アドベンチャーワールドの見どころ徹底解説!|所要時間・お土産・グッズ・料金・割引




アドベンチャーワールドは、関東よりも関西での知名度が圧倒的で、人気のパンダにたくさん出会える場所として有名ですが、イルカやペンギンなど海に住む生き物にも数多く出会うことができます。

広々とした園内では、動物園、水族館、そして遊園地の要素を併せ持った総合的な施設となっています。

そんなアドベンチャーワールドの魅力をお伝えしていきます!

アドベンチャーワールドは動物園?水族館?

アドベンチャーワールドの見どころを紹介する前に、時々聞かれるこちらの疑問にお答えします!

当サイトでは、「水族館」を紹介する記事を掲載していますが、アドベンチャーワールドはその飼育・展示されている生き物の種類から、「動物園」として認識されることが多く、実際に業界団体(JAZA)でも動物園にカテゴリーされています。

確かに、全体的な構成などは「動物園」が中心で、マリンワールドでの海の生き物のパフォーマンスはありますが魚類の展示はないことから、基本的には水族館ではなく動物園として認識されていると思います。

しかし、日本で二か所しか見ることのできないコウテイペンギンをはじめ、日本の全ての動物園・水族館の中でもトップクラスの種類のペンギンが飼育・展示されている他、イルカのパフォーマンスも日本有数の規模で行われるなど、水族館的な要素も強力です。

そんなことから、当サイトでは特に水族館的な部分を中心に、アドベンチャーワールドについてご紹介します!

なお、屋外エリアにはこのように大きなアトラクションもたくさんあり、動物園でもあり、水族館でもあり、遊園地でもあるような巨大な複合施設となっています。

アドベンチャーワールドの見どころレビューと所要時間

広い施設内は、歩くだけでもたくさんの時間を要するため、所要時間は3時間ほど想定しておくことをオススメします!水族館部分だけを見るだけなら、パフォーマンスの時間次第では1時間程度でも回れてしまいますが、たくさんの見どころがありますのでぜひじっくり全体をお楽しみください!

アドベンチャーワールドには、主に以下のような見どころがあります。

  • 見どころその1:日本有数の規模で行われるイルカパフォーマンス!
  • 見どころその2:日本で二番目!たくさんの種類のペンギンに一度に出会える
  • 見どころその3:のびのびと暮らすキリンやゾウ、パンダなどの動物たち

見どころその1:日本有数の規模で行われるイルカパフォーマンス!

アドベンチャーワールドでは、「ビッグオーシャン」と名付けられた会場でイルカたちのパフォーマンスを観ることができます。

パフォーマンスは「マリンライブ」と呼ばれ、情報を補完する大型スクリーンがあるのも特徴の一つです。

「動物園」でありながら、日本全国の水族館と比較しても有数の規模を誇るパフォーマンスが行われます。

イルカやクジラの種類も多く、バンドウイルカ、カマイルカ、ハナゴンドウ、オキゴンドウのそれぞれの体格や特徴を生かした技の数々を観ることができます。

高い位置にあるリングをくぐるには、ジャンプ力はもちろん、水中から水面上にある目標に狙いを定める必要があり、空間の把握能力などが求められます。

見せ場の大ジャンプも、複数のイルカたちが同時に現れる様子が圧巻です。

また、激しい動きだけでなく、陸上に上がったイルカやクジラの身体のつくりなどをじっくり眺めることもできます。

水中でトレーナーと向かい合うような姿からは、同じ哺乳類でありながら全く異なる生態をしたイルカやクジラの魅力を感じることができます。

大きな会場でのたくさんのイルカ・クジラたちによる迫力のパフォーマンスをぜひ体験してください!

なお、アドベンチャーワールドで観ることのできるイルカやクジラについては、解説パネルなどでも紹介されています。

それぞれの情報を頭に入れておくと、パフォーマンスを観る際の視点が変わってより一層楽しめたりもしますので、できれば先にチェックすることをオススメします!

さらに関心を持って頂いた方は、ぜひ繁殖や研究の取り組みなどにもご注目ください。

見どころその2:日本で二番目!たくさんの種類のペンギンに一度に出会える

動物園でも水族館でも観ることのできる代表的な生き物であるペンギンですが、どちらかといえば水族館の方がより多くの種類を飼育・展示しています。

しかし、ペンギンの飼育・展示の種類数が日本一の長崎ペンギン水族館に次いで、アドベンチャーワールドは日本で二番目に多くのペンギンを飼育・展示しています!

