碧南海浜水族館は、碧南市の教育委員会が運営しており、アットホームな雰囲気のある水族館です。
地元の海や川に生息する生き物はもちろん、魚に限らず、また世界の様々な種類の生き物も展示されています。
地域に根ざした水族館で、小さなお子様に嬉しいコンテンツも充実しています(^ ^)
そんな碧南海浜水族館の魅力をご紹介します!
Contents
碧南海浜水族館の見どころと所要時間
碧南海浜水族館は、比較的コンパクトな水族館で、展示を観るだけであれば所要時間は1時間程度です。
ただし、後ほどご紹介するように、お子さんがゆっくり楽しめる様々な工夫があるため、イベントなどに参加すれば1時間半〜2時間程度は楽しめます。
碧南海浜水族館は、主に以下のような見どころがあります。
- 「日本の生き物」にこだわった展示で楽しく学べる!
- 迫力の大水槽!お子様連れに嬉しいキッズコーナー
- 魚以外も魅力たっぷり!クラゲやタコが美しい
見どころその1:「日本の生き物」にこだわった展示で楽しく学べる!
碧南海浜水族館では、展示する生き物にこだわりのテーマがあります。
それは、日本の海や川に生息している種類に限定した「日本の生き物」へのこだわりです。
もちろん、日本全国を回ってすべて捕獲してくることは難しいので、外国を泳いでいた魚なども含まれますが、展示されている種類は全て日本で見ることのできることにこだわっています!
まずは地元を、ということで、碧南市の港を再現した「野間灯台周辺の海」をテーマに、灯台から伊勢湾を眺めた時の風景を再現した展示がこちらです。
知多半島周辺に生息する生き物へのこだわりはもちろんのこと、背景には、飛行機や船を実際に見える大きさで描くことにもこだわっているので、ぜひチェックしてみてください!
可愛いハリセンボンなども泳いでいて、地域の意外な多様性を感じられます。
もちろん、冷たい海から暖かい海まで、まるで世界中の海をテーマにしたような様々な種類の生き物にも出会うことができます!
様々な水槽の形があり、色鮮やかな生き物達の細かな模様までじっくり楽しむことができます。
例えば、映画“ファインディングニモ”シリーズの「ドリー」でおなじみのナンヨウハギや、
網目模様が美しいチョウチョウウオの仲間達。
変わった形が特徴的なナポレオンフィッシュ(メガネモチノウオ)など、日本には多種多様な生き物が生息していることを自然に感じることができます。
しかし、綺麗や面白いだけで終わらないのが、教育活動を大切にする碧南海浜水族館の素晴らしさ。
例えば、美しい海を汚してしまうゴミの問題。
また、イタセンパラなどの絶滅が危惧される貴重な生き物の保護や研究にも取り組んでいます。
変わったところでは、名古屋城外堀と矢作古川で捕獲された外来種“アリゲーターガー”の標本が展示されています。
迫力ある鋭い表情を見ていると、自然の脅威がよりリアルに感じられます。。
楽しみながらも大切なことを学び、大切な海や川を守っていきたいですね。
見どころその2:魚以外も魅力たっぷり!クラゲやタコが美しい
ここまでは魚を中心にご紹介してきましたが、碧南海浜水族館では、魚以外の生き物達も魅力がたっぷりです!
まず、館内すぐに現れるのがクラゲのコーナー。
透き通るようなクラゲの種類も色々で、複雑な波模様が綺麗なアマクサクラゲ。
定番のミズクラゲ。
そして長い触手が幻想的なアカクラゲです。
そのほかにも、自由に水槽内を動き回るマダコや、
鮮やかな黄色が美しいイボヤギは、普段あまり注目されないイソギンチャクの魅力を改めて気づかせてくれます。
なお、碧南海浜水族館は日本で初めてイボヤギの繁殖に成功しています!
館内には、通常の品種を紹介するパネルだけでなく、エビやカニに関する雑学が身につく楽しいパネルなどもあるので、ぜひ探してチェックしてみてくださいね(^ ^)
さらに、両生類や爬虫類などにも注目です!
まずはこちらのモリアオガエル、キョロっとした可愛い目や、ガラスに張り付く姿がとてもキュートです。
可愛いだけでなく、ここでもカエルのことをもっと知るためのパネルが用意されていますので要チェックです。
とりわけ碧南海浜水族館で目立つのが、様々な種類のカメです!
