【最新更新6/28】新型コロナウイルスへの対応に関する水族館の休館情報まとめ




全国の水族館での新型コロナウイルスの感染防止に関する対応まとめです。

主に休館情報を中心に、対応状況をまとめています。

刻々と変化する状況に応じて今後も急遽の休館などが予想されるため、お出かけの際には必ず公式サイトや公式SNSアカウントなどをチェックするようにしましょう。

全国の水族館公式サイトリンクまとめ

2020年2月29日

新型コロナウイルスの対策には咳エチケット・手洗い・うがい・手の消毒などが推奨されています。

お出かけの際には、厚生労働省が発表しているQ&Aも参考に、感染・拡散の防止にご留意ください。

水族館では、感染拡大防止のため、換気の強化や消毒など様々な対応を進めています。

熱がある時には来館を控える、マスクの着用など、私たち一人一人の行動が大切ですので、ぜひ観覧マナーを守りましょう。

水族館によっては県を超えた来館や特定県からの来館の自粛をお願いしていますので事前に確認してください。

休館・営業再開を決定している水族館一覧

この記事の更新時間時点での休館や営業再開を決定した水族館は以下の通りです。

再開日について、通常の定期休館日などは含んでいないのでご注意ください。

なお、いずれも発表時点の情報であり、今後変更の可能性があります。

北海道・東北エリア

北海道

  • 北の大地の水族館     :4/20→5/25営業再開
  • 標津サーモン科学館    :4/18→5/27営業再開
  • 稚内ノシャップ寒流水族館 :3/21→5/30営業再開
  • 登別マリンパークニクス  :4/20→6/1営業再開
  • 氷海展望塔オホーツクタワー:4/25→6/1営業再開
  • オホーツクとっかりセンター:4/25→6/1営業再開
  • サケのふるさと千歳水族館 :4/185/6→6/1営業再開
  • 室蘭水族館        :4/245/6→6/1営業再開
  • おたる水族館       :4/205/6→6/1営業再開
  • サンピアザ水族館     :4/145/6→6/1営業再開
  • 札幌市豊平川さけ科学館  :4/145/6→6/2営業再開

青森県

  • 浅虫水族館        :4/11→5/21営業再開

岩手県

  • もぐらんぴあ       :4/25→5/7営業再開

秋田県

  • 男鹿水族館        :4/21→5/7営業再開

宮城県

  • アクアテラス錦ケ丘    :4/23→5/16営業再開
  • 仙台うみの杜水族館    :4/18→5/18営業再開

福島県

  • アクアマリンふくしま   4/18→5/18営業再開
  • いなわしろカワセミ水族館 :4/11→6/1営業再開

山形県

  • 加茂水族館4/6→5/18営業再開

北陸エリア

新潟県

  • 上越市立水族博物館うみがたり :4/19→5/11営業再開
  • マリンピア日本海       :4/21→5/11営業再開
  • 長岡市寺泊博物館       :3/1  →5/21営業再開

富山県

  • 魚津水族館          :4/1→5/18営業再開

石川県

  • のとじま水族館        :4/11→5/18営業再開

福井県

  • 越前松島水族館        :4/6→5/11営業再開
  • 福井県海浜自然センター    :4/4→5/19営業再開
  • 越前がにミュージアム     :4/4→6/1営業再開

関東エリア

栃木県

  • なかがわ水遊園    :4/84/23→5/16営業再開

茨城県

  • 大洗水族館      :4/10 →5/18営業再開
  • 山方淡水魚館     4/10〜 →6/2営業再開

埼玉県

  • さいたま水族館    :3/2〜 →6/22営業再開

東京都

  • 小笠原海洋センター  4/6→6/1営業再開 ※来島自粛要請中
  • 足立区生物園     :3/2→6/1営業再開
  • しながわ水族館    :3/3→6/1営業再開
  • アクアパーク品川   :2/29 →6/1営業再開
  • 板橋区熱帯環境植物館   4/4→6/2営業再開
  • 井の頭公園自然文化園水生物館:3/286/2営業再開
  • サンシャイン水族館  :3/3〜 →6/8営業再開
  • すみだ水族館     :3/1〜 →6/15営業再開
  • 葛西臨海水族園    :2/29〜 →6/23営業再開 ※予約制(1日3000名まで)
  • よみうりランド(アシカショー):4/2〜 →7/1営業再開

神奈川県

  • 新江ノ島水族館     :3/3→5/31営業再開
  • 油壺マリンパーク     : 3/4→6/1営業再開
  • 八景島シーパラダイス  :2/29 →6/1営業再開
  • 箱根園水族館      :4/11 →6/1営業再開
  • アクアリウムさがみはら :3/2→6/2営業再開
  • ヨコハマおもしろ水族館 :4/75/6→7/17営業再開