ペンギンは種類によって生息環境が全く異なり、中には熱帯地域に生息する種類もいますが、「海獣館」にある寒い地域のペンギンの飼育・展示エリアは足元が雪で覆われています。

中でも、コウテイペンギン(エンペラーペンギン)は南極に生息しており、ペンギンの中では世界最大の種類で、日本では名古屋港水族館とアドベンチャーワールドの二箇所でしか観ることのできない貴重な種類となっています。

こちらのアデリーペンギンは、JR東日本のマスコットキャラクターのモデルにもなったとされており、見た目的にはお馴染みの種類ですが、同じく南極に生息するため飼育環境を整えるのが大変で、実はそれほど多くの水族館で観ることはできません。

この二種類、並べてみると大きく体格差があり、たくさんの種類が一度に観られるからこそ、ペンギンの多様性を実感しやすくなっています。

他にも、冠羽と呼ばれる部分が特徴的なイワトビペンギンや、ジェンツーペンギン、フェアリーペンギンなど全8種類のペンギンに出会うことができます。

なお、ペンギンの展示は陸上だけでなく、水中の様子を観ることもできます。

コウテイペンギンの巨体が勢いよく水中を進む姿は必見です。

イワトビペンギンの「ヘアースタイル」やヒゲペンギンの「ヒゲ」など、遠くで観るのと近くで観るのでは印象も異なるので、ぜひじっくり間近でご覧頂き、ペンギンたちをより深く知って頂きたいです。

見どころその3:のびのびと暮らすキリンやゾウ、パンダなどの動物たち

水族館の記事ですが、アドベンチャーワールドの見どころをお伝えするには、動物園部分に一切触れないわけにはいきません。

東日本・関東圏などでは、パンダといえば東京都の上野動物園ですが、西日本・関西圏の方々にとって、パンダといえばアドベンチャーワールドですね。

その時々で数は変動しますが、上野動物園を上回るたくさんのジャイアントパンダたちの生き生きとした姿を観ることができます。

また、アジアゾウの展示エリア「ゾウの森」では、餌を食べる姿を観ながら、その糞を堆肥として循環する取り組みについて知ることができます。

化学肥料の多くを海外に依存する日本にとって、貴重な資源を国内で循環させることは環境負荷を軽減する観点からも重要ですし、堆肥を利用した土づくりは持続可能な農業のために不可欠です。

解説パネルでも「私たちにできること」が掲げられていますが、こうした化学肥料の使用を減らす努力をしている農産物を買い支えることも大事な一歩ですね。

動物達の飼育・展示環境に目を向けると、広々とした気持ちの良いエリアが続きます。

例えば「キリンテラス」のエリアでは、キリンやシマウマなどが同時に飼育・展示されており、実際の生息環境を彷彿とさせます。

マントヒヒの「サル山」も、複雑に組まれた建造物がアートのような見た目で面白く、サルたちにとっても単調でない環境となっているようです。

新しい命が誕生したときは、動物への負担などにも気を遣いながら適宜に公開しており、成体との見た目の違いなど、動物への理解を深める機会の一つとなっています。

他にも、身近な動物などと触れ合うことのできる「ふれあい広場」では、エサやりなど色々なコンテンツが用意されています。

「ふれあい広場」と名前はついていますが、「ふれあい」以外の要素もたくさんあるので、ぜひお見逃しないようお楽しみください。

なお、園内ではアザラシやアシカ、カワウソなど、海や川に生息する動物達も観ることができます。

入口に入ってすぐ現れるエントランスドームの右手にある「ウェルカムルーム」にいるレッサーパンダは見落とされがちなのでご留意ください!

アドベンチャーワールドのここがスゴイ!おすすめ注目ポイント!

(1) 繁殖の挑戦で生まれたてのペンギンに出会えるかも?

たくさんの種類のペンギンに出会えるアドベンチャーワールドですが、繁殖の取り組みを通じて新たな命も数多く誕生しています。

例えばこのヒナ、どのペンギンの幼少の姿か分かりますか?

見た目がかなり違うのですが、見どころでもご紹介したコウテイペンギンのヒナです。

ペンギンのヒナといえばこの姿を思い浮かべる方も少なくないと思われますが、コウテイペンギンは日本ではほとんど観られない珍しい種類のペンギンです。

そんなコウテイペンギンのヒナを観ることはタイミングが良くないとできませんので、ぜひ観てみたいという方は、アドベンチャーワールドの情報発信に気を付けてみてくださいね。

また、こちらはコウテイペンギンより少し小型ですが、ペンギンの中では二番目に大きいキングペンギン(オウサマペンギン)です。

さきほどの最大の種類であるコウテイペンギンのヒナが小さくて可愛らしかったのに対して、二番目のキングペンギンのヒナは巨大です!

