室蘭民報みんなの水族館(市立室蘭水族館)の見どころ徹底解説!|所要時間・グッズ・レストラン




1953年(昭和28年)に、北海道初の道立水族館として開館した老舗の水族館で、室蘭市への移管などを経て、現在の「市立室蘭水族館」となりました。

デフォルメされた可愛らしいアブラボウズのキャラクターがシンボルとなっています。

室蘭水族館はネーミングライツによって2023年4月から愛称が「室蘭民報みんなの水族館」に変わっていますが、この記事では正式名称である「室蘭水族館」に統一してご紹介致します。

それでは早速、室蘭水族館の見どころをご紹介します!

室蘭水族館の見どころレビューと所要時間

室蘭水族館は屋外を含む敷地は広めですが、水族館の建物自体は小規模であるため、全体でも所要時間は1時間程度です。屋外で行われるパフォーマンスなどを楽しむ場合には、1時間以上でも過ごすことができますよ。

以下では、テーマ別に室蘭水族館の見どころをご紹介します。

  • 見どころその1:生き物たちの「密集」具合がすごい!
  • 見どころその2:美味しさなどの魅力も伝える解説も
  • 見どころその3:ペンギンやアザラシなど屋外でも見どころ色々

見どころその1:生き物たちの「密集」具合がすごい!

室蘭水族館の建物自体はそれほど大きくなく、一階部分はこの両側に水槽が連なる一本道でほぼ全景です。

水槽の中には、チゴタラやアイナメなど、冷たい海に生息する生き物を中心に様々な種類の生き物たちが飼育・展示されています。

室蘭をはじめ、2021年頃からは胆振地域の深海生物の飼育・展示などにも力を入れているそうです。

室蘭水族館の展示の特徴は、ほとんどの水槽でたくさんの生き物たちがひしめいており、「密集」した様子が印象的です。

特に水槽の底に集まりがちで、ここではエゾキンチャクやエゾアワビなど、北海道らしさを感じる生き物も多いです。

他の水槽でも、例えばこのオホーツクホンヤドカリ

底を埋め尽くすようにたくさんのヤドカリたちが飼育・展示されています。

室蘭でも捕獲されるそうですが、美味しいにも関わらず漁獲されても廃棄されてしまうそうで、水産資源の有効活用の観点からは、こうした未利用の生物に関する対策も大切ですね。

小型の生き物だけでなく、タヌキメバルにキツネメバルも、窓を埋めるように密集しています。

ちなみにここの解説パネル、タヌキとキツネで、なんだか既視感のある色になっていました・・・!