千葉県

  • 鴨川シーワールド   :4/4→6/1営業再開※千葉県民限定

山梨県

  • 富士湧水の里水族館  :2/29→5/22営業再開

長野県

  • 蓼科アミューズメント水族館:4/6  →5/17営業再開
  • 国営アルプスあづみの公園 :4/18→6/2営業再開

東海エリア

静岡県

  • iZoo            4/13→5/7営業再開
  • あわしまマリンパーク    :4/14→5/8営業再開
  • 沼津港深海水族館      :4/20→5/18営業再開
  • 熱川バナナワニ園      :4/20→5/22営業再開
  • ドルフィンファンタジー伊東 :4/10→5/24営業再開
  • 伊豆・三津シーパラダイス  :4/13→6/1営業再開
  • 下田海中水族館       :4/21→6/1営業再開
  • 浜名湖体験学習施設 ウォット:4/18→6/2営業再開
  • 東海大学海洋科学博物館   :3/27→6/22営業再開

愛知県

  • 南知多ビーチランド      :4/11→5/16営業再開
  • シーライフ名古屋       :4/10→5/23営業再開
  • 竹島水族館          :4/11→5/25営業再開
  • 名古屋港水族館        :3/2→5/25営業再開
  • ぎょぎょランド(赤塚山公園) :3/3→6/1営業再開
  • 碧南海浜水族館        :4/9→6/2営業再開

岐阜県

  • アクアトトぎふ     :4/7→5/19営業再開

三重県

  • 伊勢シーパラダイス   :4/11→5/12営業再開 ※予約制
  • 鳥羽水族館       :4/10→5/18営業再開
  • 志摩マリンランド    :3/26/5営業再開

関西エリア

滋賀県

  • 琵琶湖博物館     :2/28→6/2営業再開 ※常時400人まで(1日1200名まで)

大阪府

  • あくあぴあ芥川  3/2→5/22営業再開
  • 海遊館      :3/2→6/1営業再開 ※オンライン限定の予約制
  • ニフレル     :3/3→6/1営業再開 ※オンライン限定の予約制

京都府

  • 花園教会水族館           :2/28〜 →6/13営業再開 ※1時間最大5名(1日15名まで)
  • 京都水族館             :2/29〜 →6/15営業再開
  • 宮津エネルギー研究所 丹後魚っ知館 :3/3〜  →7/3営業再開

和歌山県

  • くじらの博物館     3/5→5/18営業再開
  • エビとカニの水族館   4/18 →5/21営業再開
  • ドルフィンベェイス   :~無期限→5/22営業再開
  • 串本海中公園センター  4/25 →6/1営業再開 ※海中観光船は運休
  • アドベンチャーワールド 4/7→6/1営業再開
  • 和歌山県立自然博物館  4/9→6/2営業再開
  • 京都大学白浜水族館   :3/31→6/3営業再開
  • ドルフィンリゾート   4/15 →6/20営業再開

兵庫県

  • 須磨海浜水族園    :4/4→5/28営業再開
  • 城崎マリンワールド  :4/9→6/1営業再開
  • 姫路市立水族館    :3/5→6/1営業再開
  • 淡路じゃのひれアウトドアリゾート:5/27〜 ※一部コースのみ再開

中国エリア

広島県

  • 宮島水族館      :3/30 →5/18営業再開
  • マリホ水族館     :/18→5/18営業再開

岡山県

  • 渋川マリン水族館  :4/6  →6/1営業再開
  • カブトガニ博物館  :4/18→5/26営業再開

鳥取県

  • かにっこ館 4/13→5/23営業再開

島根県

  • ゴビウス   :4/10→5/18営業再開
  • アクアス     4/10→6/1営業再開

山口県

  • なぎさ水族館        :4/18→5/18営業再開
  • 市立しものせき水族館海響館4/4〜 →6/19営業再開

四国エリア

香川県

  • 日本ドルフィンセンター:4/15→5/15営業再開
  • 四国水族館      :4/8 →6/1営業再開
  • 新屋島水族館     :/8〜 →7/1営業再開

徳島県

  • 日和佐うみがめ博物館カレッタ4/185/10→5/12営業再開

愛媛県

  • ドルフィンファームしまなみ:5/6まで→5/16営業再開
  • 虹の森公園おさかな館   :4/25 →5/18営業再開

高知県

  • 桂浜水族館      4/13〜  →5/11営業再開
  • むろと廃校水族館   :3/6〜  →5/18営業再開
  • 室戸ドルフィンセンター:4/18  →5/18営業再開

九州・沖縄エリア

福岡県

  • マリンワールド海の中道 :4/8→5/20営業再開
  • 北九州市水環境館    :5/185/27営業6/19営業再開

大分県

  • 番匠おさかな館    :4/18→5/16営業再開
  • うみたまご      :4/11→6/1営業再開
  • つくみイルカ島    :4/11→6/1営業再開

長崎県

  • 壱岐イルカパーク     4/3→5/7営業再開
  • 海きらら       :4/8 →6/1営業再開
  • 長崎ペンギン水族館  :4/10→6/1営業再開