成体のキングペンギンとはずいぶんと風貌が異なりますので、これはこれで多様性を感じられる姿となっていますね。

他にも、ジェンツーペンギンなど、その時々で多種多様なペンギンのヒナの姿を観ることができます。

ペンギンは種類によって生態や繁殖の時期などが異なりますので、概ねのスケジュールを参考にしながら、ぜひ度々ご利用ください。

なお、こうした機会が得られるのは、希少な生物を保存するための「ズーバンク」や、何かあったときの動物に対する医療体制など、アドベンチャーワールドの努力・取り組みの支えがあるからこそと言えます。

他の動物園や水族館と連携した繁殖プロジェクトなど、業界での取り組みも様々です。

可愛い動物の子供たちの姿もきっかけに、動物園や水族館の多様な取り組みに興味を持って、私たちにできることを考えていきたいですね。

(2)多様な動物達の魅力を再発見できるショーパフォーマンス

圧巻のパフォーマンスが見どころのイルカパフォーマンス以外にも、アドベンチャーワールドでは動物たちのパフォーマンス「アニマルアクション」を観ることができます。

ここでは、なかなか動物園・水族館で観ることのないイヌなどが登場します!

イヌやネコは私たちの生活にとってあまりにも身近ですが、人間と動物との関係などを理解するにあたって大事な存在です。

そんなイヌの身体能力を、ショーパフォーマンスという場で観ることで、また違った印象を得ることができます。

また、ゴマフアザラシなど海の生き物たちも登場します。

多くの水族館でもお馴染みのカリフォルニアアシカは、観客席のすぐ近くでその姿を観たり、高い位置から飛び込む迫力あるパフォーマンスを観たりすることができます。

イルカのパフォーマンスのように水中から飛び出すジャンプは、アシカの身体能力の高さを感じられるものとなっています。

他にも、ヤギやブタなど、私たちの生活にとって身近な存在も続々と姿を現します。

特に多いのが鳥の仲間で、ペンギンが舞台をぺたぺたと歩いていきます。

さらには明るい朱色が美しいフラミンゴ

アヒルにペリカンなど、オリの中を覗くのとは違った鳥類の姿を観ることができます。

中でもハリスホークは、観客席のすぐ真上を飛ぶパフォーマンスが迫力満点で、鳥類のスピード感や力強さなどを改めて感じさせてくれます。

派手な演出は無くても、よく知ったつもりだった身近な動物達の新たな魅力に気付く機会として、ぜひご覧ください!

アドベンチャーワールドのグッズとお土産

アドベンチャーワールドには、下記の通り大きく分けると二箇所でグッズ・お土産を販売するお店がたくさんあります。

エントランスドーム付近

  • AW:黒を基調とした落ち着いた雰囲気のお店
  • ユーランド:菓子類やご当地お土産を多く扱う園内最大のお店

海獣館・センタードーム付近

  • シンビオーシス:サファリのような雰囲気のお店
  • ジョイランド:海獣関係の商品が多いお店

どの売場でも、販売しているものは時期などによって異なるため、具体的なお店に限定せず商品のイメージを簡単にご紹介します。

お菓子やぬいぐるみなど、パンダだけでもあらゆる種類のグッズが揃います。

小鉢や徳利など、大人が日常使いしても違和感の無いような商品が多いのも魅力です。

商品の種類が多いため、知育にもなるクイズカードなど、お子様向けにもアドベンチャーワールドならではのオリジナルグッズが多いのも嬉しいですね。

特に、環境に配慮した商品にもぜひご注目ください。

例えばこちらのバンブータンブラーは、パンダが食べずに廃棄することとなった竹をチップ・ペレット化することで資源の有効利用をしています。

また、一見すると普通のクリアファイルに観えますが、ライメックス(LIMEX)という石灰石を主に使用した新素材で、紙やプラスチックの削減効果が期待されています。

園内のドリンクカップなどでも使用されているので、ぜひその触感など試してみてください。

アドベンチャーワールドでは、出口でパークガイドのゴミを回収するなど、随所に環境への配慮が意識されていますので、この機会にまずは第一歩、一緒に踏み出してみませんか?

