ニフレル完全ガイド|レビュー・見どころ・所要時間・お土産・アクセス




生きているミュージアム」というコンセプトのもと、2015年に新規オープンした水族館がニフレルです。

1970年に開催された大阪万博のシンボル「太陽の塔」がある万博公園内に立地し、大型ショピングセンター“ららぽーと”を中心とした商業施設“エキスポシティ”の一部に立地しています。

このニフレル、実は海遊館と同じ会社が運営しており、オープンの頃には

  • 海遊館の二号店
  • 海遊館の姉妹店

とも呼ばれていましたが、その独自の魅力から、“ニフレル”としての存在感を発揮しています。

今回は、そんなニフレルの見どころをたっぷりご紹介します!

ニフレルの見どころ

ニフレルは、水槽の展示としてはそこまで大規模というわけではありませんが、じっくりと見たくなるような工夫や混雑の影響があるため、所要時間も長めです。

所要時間としては1時間半程度で、大型連休などに全ての水槽を回ろうと考えると、2時間は見ておいたほうが良いかもしれません。

ニフレルには、主に以下のような見どころがあります。

  1. 特殊な能力が光る「わざ」のコーナー
  2. 変わった姿が目を引く「すがた」のコーナー
  3. 可愛い?かっこいい?大人気のホワイトタイガー

見どころその1:特殊な能力が光る「わざ」のエリア

生き物たちは、過酷な生存競争を生き抜くため、様々な能力や特性を携えています。

ニフレルでは、そんな生き物たちの技を間近に「触れる」ことができます。

このエリアは広くて明るい空間となっており、綺麗な水槽の中で泳ぐ生き物たちの様子をじっくり観察できます。

例えば、分かりやすい例ではこのヒラメ

天敵に見つからないように、砂の中に姿を隠すことも技の一つです。

また、こちらのオジサンは、ヘンテコな名前をしていますが、名前の由来にもなっている口先にあるヒゲのような部分は感覚器と呼ばれるセンサーで、砂の中の獲物などを探します。

ニフレルでは地面が透明になっているので、その様子がクッキリと分かります。

中にはこんな変わった姿のグリーンブリトルスターという生き物など、魚以外にも様々な種類の生き物と出合えます。

また、ちょっと大掛かりなものでは、このテッポウウオ

餌をくっつけて、実際に水を飛ばす瞬間が見られるパフォーマンスもありますので、時間なども要チェックです!

さらに魚の技を体験できるものとしては、こちらもすっかりお馴染みのドクターフィッシュ(正式名称はガラ・ルファ)

手を入れるとドクターフィッシュが手の角質などを突いてきますが、これがくすぐったくてたまらない、とリピーター続出の人気コーナーです!

痛みなどは一切ないので、初めての方も心配せずにお試しください^^

フロアの最後には、ナポレオンフィッシュ(メガネモチノウオ)やトラフザメ、クエなどといった比較的大型の魚が泳ぐ水槽があります。

大きさや透明感など、意外と見ることが少ないタイプの水槽ですので、ぜひじっくりご覧ください。

中にはこんな風に残念な格好の時もありますが・・・生き物たちの技の数々をお楽しみください!

見どころその2:変わった姿が目を引く「すがた」のエリア

多彩な技を堪能した後は、生き物たちの「すがた」に着目したエリアです。

エリアに入った瞬間から、一般的な水族館とは大きく異なるコンセプトがハッキリと分かります!

水槽の配置はもちろん、照明や色使いなど様々な点で独自の展示が行われています。

例えば、このヘコアユ

細長い身体で頭を下向きにしたままユラユラと揺れています。

自然界では、細長いトゲが特徴的なガンガゼや、細長い水草の間で生息していることが多く、その身体的な特徴には合理的な理由があります。

この展示では、そんな生き物達の生態に興味を持つきっかけとなる、「すがた」の面白さを様々な方法で伝えてくれています。

そんなニフレルですので、どの水族館でも人気なチンアナゴ・ニシキアナゴも、一味違う展示となっています。

透明な地面に潜り込んでいるため、なんと中身が丸見え!

地面の中はどうなっているんだろう?と疑問に感じていた方も、ニフレルに来れば解決します。

他にも、見た目がとっても特徴的なボロカサゴや、

深海ブームの先導役ともなったダイオウグソクムシなど、

変わった見た目の生き物達がたくさん展示されていますので、ぜひ自然の神秘を感じ取ってください(^_^)

見どころその3:可愛い?かっこいい?大人気のホワイトタイガー

さらに順路を進むと現れるのが、ニフレルのマスコット的キャラクターであるホワイトタイガーや、ワニ・カバなど大型の生き物が展示されているのが、「みずべ」に触れるエリアです。

あまり知られていませんが、ホワイトタイガーという種類の生き物がいるのではなく、「ベンガルトラ」の白変種がホワイトタイガーと呼ばれています。

そんなホワイトタイガーの“アクア”は、二階構造の飼育スペースを自由に動き回っています。

撮影を狙っている方は、一階部分にいる時にはオリが邪魔しないのでシャッターチャンス!