カメの解説パネルでも、意外と知らないカメの生態が学べます。
屋内外のあちこちでカメの姿が見られ、ウミガメの保護などにも取り組んでいます。
愛知県におけるカメの問題についても、分かりやすくまとめられているので、特にカメの飼育をしている・考えている方はぜひ読んでもらいたいパネルとなっています。
見どころその3:迫力の大水槽!お子様連れに嬉しいキッズコーナー
最後にご紹介する見どころが、碧南海浜水族館で最大となる大水槽です。
館内入ってすぐの広間で、右手側に大きく現れます。
大きな水槽の中では、大型の魚を中心にサメやエイなど様々な生き物が泳いでいます。
ちなみに、サメとエイは一見全く違った魚に見えますが、実はとても近い仲間です。
よく見ると、外見からも似ているところがあるので、ぜひじっくり見て見てくださいね!
また、大水槽の目の前には、お子様が楽しめるキッズコーナーがあります。
絵本やぬいぐるみもあるので、大水槽を眺めつつ、ゆっくりとした時間を過ごすことができます。
さらにお子様に人気の「ペーパーキャップ」は、この後の「おすすめ注目ポイント」でご紹介します!(^ ^)
また、こちらの大水槽ではありませんが、館内では他にも大きな魚が泳ぐ水槽があります。
例えば、こちらのズラッと並んでいるのはアカメ。
主に大型の魚などに近づき、身体についた寄生虫などを取り除いてくれることから「海の掃除屋」と呼ばれるホンソメワケベラと一緒に展示されています。
リラックスしたように横たわって身をまかせる様子は、まさに「共生」という自然界の知恵を感じられます。
大きな水槽でも、ぜひ一匹一匹や生き物達の動きに注目してみてくださいね!
碧南海浜水族館のここがスゴイ!おすすめ注目ポイント!
(1)作って楽しい!生き物ペーパーキャップ
たくさんの生き物に出会える碧南海浜水族館。
キッズコーナーにも、小さなお子様に嬉しい工夫があります。
それがこのペーパーキャップです!
海や川に生息する生き物達をモチーフにした帽子型の折り紙で、自分で組み立てて遊ぶことができます。
作り方も簡単で、手順なども丁寧に紹介されています。
随時に新しいシリーズも出ているので、何度も楽しめること間違いなしです。
1つ、たったの50円ですので、来館の思い出にぜひお楽しみください!
また、もう少し手先の器用さが求められるのが、こちらの折り紙。
碧南海浜水族館のオリジナル商品で、1セットの中にたくさんの種類が入っています。
なお、全てこの場で折る必要はなく、館内では数枚を楽しみ、あとはご家庭で引き続き楽しむこともできますので、安心してご利用ください!
(2)チンアナゴの骨まで丸見え?!透明標本が美しい!
最近色々なところで見られるようになって来た透明標本。
特殊な溶液に漬けることで、魚などの身の部分だけが無くなり、骨格だけの標本となっています。
言葉にするとちょっと強烈ですが、実物はインテリアとして飾りたくなる美しさです。
魚の透明標本は、焼き魚を食べ終えたような感じではありますが、よく観察すると魚によって少しずつ骨格の違いがあり、とても面白いです。
ここでの注目は、人気のチンアナゴの透明標本です!
普段は砂に潜った状態で、何となく細長いということだけは分かりますが、骨格標本となると、こんな姿を観ることができます!
文字通りアナゴというか、ウミヘビというか、少しいつもと違った印象で、とても惹きつけられました。
ちなみに、実際のウミヘビはこんな感じで、かなり違った雰囲気ですね!
色々な種類の生き物が骨格標本になっていますので、ぜひじっくりお楽しみください!
碧南海浜水族館のグッズとお土産
碧南海浜水族館には、残念ながらギフトショップがありません。
この後すぐにご紹介するレストラン“台所”の前にガチャガチャがあり、これが唯一のグッズ販売の場所となります。
その他にお持ち帰りできるものとすると、注目ポイントでご紹介したように、ペーパーキャップなどのお子様向けのアイテムが中心となります。
また、時期によってカサにイラストを描くなど、工作系のイベントが開催されていることも多々ありますので、機会があればぜひ体験していってくださいね!