その他、ズワイガニやゴトウホンヤドカリなども底に密集。

さらには、オニカジカ、ケムシカジカ、トゲカジカなど、たくさんの種類のカジカの仲間たちも密集しています。

どの水槽でも様々な密集が観られますので、ぜひじっくりと堪能してみてください。

見どころその2: 美味しさなどの魅力も伝える解説も

全国の水族館では、それぞれ独自の視点で生き物たちの解説が行われています。

ここ室蘭水族館では、その半分くらいが「美味しさ」に着目しています。

「旨いレベル」でランク付けして、その特徴が生態の紹介以上の熱意で書き込まれています。

そのためもあってか、飼育・展示されている生き物も、ケガニやタラバガニなど食用に向いた種類や、スケトウダラのように水産加工品としてもお馴染みの魚が観られます。

ここでも、見どころ1でご紹介密集具合は健在です。

また、釣りでの「引きの強さ」などの視点でまとめた紹介などもあります。

解説で見逃せないのが、こちらのアブラボウズ

この魚こそ、室蘭水族館のシンボルキャラクターのモデルにもなった魚で、1971年当時に飼育されていたアブラボウズの幼魚がきっかけだったそうです。

他にも、ちょっとマジメな解説など、限られたスペースの中で学べる情報が色々な場所で見られます。

二階にも水槽があり、その一部には室蘭をはじめとした北海道でのクジラとの関わりを学べる「クジラコーナー」が用意されています。

この二階では、一階とは打って変わってパロットファイヤーシクリッドなど比較的暖かい地域の魚たちの水槽が並んでいます。

なお、二階と一階を繋ぐ階段は、海底の岩肌を模したような装飾が施されていますので、ぜひ雰囲気も含めて味わってみてください。

見どころその3:ペンギンやアザラシなど屋外でも見どころ色々

室蘭水族館は屋外が広く、遊園地のような乗り物がたくさんあります。

しかし、屋外にも生き物を観ることのできる場所が複数あります。

例えば敷地に入った入口近くでは、ペンギンプールがあります。

寒いところに生息するイメージを持たれているペンギンですが、ここにいるフンボルトペンギンという種類のペンギンは、むしろ寒さに弱く、暑さに強い種類です。

プールにいるペンギンたちはじっとしていることも多いですが、室蘭水族館では、歩行する様子を目の前で観られるパフォーマンスが行われています。

エサとなる魚を丸飲みする様子などをすぐ目の前で観られる機会ですので、ぜひ間近でご覧ください。

また、ペンギンプールのすぐ隣には、アザラシプールがあります。

ここでは、ゴマフアザラシやゼニガタアザラシといった種類のアザラシたちが飼育・展示されています。

アザラシの種類ではなく、オスとメスの区別で分けられ、そのように紹介されているプールは珍しいかもしれません。

他にも、海の生き物に触れることのできるタッチプールでは、生き物と接するときの注意点が書かれていますので、生き物の負担をできるだけ少なくするため、優しく丁寧に触れ合うようにご注意ください。

なお、ここでも生き物たちは密集しています・・!

室蘭水族館のグッズとお土産

室蘭水族館にはギフトショップがありません。

道路を挟んで隣接する道の駅には、海の生き物などに関するグッズが一部取り扱われていますので、お土産などをお求めの場合にはお立ち寄りください。

室蘭水族館のレストラン

室蘭水族館には、併設する飲食店・レストランもありません。

こちらも、隣接の道の駅で食事ができますので、必要に応じてご利用ください。

室蘭水族館の入館料とお得な割引情報

室蘭水族館の入館料金は下記の通りとなっています。

  • 一般(大学生以上):400円
  • 高校生:200円
  • 子供(1歳〜中学生):100円
  • 1歳未満:無料

特に高校生以下はたったの200円と、かなりリーズナブルな価格設定になっています。

高校生料金を適用する場合、生徒手帳の提示が必要なので忘れずに持っていきましょう。

(1)室蘭市民割引

室蘭市の中学生以下のお子様は入館料が無料となります。

  • 子供(1歳〜中学生):100円→無料

水族館は学習の要素もありますので、ぜひご活用ください。

(2)団体割引

基本となる割引として、30名以上の場合には団体割引があります。

割引後の価格は以下の通りです。

  • 一般(大学生以上):400円→320円(80円引き)
  • 高校生:200円→160円(40円引き)
  • 子供(1歳〜中学生):100円→80円(20円引き)

幼稚園や学校などの課題活動として利用する場合にも団体割引と同額での利用ができ、引率の先生は無料でご利用頂くことができます。

(3)障害者等割引

各種障害者手帳をお持ちの場合、入館料が半額になります。

また、付き添いの方1名は無料でご利用頂けます。

室蘭水族館の営業時間と休館日

室蘭水族館の基本的な営業時間は9時30分〜16時30分です。

ゴールデンウィークや夏休み期間は閉館時間が長くなる場合があります。

また、室蘭水族館は4月〜10月を基本に開館しており、冬季には休業します。

お出かけの際には、念のため事前に公式サイトなどを確認することをオススメします。

まとめ

昔ながらの姿を残しつつ、新たな魅力づくりにも取り組む室蘭水族館。

豊かな北海道の海を象徴するような密集展示が特徴的です。

屋内外で様々な生き物の魅力をお楽しみください!

スポンサーリンク







コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。