南知多ビーチランド完全ガイド|レビュー・見どころ・お土産・所要時間・アクセス




名古屋市内から中部国際空港(セントレア)方面に向かい、知多半島の先の方に位置する南知多ビーチランドをご紹介します!

意外に水族館の多い愛知県の中でも唯一の民営水族館(名鉄グループが運営)として、独自の路線を確立しています。

工夫たっぷりで楽しいスペースや充実した海獣類など、エンターテイメント性の高い展示はもちろん、水族館の裏側で行われている努力も見られます。

そんな南知多ビーチランドの魅力を早速ご紹介します!

南知多ビーチランドの見どころレビューと所要時間

南知多ビーチランドは、水槽展示はそれほど多くありませんが、メインとなる施設の他にも、ペンギン、セイウチ、アザラシなど生き物ごとに異なる施設が点在しています。

そのため、展示の所要時間としては1時間~1時間半程度が目安です。

また、アシカ・イルカショーなどもあり、こうしたイベント・体験コーナーなども全て観る場合には2時間以上の所要時間は見込んでおくことをおススメします。

南知多ビーチランドの見どころは、主に以下のような見どころがあります。

  • アシカが客席に!間近で楽しめるアシカ・イルカショー
  • 様々なペンギンに会える!アザラシなども勢ぞろい
  • イルカとイワシの大群が夢のコラボレーション!

見どころその1:アシカが客席に!間近で楽しめるアシカ・イルカショー

南知多ビーチランドの目玉となっているのがこちらのアシカ・イルカショーです。

まず登場するのはアシカで、バランス感覚や泳ぎの速さなど、その身体能力の高さを目にすることができます!

さらに、アシカが水面から飛び上がる大ジャンプは、アシカの強力なひれ足の推進力が感じられます。

南知多ビーチランドのアシカショーでの最大の特徴は、客席までアシカがやってくる演出!

手を伸ばせば届いてしまうような距離でアシカの表情や動きを感じられるのは貴重な体験になること間違いありません(^ ^)

アシカをより間近で観たい方は、階段近くの席を確保することがポイントですよ!

アシカに続いて登場するのがカマイルカ達。

楽々と飛び上がる様子は、やはりイルカの圧倒的な身体能力の高さが感じられます。

比較的軽い身体で、高いジャンプが得意なカマイルカは、アシカのジャンプを遥かに上回る大きなジャンプをみせてくれます!

さらに、通常のジャンプは余裕なので、尾びれを使ってボールをタッチするような、カマイルカのような高い身体能力が無ければ実現できないような高度な技まで披露してくれます。

また、たくさんのイルカ達が同時に飛び上がる様子は、お互いがぶつからないようにイルカ同士の呼吸を合わせることが必要で、水中でのコミュニケーション能力の高さが窺えます。

なお、パフォーマンス会場の外にはイルカのプールがあり、こちらの存在に気付いて近づいたり口を開いたりしてくれることもあるので、ぜひお立ち寄りください!

(水をかけられることもあるので注意してくださいね!)

見どころその2:様々なペンギンに会える!アザラシなども勢ぞろい

南知多ビーチランドはイルカのパフォーマンスが有名ですが、ペンギンの種類が多いことも特徴の一つです。

4種類のペンギンが、それぞれの生息環境に合わせて展示されています。

  • 屋内:キングペンギン、ミナミジェンツーペンギン
  • 屋外:ケープペンギン、フンボルトペンギン

時期によっては、換羽と言われる羽が生え変わる姿を観ることができます。

こちらはキングペンギン(別名オウサマペンギン)ですが、羽の生え変わりによって全く違う姿になっていますね。

卵を抱えるペンギンの非常に攻撃的な姿も、ある意味で貴重な体験かもしれません・・!

屋外プールでは、広い水槽の中にたくさんのケープペンギンやフンボルトペンギン達がいます。

さきほどのキングペンギンと比較すると、かなり模様や大きさが違うことが分かりますね。

ペンギンについて楽しく学べる解説パネルもあり、寒いところに生息するペンギンが暑い屋外に出ていて大丈夫なの?といった素朴な疑問に答えてくれるので、こちらも逃さず要チェックです!

時にはぶつかりながら泳ぐ様子など、様々な一面を見せてくれるので、ぜひ屋内・屋外でペンギンの比較をお楽しみください!

また、南知多ビーチランドでは、海に生息する哺乳類の展示も豊富です。

例えばこちらのセイウチは、水の中と外での姿が観られます。

巨体を持ち上げた立ち泳ぎや立派な牙など、漢字で「海象」と書くセイウチの特徴をじっくり観察できます!

また、ゴマフアザラシも、スイスイと水の中を泳ぎ回る姿や、

陸上で眠ったり、可愛らしい目で遠くを見つめたりする様子が観られます。

見どころその3:イルカとイワシの大群が夢のコラボレーション!