熊本県

  • わくわく海中水族館シードーナツ :4/14→5/23営業再開

鹿児島県

  • かごしま水族館    :4/11→5/18営業再開

沖縄県

  • 美ら海水族館     :4/7〜6/1営業再開
  • DMMかりゆし水族館  5/25オープン

 

全ての水族館が休館となった4/25に書いた記事は下記のリンクをご覧ください。

日本のすべての水族館が閉まった日(コロナ禍と水族館経営)

2020年4月28日

私たち利用者にできること

水族館は、営業の有無に関わらず、生き物の飼育のために費用がかかっているため、休館することは経営的に大きな影響があります。

それでも、お客さん同士の感染を防止する社会的意義や、飼育スタッフへの感染によって十分な飼育が行えなくなる、といった最悪の事態を回避するためにイベントの中止や休館といった経営判断が行われています。

長く準備をしてきたイベントの中止はスタッフの方々にとっても辛いことです。

私たち利用者としては、まずは感染予防のための咳エチケット・手洗い・うがいなどをしっかりとした上で、水族館が休館の決定をした時にはそれを尊重し、事態が収束した時には思い切り水族館へ遊びに行きたいですね!

参考情報(水族館の対応に関する考察)

以下は、3月上旬に記載したもので、最近の状況とは一致しない内容も含まれます

全国の水族館での一連の休館に関する情報に関連して、その判断の背景や対応の特徴などについて、簡単な考察をご紹介します。

ライターのTwitterアカウントでのツイートを引用したもので(若干修正)、少し難しい表現なども含まれていますが、特に興味のある方への参考情報としてご紹介するものです。

水族館の休館に伴う経営への影響

サンリオやディズニーの休園決定で時間の問題と思われた水族館での対応ですが、一気に休館を決定した水族館が出てきました。統計的には、水族館の2月の来館者数は年間で最も低い時期ですが、飼育にかかる費用は変わらない中で収入が大きく減るため、水族館の経営にとって深刻な影響があります。

休館期間については、2/29〜3/15(土日を含む形での2週間)という形が基本となり、直近の土日を含むかどうか、元々の休館曜日などの関係で若干前後してますね。月末の厚労省や政府の発表「ここ1、2週間が正念場」に対応した形と理解しました。行政の要請を直接引用する施設もありました。

休館について民営・公営などの傾向はあまり見られませんね。地理的には、人口の多い都市部や緊急事態宣言のあった北海道などに多く、中国・四国・九州沖縄では皆無という状況です※。これに、西武・オリックスなどの系列グループ判断も加わったという印象です。休館だけが是ではなく、状況に応じて、と理解すべきです。

※その後、海響館や美ら海水族館など、当該エリアでの休館も発表されています

今回は休館情報に限定しましたが、このタイミングでイベントプログラム・一部施設の閉鎖などで対応する施設はたくさんありました。また、ほとんどの施設で消毒の設置などの情報を発信しています。一方で、全く情報がなかったり、SNSだけのようなケースもあり、リスク管理面での課題も感じるところです。

コロナウイルス感染予防のためのショー・イベント等の中止

各施設の情報をまとめていて、特徴的だったことを少しご紹介。特に思い切ったのは、油壺マリンパークですね※。各種イベントの停止に伴い入館料を半額にしました。追加的なプログラムはいいのですが、誰でも参加できるイベントをやめる場合は減額、というのは少なくても理論的には適切ですね。

※その後、越前松島水族館も同じく期間中の入館料を半額にすると発表しました

イルカショーをやるかどうか、というのは各施設での大きな判断の一つだったと思います。実際に、イルカショー以外は全てやめるとか、バックヤードツアーだけやめる、という様々なパターンがありました。全体を通じて「滞留」を避ける、ということを軸として合理的な判断が行われているように感じます。

色々ある中で、ハンズオン展示の中止、というのはなるほどと思いましたね。ハンズオンの定期的な消毒という対応をしている施設も多いですが、接触感染防止としては触らせない、というのがベストかと。しかし、実際にはどうやってるんでしょうか、取り外せないものもありそうですが、、

変わったパターンとしては、海遊館が2/29と3/1の土日に「整理券」を配布し、混雑をコントロールしています。わざわざ事前告知していたので、通常よりも入場を絞っていると推測します。都市型の水族館における対処としては理想的だと思います。そんな海遊館も、本日付で3/2からの休館が決定しました。

最後に、これは極めて難しい判断だったなと思うのがニフレルですね。2/28から新エリア公開・5周年記念キャンペーン開始で、限定パスポートなどもこの日に合わせて準備していた様子で、現時点で休館の情報無しです。スタッフに合言葉を伝えてプレゼントをゲット!だけは中止のご判断をお勧めします。

まとめと今後の対応

今回こうしたまとめをしたのは、利用者の方々に向けた情報提供という側面もありつつ、私自身の主な目的は、水族館のリスク対応状況を把握するためと、休館の決定・休館期間が経営的にどう影響したかを後で検証するためです。研究結果は秋以降でしょうが、、またご紹介できれば幸いです。

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