迫力ある表情を様々な角度から眺めることができます。

ずっと二階から降りてきてくれない場合もありますが、残念に思う必要はありません。

頭上に大きな肉球が観られるのは、二階にいる時だけです!笑

また、時間によっては食事をする姿を観ることもできますので、ぜひパフォーマンスの時間をチェックしてみてくださいね。

ベンガルトラは自然界でも単独生活をしていますが、アクアもそろそろお年頃。

世界的にも希少となってしまっているベンガルトラの繁殖に向けて、ニフレルにはぜひ頑張ってもらいたいですね(*^_^*)

ニフレル“限定”のここがすごい!

(1)壁がないから距離が近い!

ニフレルは、このように様々な独特の展示をたくさん展開していますが、特に特徴的なのが、こちらの「うごき」に触れるエリアです。

広々として明るいこの空間では、水辺の生き物を除いて、なんと生き物と人間を隔てる壁がありません!

自由自在に動き回る生き物達を、こちらも自由な距離感で観察することができます。

ここで大事な注意点が!このエリアでも「触れる」というコンセプトではありますが、生き物に「触れることはできない」ことにご注意ください!

このエリアでは、どの生き物達も生き生きとした様子が感じられますが、特に自由に跳ね回っているのがこちらのワオキツネザル。

ライトの暖かさでマッタリしている様子など、様々な表情を見せてくれます。

また、カピバラがフロアに生えている草をムシャムシャと食べていたり・・・

ペリカンが袋状に広がるくちばしの中に水をすくっていたりなど、人間にはお構いなしに自由に行動しています。

このペリカンが大きく羽ばたく姿も迫力ありますが、このエリアでは、美しい鳥の仲間達が特に見どころです!

こちらのエボシドリは、まるで化粧をしたような綺麗な目元や鮮やかな毛色がとっても美しいです。

また、こちらのオウギバトは、高貴な印象すら感じる毛並みが見逃せません。

ちなみに、こちらの鳥も忘れてはいけません!

空を飛べない分、綺麗な水の中をケープペンギンがスイスイと泳ぐ様子もぜひお楽しみください!

最後に、ワンポイント見どころ紹介です。

このエリアには、アナホリフクロウという小さなフクロウがいますが、いつも高いところでジッとしています。

意外な場所にいることもありますので、ぜひいろんな場所を探してみてくださいね!

(2)展示以外にも楽しさ色々!

ニフレルには、展示だけでなく映像やモニュメントを用いた楽しさがたくさんあります。

1階と2階の間には、自然の魅力を伝える新しい方法として、地球をイメージした大きな映像のコーナーがあります。

時間帯ごとに異なる映像が上映されますので、折り返し地点でちょっと休憩にいかがでしょうか?

また、順路の終わりには大きなスクリーンで楽しむムービー映像があり、これがとってもオススメです!

「つながり」に触れることをコンセプトとした映像で、私たち人間と自然の生き物達とのつながりを、たくさんの映像を用いて表現しています。

軽快な音楽とテンポの良さがあり、生物多様性などの大切なテーマを感じられるとても素晴らしい映像ですので、ぜひご覧になってください!

また、思い出を写真に残せるフォトスポットも充実。

「うごき」に触れるエリアに入ってすぐには、リアルなワニのモニュメントの前で記念撮影ができます。

また、順路が終わって出口に向かう道では、「ニフレルカメラ」というサービスがあり、好きな背景で記念撮影ができます。

旅の思い出をずっと残しておけるフォトスポットをぜひご利用ください(^_^)

ニフレルのグッズとお土産

ニフレルのギフトショップは、順路の終わった出口にあります!

やはり多いのは、ニフレルを代表するホワイトタイガーに関する商品です。

例えばこちらのぬいぐるみ。

サイズも色々なので、自宅用やお土産用など、用途に合わせて選ぶことができます。

また、Tシャツのプリントや、街で見かけたら驚くこと間違い無しのリアルなリュックなど、様々なものにホワイトタイガーがあしらわれています。

食器用のお盆は、ウッド調のおしゃれな雰囲気に、WAIT(待て)の英文字がとっても可愛らしいです。

お土産にぴったりなお菓子にもホワイトタイガーのイラストがしっかり。

しかもかなりお洒落な作りになっているので、大人向けのお土産としてもバッチリです。

もちろん、ホワイトタイガーをモチーフにしたもの以外もお洒落な商品がたくさんあります!

例えばこのキャニスター缶は、ラスクを食べ終わったらそのままペン立てにしたり、飾っておいてもインテリアとして可愛い素敵な商品です。

観光でたまたま訪れた方も、年間パスポートで何度も遊びに来る方も、ぜひニフレルのお土産で普段の生活に生き物の姿を取り入れちゃいましょう!

ニフレルのレストラン

(1)食事が楽しめるお洒落なカフェ風レストラン

ホワイトタイガーが展示されている「みずべ」のエリアには、食事を楽しむことのできる、ピクニックをコンセプトとしたお洒落なカフェ風のレストランがあります。

サンドウィッチのメニューを中心に、ホットドッグやドリンクメニューなどが選べます。

今回オススメするのは、数少ないご飯物のメニューで、ワニの形をした見た目が楽しい“ワニカレーです!

