なお、お子様向けには、別の場所に「バーチャルシアター」と呼ばれる映像コンテンツもあります。
3D眼鏡をかけると飛び出して見える仕掛けで、ペンギンの子供が水中を駆け巡るストーリーや自分の書いたイラストが泳ぎだす様子などが楽しめますので、小さいお子様には楽しい体験ができる場所となっています。
館内では、階段の壁面など随所でペンギンの飾りやイラストなどを楽しむことができ、大人も子供もワクワクする演出がたくさんありますので、細かなところまでじっくりお楽しみください!
長崎ペンギン水族館のグッズとお土産
順路を巡った最後に、グッズ・お土産を購入できるギフトショップ「ぺんぎんショップ」があります。
店内はそれほど広くないながらも、ぬいぐるみや文房具、食器など多くの商品が並んでいます。
長崎ペンギン水族館ですので、ペンギンをテーマにしたものがたくさんあります!
長崎名物の「波佐見焼」は、全国の水族館でも目にすることがありますが、ぜひ本場で手に入れたいですね。
また、ここでしか買えない、長崎ペンギン水族館の名前が入ったオリジナルグッズなどもあります。
20周年記念で限定販売された大きなペンギンのぬいぐるみは、国産生地を使用して一体ずつ丁寧に手作りされたものです!
数量限定の貴重なオリジナルグッズですので持っていれば自慢になりますね。
また、地元の社会福祉法人と連携した手作りマグネットは、同じ種類のペンギンでも絶妙に模様が違っている貴重な逸品となっています。
長崎ペンギン水族館の思い出をご自宅でも楽しめるよう、ぜひこだわりのギフトショップもじっくりお楽しみください!
長崎ペンギン水族館のレストラン・飲食店
長崎ペンギン水族館には、グッズを販売しているギフトショップと併設で、軽食を楽しむことのできる飲食スペースがあります。
いわゆるレストランのような場所ではないので、しっかりと食事をするところではありませんが、アイスやドリンクの他、長崎ペンギン水族館オリジナルのペンギンパンケーキなどもあります。
外側に繋がる出入口の扉を出ると、建物正面の広場に繋がっています。
ベンチでゆっくりすることもできるので、ベビーカーなどがあり店内では手狭な場合には、テラス席として外で楽しむのもオススメです。
なお、この広場では、時期によってマルシェの開催などもあるので、併せてチェックしてみてください。
長崎ペンギン水族館の入館料とお得な割引情報
長崎ペンギン水族館の入館料金は下記の通りとなっています。
- 一般(高校生以上):520円
- 子供(幼児、小・中学生):310円
- 3歳未満:無料
(1)地域住民向け
長崎市が所有する水族館として、以下に該当する方々は無料で水族館を利用することができます。
- 長崎市内に在住の60歳以上
- 長崎市内に在住の身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付※をうけている方とその介護者
※受給者証のみのご提示では利用できません
- 土曜日のみ:長崎市に所在する保育園・幼稚園・小中学生
※夏休みなどの長期休暇期間は利用できません
(2)団体割引
基本となる割引として、15人以上の場合には人数に応じて大人料金の団体割引があります。
- 一般(高校生以上):520円→410円(90円引き)
- 子供(幼児、小・中学生):310円→250円(60円引き)
なお、修学旅行の場合には15人未満でも対象となる他、長崎市内の幼稚園や小中学校などは無料となっています。
いずれの場合でも、団体申込書などを用意する必要があるため、公式サイトから対象となる条件や必要書類を事前に確認するようにしましょう。
ぜひ生き物や環境を学ぶ場として積極的にご活用ください!
(3)障害者等割引
上述の通り、長崎市内に在住の身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付※をうけている方とその介護者は無料で利用することができます。
長崎市内に在住でない方で、障害者手帳や療育手帳をお持ちの場合には割引があります。
- 一般(高校生以上):520円→260円(260円引き)
- 子供(幼児、小・中学生):310円→160円(150円引き)
受給者証のみでは利用できないため、障害者手帳などをお忘れないようご注意ください。
なお、団体での利用となる場合にはさらに割引となります。
- 一般(高校生以上):520円→210円(310円引き)
- 子供(幼児、小・中学生):310円→130円(180円引き)
長崎ペンギン水族館の営業時間と休館日
長崎ペンギン水族館の営業時間は9時00分〜17時00分です。
閉館直前にならないよう、入館チケットの購入はお早めにするようご注意くださいね。
また、年末年始を含めて年中無休で営業しています。
夏休みやゴールデンウィークなどの長期休暇期間には営業時間が異なる場合もあるかもしれませんので、訪問の際には公式サイトをチェックすることをオススメします!
長崎ペンギン水族館のアクセスと駐車場
長崎ペンギン水族館は、市内中心部からは少しだけ距離がありますが、比較的アクセスしやすいです。
以下では、乗用車と電車・バスでのアクセスをそれぞれご紹介します。
1.乗用車・タクシーの利用
長崎駅からは9km程度で、約20分の道のりとなります。
駅前の道路は路面電車なども走っているため慣れていないと少し戸惑うかもしれませんが、基本的にはほぼ一本道で水族館まで向かうことができます。
国道34号線を通って軽く山を越える形になりますが、「網場入口」の信号を曲がって坂を下っていくと間もなくです。
手前が第一駐車場で、こちらは水族館に入るまでに、記事でもご紹介したビオトープを抜けていく必要があります。
もう少し進んだ第二駐車場からは、小さな橋を渡るとすぐに水族館が現れます。
水族館に行く際のメンバーや目的に応じて使い分けしてみてくださいね。
なお、長崎空港から南下する場合には、九州横断自動車道を使って「長崎芒塚インターチェンジ」で降りると、すぐに「網場入口」まで辿り着き、そこからは上述と同じです。
2.電車・バスの利用
最寄り駅は「長崎駅」になりますので、特に県外からお越しの場合には、基本的に長崎駅を目指します。
飛行機の場合、長崎空港から長崎駅までは40~50分程度かかります。
空港発のバスは常に出ているわけではないので、時間のロスが無いように接続の時間など計算して計画を立てることをオススメします。
また、長崎空港から長崎市内(長崎駅)までのバスはルートによって時間が異なる点にもご留意ください。
長崎駅に到着してからは、少し歩いて「長崎駅前南口」のバス停を目指します。
そこから、「網場・春日車庫前行き」のバスに乗って30分程度かかります。
長崎空港からだと、意外と時間がかかりますのでご注意ください!
まとめ
ヒゲペンギンとともに歴史の始まった長崎ペンギン水族館は、世界一多くの種類のペンギンを飼育・展示し、地元の方々や観光客から愛される水族館となりました。
亜南極や温帯に生息するペンギンを一度にまとめて観ることができるので、ペンギンの多様性を間近に感じられる貴重な水族館です。
また、長崎の海をテーマにした展示の数々からは、長崎が海の恵み豊かな地域であることを学ぶことができます。
長崎ペンギン水族館にお越しの際には、生き物の魅力や大切さとともに、ぜひ長崎の歴史や食を楽しんでみてくださいね!
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