なお、入口のメインストリートにある一番大きなギフトショップの奥では、アドベンチャーワールドの研究・繁殖活動などが紹介されていますので、ぜひご覧になってください。

アドベンチャーワールドのレストラン・飲食店

アドベンチャーワールドの中にはレストランや飲食店がたくさんあります。

ハンバーガーやカレー、海鮮などジャンルも様々です。

特徴的なのは、お子様連れの家族での利用が多いこともあり、可愛い盛り付けがされている料理がたくさんあります。

お店やメニューは常に変更の可能性がありますのでご注意くださいね。

また、軽食のお店も充実しています。

イルカのパフォーマンスが行われる会場などにもお店がありますので、タイミングや必要なボリュームに応じて使い分けてみてください。

アドベンチャーワールドの入館料とお得な割引情報

アドベンチャーワールドの入館料金は下記の通りとなっています。

  • シニア(65歳以上):4,800円
  • 大人(18歳以上) :5,300円
  • 中学生・高校生(12歳~17歳):4,300円
  • 幼児・小学生(4歳~11歳)  :3,300円
  • 3歳以下:無料

混雑回避のため事前にウェブ購入もできますのでチケットサイトもご確認ください。

(1)団体割引

基本となる割引として、25人以上の場合には人数に応じて1割の団体割引があります。

  • シニア(65歳以上):4,800円⇒4,320円(480円引き)
  • 大人(18歳以上) :5,300円⇒4,770円(530円引き)
  • 中学生・高校生(12歳~17歳):4,300円⇒3,870円(430円引き)
  • 幼児・小学生(4歳~11歳)  :3,300円⇒2,970円(330円引き)

また、学校での利用の場合には以下のように半額で利用できるお得な割引があります。

  • 中学生・高校生(12歳~17歳):4,300円⇒2,150円(2,150円引き)
  • 幼児・小学生(4歳~11歳)  :3,300円⇒1,650円(1,650円引き)

ぜひ学びの場として積極的にご活用ください!

公式サイトでダウンロードできる予約書を使って事前予約が必要ですので、ご注意くださいね。

(2)2デイチケット(2日間入園券)

アドベンチャーワールドは非常に広いため、例えば午後に入園した場合、一つひとつをじっくり観ていると、時間が足りなくなることもあります。

そのため、二日連続で入園できる(発行日から3日間のうち休園日を除く2日間使用可)お得な2デイチケットがあります。

通常チケットを二枚買った場合と比べるとこれくらいの差が出ます。

  • シニア(65歳以上):9,600円⇒8,600円(1,000円引き)
  • 大人(18歳以上) :10,600円⇒9,300円(1,300円引き)
  • 中学生・高校生(12歳~17歳):8,600円⇒7,100円(1,500円引き)
  • 幼児・小学生(4歳~11歳)  :6,600円⇒5,100円(1,500円引き)

(3)ハーフデー入園券

さらに、日が長い夏休みなどの特定日には、14時からの入園だとお得になるハーフデーチケットもあります。

  • シニア(65歳以上):4,800円⇒4,000円(800円引き)
  • 大人(18歳以上) :5,300円⇒4,000円(1,300円引き)
  • 中学生・高校生(12歳~17歳):4,300円⇒3,100円(1,200円引き)
  • 幼児・小学生(4歳~11歳)  :3,300円⇒2,700円(600円引き)

例えば、1日目は午後からハーフデー+2日目は通常チケットで2日間利用するなら、

  • シニア(65歳以上):8,800円(200円安い)
  • 大人(18歳以上) :9,300円(同額)
  • 中学生・高校生(12歳~17歳):7,400円(300円高い)
  • 幼児・小学生(4歳~11歳)  :6,000円(900円高い)

シニア以外は2デイチケットよりもハーフデー+通常チケットの組み合わせの方が少しお得など、場合によって様々な選択肢がありますので事前によくご検討ください!

なお、2023年の場合は「2023年7月28日~30日、8月4日~6日、11日~20日」が対象日でした。

(4)障害者等割引

障害者・要介護認定者・介護者については半額となる割引があります。

介護者の方は障がい者・要介護認定者1名につき1名限りとなっています。

対象となる各種手帳等の提示が必要となりますのでご注意ください。

アドベンチャーワールドの営業時間と休館日

アドベンチャーワールドの基本的な営業時間は10時00分〜17時00分です。

夏休み期間などは10時00分〜20時00分まで営業しています。

チケットを購入できるのは営業時間終了の1時間前までですので、閉館直前にならないよう、入館チケットの購入はお早めにするようご注意くださいね。

また、繁忙期を除くと毎週水曜日は休園日となっています。

貸切利用による臨時休園日があったり、時期によって営業時間や休園日が異なる場合がありますので、訪問の際には必ず公式サイトをチェックすることをオススメします!

まとめ

動物園・水族館・遊園地の様々な顔を持つアドベンチャーワールド。

大規模なパフォーマンスが印象的な一方で、研究活動や環境負荷の低減など社会的な配慮も随所で感じられます。

一度では味わいきれない魅力がたくさんですので、ぜひ何度も足を運んでじっくりとお楽しみください!

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