イワシの大群が固まって泳ぐ姿を生かした展示は、全国的にもそれほど珍しくなくなっていますが、ここ南知多ビーチランドの大水槽では、珍しいイルカとのコラボレーションを観ることができます。

イルカの正体はスナメリという小型の白いイルカで、シロイルカ(ベルーガ)とは別の種類です。

悠々と泳ぎまわるスナメリが近づくと姿を変えるイワシの群れの様子は幻想的ですらあり、必見です!

この大水槽では、フォトスポットもあるので、スナメリが泳いでくるタイミングに合わせてぜひ記念撮影もお楽しみください。

大水槽を抜けると、ウミガメなどが泳ぐ中規模の水槽が現れます。

絶滅が危惧されるアカウミガメ、アオウミガメ、タイマイをはじめ、全国的にも珍しいクロウミガメなどが屋内外で展示されています。

南知多ビーチランドでは、知多半島でのウミガメに関する調査など、飼育や展示だけでない取り組みにも貢献しているんですよ(^ ^)

ちなみにこの水槽、以前はチンアナゴがポツンと展示されていた時期があり、筆者は「日本一贅沢なチンアナゴ展示」と呼んでいました!笑

なお、出口付近には人気のコツメカワウソもいますので、最後までじっくりお楽しみください!

南知多ビーチランド“限定”のここがすごい!

(1)ワクワクする船を模した展示スペース

南知多ビーチランドのメイン施設入ると、目の前に大きな船が現れます!

船にはフジツボが付いているような装飾が、まるで本物のようなリアリティーです。

船内も随所に小道具などが置かれており、工夫が溢れています!

これは、船の中をコンセプトとした展示エリアで、窓から海の中を覗いたり、宝箱の中の財宝を見つけたり、といった演出が楽しめます。

見慣れた魚であっても、こうした演出を通じて新しい楽しみ方ができるのも南知多ビーチランドの魅力ですね。

(2)ミニ水槽で水族館の裏側が見える!

大きな船の横には、「おさかなラボ」と書かれたエリアがあります。

水族館では、飼育している生き物の病気やケガを治したり、新しく飼育される場合に急な環境変化で体調が悪くならないように準備をしたりするために、予備水槽などを設けています。

最近は「バックヤードツアー」として、水族館のスタッフが案内をするイベントも人気ですが、中にはこのように常設で観られるような展示として紹介している場合があります。

まさに水族館の裏側の世界を知ることのできる展示となっています。

なお、南知多ビーチランドでは、生き物に関する色々な秘密を知ってもらうため、スタッフによる親しみやすい手書きの漫画で解説するポスターを館内のいたるところに掲示しています。

どれも思わずクスッと笑えるような面白い展開で、分かりやすい内容となっているので、見かけたときにはぜひ読んでみてくださいね!

南知多ビーチランドのグッズとお土産

南知多ビーチランドには、以下の二か所のお土産コーナーがあります!

  • ドルフィンショップ(小さなお店)
  • ホエールショップ(大きなお店)

二つのギフトショップは、生き物の名前とお店の大きさが一致していますね。

(1)ドルフィンショップ

ドルフィンショップでは、限られた店内に、人気の商品が厳選されて並んでいます。

イルカやカワウソ、ペンギンなど、見どころでもご紹介した人気の生き物たちが可愛いぬいぐるみになっています。

クリアファイルもとても可愛いデザインなので、オススメです!

また、365日に対応した「アニバーサリーグッズ」は、誕生月や日に合わせて組み合わせを選ぶと、一人ひとりで異なるオリジナルのお土産になりますよ。

「南知多ビーチランドの完全オリジナル」が良い!という方にはこちら。

歯ブラシやタオルなど、普段の生活でも便利な商品が取り揃えられています。

なお、お菓子については、水族館というよりも「南知多」の名物となっている商品がたくさんありますので、便利なお土産としてぜひチェックしてみてください。

(2)ホエールショップ

南知多ビーチランドのメインとなるギフトショップで、レジの後はそのまま出口に繋がっています。

広い店内では、ドルフィンショップで販売している商品を網羅しつつ、ご当地のお土産など、様々な商品が充実しています。

ぬいぐるみの種類も、ドルフィンショップと比べてたくさんの種類があります。

中には、こんなちょっと手が出ないような値段のものも。。

特に目立った南知多ビーチランドのオリジナル商品が、こちらの缶パンツ

缶詰に入ったパンツという斬新な発想で、地元の新聞などでも大きく取り上げられたそうです。

また、ネクタイも充実しているので、さりげない水族館コーデにいかがでしょうか?

また、こちらのホエールショップでも、ご当地お菓子がたくさんあります。

南知多ビーチランドのオリジナル商品としては、こちらのクッキーカップがオススメです!

中身のクッキーを食べ終わると、入れ物をカップとしても使える便利でお得な優れものです。

可愛いデザインのお菓子も様々な種類がありますので、ぜひお立ち寄りください!