豆を混ぜ込んだ緑色のライスが特徴的で、具がゴロゴロと入った食べ応えのあるカレーです。

展示エリアの一角にあるので、ホワイトタイガーを眺めながら、ピクニック気分でお食事してみてはいかがでしょうか(^o^)

(2)水を食べる?!不思議なおやつ体験

ニフレルのもう一つの目玉が、「食べる水」です!

水といえばコップで「飲む」ものですが、ここニフレルでは「食べる」ことのできる水が販売してされています。

水羊羹のような見た目ですが、中身は水なんです。

滅多に体験できない商品なので、ニフレルにお越しの際にはぜひお試しください!

この食べる水は、上述のレストランのすぐ隣にあり、お食事と一緒に楽しむこともできますよ。

なお、すでにご案内の通り、ニフレルはエキスポシティの一部です。

エキスポシティ内にたくさんのレストランがありますので、混雑時や時間が合わない場合には、ニフレルの外にあるレストランを利用することもオススメします。

ニフレルの入館料とお得な割引情報

ニフレルへ行く前に必ず見て欲しいお得な割引情報です。

現在、ニフレルの入館料金は下記の通りとなっています。

  • 大人(高校生・16歳以上):2,000円
  • 子供(小・中学生):1,000円
  • 就学前(3歳以上):600円
  • 3歳未満:無料

20名以上の団体割引や学校での利用、福祉割引などが用意されています。

(1)ニフレルのペアチケット

大人の方は、17時以降の入館で使えるお得な「ペアチケット」があります。

通常では大人2名で4,000円のところ、ペアチケットは3,700円ですので2人で300円ほどお得になります。

窓口では16〜19時でしか購入できないのでご注意ください!

公式サイトのウェブチケットからはいつでもご購入可能です)

(2)ニフレルの年間パスポート

多くの水族館では、2回行けば元が取れる、という年間パスポートが多いですが、ニフレルには二種類の年間パスポートがあるのが特徴的です!

年齢区分 平日限定型 通年型
大人(高校生・16歳以上) 3,900円 5,900円
子供(小・中学生) 1,900円 2,900円
就学前(3歳以上) 1,100円 1,700円

平日だけ何度でも入れる平日限定型、休日にも何度でも入れる通年型か、使い方に合わせてお得なパスポートをご利用ください!

(3)ニフレルの割引情報

ニフレルは、JAFその他の割引はほとんどありません。

しかし、もしエキスポシティで一日中遊ぶ予定があるのであれば、セブンイレブンで購入できる以下のセットチケットがオススメです(大人限定です)。

ニフレルの隣にある観覧車は、当日券1,000円ですが、セットチケットは2,800円ですので、200円ほどお得にご利用できます。

ニフレルをご利用する時間帯やその他の施設利用の予定と合わせて、お得にお楽しみください!

ニフレルの営業時間

ニフレルの基本的な営業時間は10時00分〜20時00分です。

大型の商業施設に隣接し、大人向けのコンセプトであることから、一般的な水族館よりも遅めの営業時間となっています。

閉館時間の1時間前には入館できなくなりますのでご注意ください。

年中無休ですが、ゴールデンウィークなどには営業時間が早まりますので、具体的な日程を踏まえて事前に公式サイトを確認することをオススメします。

ニフレルのアクセスと駐車場

(1)電車でご利用の場合

ニフレルは万博記念公園の施設内にあるため、最寄駅はズバリ「万博記念公園駅」です。

改札を抜けて左に進むと、左手側に高速をまたいだ反対側に「太陽の塔」が見えてきます!

記念撮影をする人も多いので、人の流れについていけば迷うことはありません。

駅からは徒歩ですぐですので、ひたすらまっすぐ向かいましょう。

エキスポシティには映画館やレストラン、ガンダムショップなど、たくさんのアクティビティがありますので、一日中ゆっくりするつもりでお越しくださいね!

(2)車をご利用の場合

乗用車でお越しの場合には、エキスポシティを真っ直ぐ目指してください!

どちらの方向から向かうかによっても最寄りのICが異なりますが、

  1. 中国⾃動車道では中国吹田IC
  2. 名神⾼速道路や近畿自動車道では吹田IC

をご利用されることをオススメします。

一般道のご利用も含めた詳細は、ららぽーとエキスポシティの公式サイトにあるアクセスガイドをご参考にしてください!

感想・まとめ

生き物の展示方法や空間演出など、新しいコンセプトの水族館を目指すニフレル。

人気のホワイトタイガーだけでなく、生き物の生態を技や姿などの観点から魅せる展示にも注目です。

エキスポシティ全体で一日中楽しむこともできるニフレルで、ぜひゆっくりお楽しみください(^_^)

※ニフレルと同じ運営会社の「海遊館」についてはこちらの記事をご参考にしてください

海遊館完全ガイド|ジンベエザメ以外の見どころも!レビュー・お土産・レストラン情報

2018年4月30日

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