碧南海浜水族館の飲食とレストラン
碧南海浜水族館の建物内には“台所”という名前のレストランがあります!
こちらは一般の飲食店が運営しているため、海鮮丼など水族館らしさ溢れる海の幸をふんだんに楽しめるというレストランというわけではありません。
オムライスが中心で、ハヤシソースやホワイトソースなど、ソースに様々な種類が用意されています。
ただ、サブメニューにはイカリングやエビフライ、アジフライにカキフライなど、魚介類を使った料理も多いですね。
水族館の周りにはあまりレストランがないため、ランチにその他のメニューを楽しみたい場合には、碧南駅や碧南中央駅まで向かうことをオススメします!
碧南海浜水族館の入館料とお得な割引情報
碧南海浜水族館の入館料金は下記の通りとなっています。
- 大人(15歳以上):540円
- 子供(4歳以上15歳未満):220円
- 4歳未満:無料
碧南市の教育委員会が運営していることもあり、かなりリーズナブルな価格設定がされていますね。
さらに、碧南市内の幼稚園・保育園・小学生・中学生はなんと無料で利用することができます!
その他、基本となる割引として、団体割引や福祉割引などが用意されています。
お得な年間パスポートもあるので、3回以上利用される方にはオススメですよ!
碧南海浜水族館の営業時間と休館日
碧南海浜水族館の基本的な営業時間は9時00分〜17時00分です。
閉館時間の30分前には入館できなくなりますのでご注意ください。
また、毎週月曜日(休日の場合には翌平日)は休館日ですので、利用することができません!
ゴールデンウィークや夏休みなどでも変則的な時間設定などはありませんが、カレンダーにイベント情報なども掲載されていますので、お出かけ前には公式サイトもご確認ください。
碧南海浜水族館のアクセスと駐車場
碧南海浜水族館は、碧南市に位置し、名古屋市内から約40kmで概ね1時間程度の距離にあります。
電車の場合と車の場合とで、アクセスをご紹介します。
(1)電車の場合
電車の場合には、碧南中央駅又は碧南駅が最寄り駅となります。
いずれも最寄駅からはわずか1km程度なので、約15分も歩けば到着できます。
なお、それぞれの駅では以下のような巡回バスがあります。
- 碧南中央駅:市内巡回バス(無料)
- 碧南駅:くるくるバス
しかし、ここで注意すべきポイントは、碧南駅を通る「くるくるバス」は水族館に停車しません!
少し複雑なのですが、「くるくるバス」にも、水族館に停車するバスはあります。
どういうことかと言うと、「くるくるバス」には大きく分けて4つのコースがあり、そのうち「市内内回り」と呼ばれる2つのコースは、水族館に停車しないのです。
この2つのコース(市内内回り)というのが碧南駅を通過し、もう2つのコース(市内外回り)は碧南駅を通過しません。
こうした理由で、碧南駅から乗ることのできる「くるくるバス」では水族館に降りることができないのです。
そのため、水族館までバスを利用する場合には、碧南中央駅からお越し頂く必要がありますのでご注意くださいね!
(2)車の場合
名古屋市内から車で向かう場合には、大きく二つのルートが考えられます。
- 西側から知多半島を通るルート
- 東側から国道23号線を通るルート
いずれの場合でも、名古屋高速大高線を経由することになります。
距離も時間もあまり変わらないため、その時の道路状況を踏まえて、混雑の少ないルートを選択してください。
また、どちらのルートの場合にも、水族館の手前で国道247号線を通ります。
碧南は工場地帯であり、国道247号線は大型トラックなどがたくさん走っています。
途中で水族館の看板も見えてきますが、トラックが多いと気付きにくいときもあるので、水族館に近づいてからは、周りを特に気にしながら車線などに注意してくださいね!
なお、駐車場は200台程度分と広めですので、駐車できないということはほとんど心配いりません。
碧南海浜水族館の感想・まとめ
小さな水槽から大きな水槽まで、魚に限らず様々な生き物の魅力を感じることのできる碧南海浜水族館。
地域密着型の水族館として、工作やキッズコーナーなども充実していて小さなお子様連れの憩いの場ともなっています。
見慣れた生き物の意外な一面や新たな発見が見つかるかもしれませんので、ぜひお越しください(^_^)
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