(3)ジェルキャンドル体験

ギフトショップとは違いますが、お土産に最適な商品を一つご紹介します。

それがこちらのジェルキャンドル体験です。

ジェルキャンドルとは、特殊なジェル状のキャンドルで、通常のロウソクと同じように火を灯すことができます。

透明なので、キラキラした装飾などをジェルに埋め込むことで、見た目の可愛いキャンドルを作る、というものです。

小さなお子様でも簡単に作ることができ、作成と固めるのに最速で15分程度と気軽に体験できますので、思い出作りにぜひご検討ください!

南知多ビーチランドのレストラン

南知多ビーチランドでは、軽食も含めると複数の食事処がありますが、ここでは以下の2つをご紹介します。

(1)海洋亭

入館ゲートをくぐり、展示施設に入る手前には、左手に大きな観覧車があり、右手にはレストラン“海洋亭”があります。

ここでは、フライドポテトやソフトクリームなどの軽食を楽しむこともできますし、海鮮丼などのしっかりとした食事をすることもできます。

水族館のレストランということで、こちらのサーモン親子丼のような海の幸を用いたメニューも充実しています。

他にも、しらすと桜海老の2色丼など、駿河湾を代表するメニューなどもあります。

なお、こちらのレストランは、タッチングプールを中心にした展示コーナーと隣接しているため、食事をしながら展示を眺めることもできますよ!

(2)ザ・ビーチ

展示のある館内を抜けて、ペンギンの屋外展示などもさらにまっすぐ抜けると、比較的大きな施設があり、そこにレストラン”ザ・ビーチ”があります。

こちらのレストランでも、しらす丼や海鮮かき揚げ丼など、海の幸を活かしたメニューが多数あります。

ハンバーグやパスタを中心に、キッズメニューも充実しておりますので、利用者の構成に応じてご検討ください!

南知多ビーチランドの入館料とお得な割引情報

南知多ビーチランドの入館料金は、下記の通り分かりやすい設定となっています。

  • 大人(高校生以上):1,700円
  • 子供(3歳以上):800円
  • 3歳未満:無料

団体割引や福祉割引などが用意されている他、

年間パスポートにも以下のような様々な特典があるのが特徴的です。

  • 2回目以降の利用時に駐車料金無料(平日のみ)
  • 乗り物アトラクションの乗り放題券が半額
  • ドルフィンショップおよびビーチプラザでの購入が5%割引
  • 募集型のイベントで一部優先予約ができる

年間パスポートは以下の料金で、入園料分だけでも3回行けば元が取れますが、上記の特典を踏まえると、2回の利用でも元が取れることもありますので、ぜひ事前にご検討ください!

  • 大人(高校生以上):4,000円
  • 子供(3歳以上):2,000円

なお、南知多ビーチランドは、小型犬に限りワンちゃんと一緒に入館することができます。

ただし、種類や具体的な大きさが細かく定められているので、実際に連れて行くことをご検討の際には公式サイトをしっかりとご確認ください!

南知多ビーチランドの営業時間

南知多ビーチランドの営業時間は、季節ごとに以下のようになっています。

  • 3月〜10月:9時30分〜17時00分
  • 11月       :9時30分〜16時30分
  • 12月〜2月:10時00分〜16時00分

また、普段はどの曜日も休みがありませんが、12月〜2月は毎週水曜日が休館日となりますのでご注意ください。

ただし、冬休み期間には水曜日でも営業している場合もあったり、ゴールデンウィークや夏休みにはさらに変則的となるため、お出かけ前には公式サイトを確認するようにしてください! 

南知多ビーチランドのアクセスと駐車場

知多半島の南側に位置し、名古屋駅からも少し距離があるため、電車または車の利用が必須となります。

それぞれのアクセス方法をご紹介します。

(1)電車の場合

南知多ビーチランドの最寄駅は「知多奥田駅」です。

名古屋駅からは、名鉄名古屋本線を利用して乗り換えなしで、約1時間程度で到着することができます。

知多奥田駅からは、1km弱程度ですので、徒歩約15分ほどです。

ほとんど一本道で迷うことも無いと思いますので、安心してご利用ください!

(2)車の場合

地元の方を除き、名古屋を経由して向かうことがほとんどだと思いますので、名古屋市内を起点にご紹介します。

名古屋市内からは、知多半島道路・南知多道路を使用して、まっすぐ南へ向かいます。

混雑がなければ、一時間弱程度で南知多ビーチランドに到着することができます。

なお、駐車料金は普通乗用車で500円ですので、お忘れないようにしてください。

感想・まとめ

人気のアシカ・イルカショーを中心に、アザラシやたくさんのペンギン達が活躍する南知多ビーチランド。

しかし、船を模した面白い展示空間や、スナメリとイワシの群れがコラボする珍しい水槽など、見どころはたくさんあります!

名古屋の中心地からは少しだけ距離はありますが、ちょっとしたドライブにもちょうど良い南知多ビーチランドでゆっくり楽しんでください(^ ^)

スポンサーリンク







1 個のコメント

  • 美浜町 – CITY MAGAZINE へ返信する コメントをキャンセル

    メールアドレスが公開されることはありません。